2023.06.04
6月2日、3日の両日、米国・テネシー州ナッシュビルで世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・シルバーの「ミュージックシティ・トラックカーニバル」が行われ、初日の男子棒高跳でKc.ライトフット(米国)が世界歴代3位の6m07で優勝した。
ライトフットは23歳。高校時代から全米ジュニア選手権で入賞するなど活躍を続け、21年には東京五輪4位の実績を持つ。ただ、室内では6m00を跳んでいるものの、屋外は5m87がベスト。昨年の全米選手権も5位に終わり、オレゴン世界選手権出場を逃している。
今季屋外2戦目となった今大会では、5m50から跳び始めると、5m70、5m80と1回で成功。屋外ベストとなる5m92を2回目で成功して波に乗ると、6m00も1回でクリアした。6m07を2回目に跳んだライトフットは、S.ケンドリックス(米国)の北米記録も更新。世界記録保持者のA.デュプランティス(スウェーデン)に先んじ、今季屋外6m台一番乗りとなった。
2日目の女子100mでは18歳のS.ジャクソン(米国)が10秒89(+0.9)の全米高校新記録を樹立。19年世界選手権200m銀のB.ブラウン(米国)らを抑えて、殊勲の優勝を飾った。
女子100mハードル予選では東京五輪銀メダリストのK.ハリソン(米国)が12秒40をマーク。男子100mはB.カーンズ(米国)が自己タイの10秒02(+0.5)で制した。
男子棒高跳世界歴代10傑をチェック
6.21 A.デュプランティス(スウェーデン) 2022. 7.24 6.14 S.ブブカ(ウクライナ) 1994. 7.31 6.07 Kc.ライトフット(米国) 2023. 6. 2 6.06 S.ケンドリックス(米国) 2019. 7.27 6.05 M.タラソフ(ロシア) 1999. 6.16 6.05 D.マルコフ(豪州) 2001. 8. 9 6.05 R.ラヴィレニ(フランス) 2015. 5.30 6.04 B.ウォーカー(米国) 2008. 6. 8 6.03 O.ブリッツ(南アフリカ) 1995. 8.18 6.03 J.ハートウィグ(米国) 2000. 6.14 6.03 T.B.ダ・シルヴァ(ブラジル) 2016. 8.15 <【動画】ライトフットの歴代3位ジャンプをチェック
American Record. #3 all time. 6.07 pic.twitter.com/9HJcUB5Vjb
— KC Lightfoot (@kcltft) June 3, 2023
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
-
2024.04.28
2024.04.26
やり投・北口榛花 五輪シーズン初戦へ「結果がどうであれ次につなげられれば」/DL蘇州
2024.04.12
40年以上の人気シューズ”ペガサス”シリーズの最新作!「ナイキ ペガサス 41」が登場!
-
2024.04.26
-
2024.04.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.04.28
日本勢は金メダル8個獲得 中長距離で5種目制覇 記録では渕上翔太400mH49秒97、中谷魁聖が走高跳2m19をマーク/U20アジア選手権
◇第21回U20アジア選手権(4月24日~27日/UAE・ドバイ) 4日間の大会が終了し、男女合わせて29名が出場した日本勢は金メダル8個を含む21のメダルを獲得。昨年6月に韓国で行われた前回大会(金14個、メダル総数で […]
2024.04.28
バレガ5000m12分55秒68の大会新V 前週世界新のデュプランティスは6m00 3000m障害のチェプコエチも2連勝/DL蘇州
中国・蘇州で4月27日、ダイヤモンドリーグ(DL)第2戦が開催され、男子5000mでは東京五輪10000m金メダルのS.バレガ(エチオピア)が12分55秒68の大会新で優勝した。 バレガは現在24歳。18年にこの種目で1 […]
2024.04.28
織田記念スタートリスト発表 男子100m坂井隆一郎は最終エントリーせず 山縣亮太や多田修平、東田旺洋が出場へ
第58回織田幹雄記念国際大会(4月29日/広島広域公園陸上競技場)のスタートリストが4月28日、発表された。 GP(グランプリ)男子100m予選1組は、4レーンに多田修平(住友電工)。2組には4レーンにデーデー・ブルーノ […]
2024.04.28
【高校生FOCUS】女子中距離・久保凛(東大阪大敬愛高)ターゲットはインターハイ連覇と日本選手権V
FOCUS! 高校生INTERVIEW 久保 凛 Kubo Rin 東大阪大敬愛高2大阪 活躍中の注目高校アスリートをフォーカスして紹介するコーナー!今回は昨年の北海道インターハイ女子800mチャンピオンの久保凛選手( […]
2024.04.28
社会人初戦を迎える村竹ラシッド 日本選手権やパリ五輪を見据え「冬季の成果を確かめたい」/織田記念
第58回織田幹雄記念国際大会(4月29日)を前日に控えた4月28日、会場の広島広域公園陸上競技場(ホットスタッフフィールド広島)で出場選手の会見が行われた。 男子110mHに出場する村竹ラシッド(JAL)は、この春に順大 […]
Latest Issue 最新号
2024年5月号 (4月12日発売)
パリ五輪イヤー開幕!