2023.06.04
◇第107回日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)4日目
ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の最終日に男子走高跳が行われ、男子砲丸投は奥村仁志(東京陸協)が5回目に日本歴代7位タイとなる18m42をプットして初優勝を果たした。
3回目に18m36を投げた岩佐隆時(Team SSP)がトップに立つ。同じ福井出身の先輩を意識して「力んでしまいました」。投てき自体も「なかなか指にかからなくて、形が良くなかった」。5回目は国士大時代から指導を受ける岡田雅次コーチから発破をかけられ「気持ちで投げました」。18m42の自己新で逆転すると、6回目にも18m27を投げて見事に優勝した。
相撲でも活躍していた中学時代に砲丸投で中学記録を出し、全中でも優勝。敦賀高では基礎体力と投てきの『いろは』を学んだ。大学から本格的に回転投法に着手し、最後の日本インカレでは18年ぶり大会新となる18m06で優勝している。
奥村は「あまり記録は目標にしない」。それよりも目の前のことをコツコツと積み上げ「自己ベストを目指していく」のがスタンスだ。この日は「自力がついたとは思いますが、まだまだいけた」と言い、「次は18m43を目指します」と笑った。
【動画】回転投法で日本歴代7位タイ! 奥村仁志の投てきをチェック!
男子砲丸投日本歴代10傑
18.85 中村 太地(チームミズノ) 2018. 5.20 18.78 畑瀨 聡(群馬綜合ガードシステム) 2015. 6.28 18.64 山田壮太郎(法大4) 2009.10. 5 18.64 武田 歴次(栃木県スポ協) 2021. 6.27 18.53 野口 安忠(日大4) 1998. 5. 3 18.43 村川 洋平(スズキ自販) 2006. 7. 2 18.42 アツオビン・ジェイソン(福岡大2) 2022. 4.16 18.42 奥村 仁志(東京陸協) 2023. 6. 4 18.36 岩佐 隆時(Team SSP) 2023. 6. 4 18.29 森下 大地(第一学院高教) 2020. 8.22
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.10.05
大東大が接戦制して2年連続5度目のV 帝京科学大が初の全国出場決める/関東大学女子駅伝
2024.10.05
リレー日本一を懸けた2日間!“リレフェス”ではさまざまなイベントも/日本選手権リレー
2024.10.04
東京五輪マラソン代表の服部勇馬が地元で一日警察署長!「できる限りのことを発信」
-
2024.10.04
-
2024.10.03
-
2024.10.02
2024.09.28
篠原倖太朗が13分15秒70!屋外の日本人学生最高「チームが勢いに乗れれば」/ACC新潟
-
2024.09.29
-
2024.09.28
2024.09.19
アシックスから安定性と快適性を追求したランニングシューズ「GT-2000 13」が登場!
-
2024.09.17
-
2024.09.28
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.10.05
大東大が接戦制して2年連続5度目のV 帝京科学大が初の全国出場決める/関東大学女子駅伝
10月5日、第42回全日本大学女子駅伝の関東地区予選を兼ねた第30回関東大学女子駅伝が千葉県印西市の6区間34.4kmのコースで行われ、大東大が1時間53分01秒で2年連続5回目の優勝を飾った。 大東大は1区、2区をいず […]
2024.10.05
リレー日本一を懸けた2日間!“リレフェス”ではさまざまなイベントも/日本選手権リレー
◇第108回日本選手権リレー(10月5、6日/東京・国立競技場) リレー日本一を懸けた第108回日本選手権リレーが10月5日、6日に行われる。併催される「みんなでつなごうリレーフェスティバル2024(リレフェス)」は、誰 […]
2024.10.04
東京五輪マラソン代表の服部勇馬が地元で一日警察署長!「できる限りのことを発信」
東京五輪男子マラソン代表の服部勇馬(トヨタ自動車)が10月4日、地元・新潟県十日町市の「一日警察署長」に任命された。 トヨタ自動車陸上長距離部のSNSでは警察の制服に身を包んだ服部の様子を公開。特殊詐欺への注意を呼びかけ […]
2024.10.04
編集部コラム「自分なりの秋」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
Latest Issue 最新号
2024年10月号 (9月13日発売)
●Paris 2024 Review
●別冊付録/学生駅伝ガイド 2024 秋
●福井全中Review
●東京世界選手権まであと1年
●落合晃の挑戦