HOME 国内

2023.06.01

男子5000mは國學院大・青木瑠郁が制す!昨年の悔しさ「やり直しと思って大阪に来た」/U20日本選手権
男子5000mは國學院大・青木瑠郁が制す!昨年の悔しさ「やり直しと思って大阪に来た」/U20日本選手権

男子5000mで優勝した青木瑠郁(左端)。國學院大勢は青木を含め4人が入賞した。青木から右へ8位後村光星、3位野中恒亨、5位辻原輝。

◇第39回U20日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)

20歳未満が出場するU20日本選手権の1日目に男子5000mが行われ、青木瑠郁(國學院大)が13分59秒79で優勝した。

「昨年、吉岡くん(大翔)くんに負けて悔しい思いをしたので、やり直しという意味で大阪に来ました。勝ててうれしいです」

広告の下にコンテンツが続きます

表情は崩さなかったが、勝ちきった安堵感と自信がみなぎる。

「今回は引っ張って勝ちたいと思っていました」。その言葉通り、積極的な走りを見せる。途中、後輩の野中恒亨が前に出る場面もあったが、「残り2kmで前に出た選手を利用しながら、最後は前に出ました」と一気に勝負をつけた。

「早生まれで出る以上、しっかり勝ちきらないといけない。関東インカレ以降、しっかり調整してきました。逃げ切れたのは今後につながります」

広告の下にコンテンツが続きます

後輩たちは「ガンガンきてくれて勢いがある」。今回も「勝ちますよ」と言ってくるほどで、その刺激がチームに好循環を生み出し、青木も「負けられない」と日々、切磋琢磨でいている。

秋に向けて「課題はスタミナ面。夏合宿でも昨年は1000km走っても平林(清澄)さんたちは1200km走っている。1000km走ってからの200kmの差は大きい」と言う。

大学2年目を迎えた國學院大期待のランナー。『日本一』を背にさらなる飛躍を遂げそうだ。

◇第39回U20日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居) 20歳未満が出場するU20日本選手権の1日目に男子5000mが行われ、青木瑠郁(國學院大)が13分59秒79で優勝した。 「昨年、吉岡くん(大翔)くんに負けて悔しい思いをしたので、やり直しという意味で大阪に来ました。勝ててうれしいです」 表情は崩さなかったが、勝ちきった安堵感と自信がみなぎる。 「今回は引っ張って勝ちたいと思っていました」。その言葉通り、積極的な走りを見せる。途中、後輩の野中恒亨が前に出る場面もあったが、「残り2kmで前に出た選手を利用しながら、最後は前に出ました」と一気に勝負をつけた。 「早生まれで出る以上、しっかり勝ちきらないといけない。関東インカレ以降、しっかり調整してきました。逃げ切れたのは今後につながります」 後輩たちは「ガンガンきてくれて勢いがある」。今回も「勝ちますよ」と言ってくるほどで、その刺激がチームに好循環を生み出し、青木も「負けられない」と日々、切磋琢磨でいている。 秋に向けて「課題はスタミナ面。夏合宿でも昨年は1000km走っても平林(清澄)さんたちは1200km走っている。1000km走ってからの200kmの差は大きい」と言う。 大学2年目を迎えた國學院大期待のランナー。『日本一』を背にさらなる飛躍を遂げそうだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.18

高3・久保凛800m予選2分02秒84で7着に終わる 準決勝届かずも終盤で意地見せる/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、女子800m予選3組に出場した久保凛(東大阪大敬愛高)は2分02秒84の7着となり、この種目で日本人初の準決勝進出 […]

NEWS 5000m田中希実が超ロングスパートで2大会連続決勝!「透明な気持ちを走りから放てるように」/東京世界陸上

2025.09.18

5000m田中希実が超ロングスパートで2大会連続決勝!「透明な気持ちを走りから放てるように」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、女子5000m予選1組に出場した田中希実(New Balance)は、14分47秒14の5着で2大会連続の決勝進出 […]

NEWS 10000m6位の廣中璃梨佳 5000m予選15分10秒68で13着 決勝進出ならずも中盤まで独走/東京世界陸上

2025.09.18

10000m6位の廣中璃梨佳 5000m予選15分10秒68で13着 決勝進出ならずも中盤まで独走/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、女子5000m予選2組に出場した廣中璃梨佳(日本郵政グループ)は15分10秒68で13着に終わり決勝には届かなかっ […]

NEWS 山本有真は5000m予選15分36秒29で18着 決勝進出ならずも中盤まで先頭集団を牽引/東京世界陸上

2025.09.18

山本有真は5000m予選15分36秒29で18着 決勝進出ならずも中盤まで先頭集団を牽引/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、女子5000m予選1組に出場した山本有真(積水化学)は15分36秒29で組18着となり、決勝進出とはならなかった。 […]

NEWS 5000m予選・田中希実は14分47秒14で5着通過 4大会連続の決勝進出/東京世界陸上

2025.09.18

5000m予選・田中希実は14分47秒14で5着通過 4大会連続の決勝進出/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、女子5000m予選1組に登場した田中希実(New Balance)は14分47秒14で5着となり、4大会連続の決勝 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top