HOME 国内、大学

2023.05.13

須藤美桜 涙の400mV「何度も辞めようと思ったけど…」日体大の主将の意地/関東IC
須藤美桜 涙の400mV「何度も辞めようと思ったけど…」日体大の主将の意地/関東IC

23年関東インカレ女子400mを制した須藤美桜

◇第102回関東インカレ(5月11日~14日/神奈川・ギオンスタジアム相模原)2日目

関東インカレ2日目に行われた女子400mは須藤美桜(日体大)が54秒91で初優勝を飾った。

広告の下にコンテンツが続きます

思わず涙がこぼれる。「大学に入ってから勝てないことが多くて……」。中学時代に200mでジュニア五輪6位の実績を持ち、神奈川から名門・東京高へ進んだ。400mの適性を見出されると、2年時にインターハイ6位、国体3位、U18日本選手権優勝と活躍。3年目もインターハイ3位、国体では54秒18のベストを出して優勝した。

しかし、日体大では環境の変化やケガに苦しむことも多くなる。そんな中でも1年目に関東インカレと日本インカレで4位、2年目も関東インカレと日本インカレで2位、昨年も日本インカレ6位と安定感を誇った。特に4×400mリレーでの力強い走りは、高校時代から見せ場の一つ。

最終学年は名門・日体大の主将に就任。東京高の先輩でもある髙橋真由からバトンを受け継いだ。「何度も陸上を辞めようと思ったけど、負けたくない、もう1回かっこいい姿を見せたいと思ってやってきました」。

自己ベストは高3の国体から動いていない。それでも「まさか出せるとは」といった54秒台は2年ぶり。走りは「覚えていないです」。無我夢中で駆け抜けた。

同学年には髙島咲季(青学大)らロングスプリントで強い選手がそろっていた。同じように大学で苦しんできたが、「みんなの分も、じゃないですが、あきらめなければ結果が出るというところを見せたかったです」。

競技は大学で辞めるつもりでいる。やり残したことはある。「このタイムではまだまだなのはわかっています」。過去の自分を超える。そして日本インカレでの4年連続入賞は、最も高い場所に立つつもりでいる。

◇第102回関東インカレ(5月11日~14日/神奈川・ギオンスタジアム相模原)2日目 関東インカレ2日目に行われた女子400mは須藤美桜(日体大)が54秒91で初優勝を飾った。 思わず涙がこぼれる。「大学に入ってから勝てないことが多くて……」。中学時代に200mでジュニア五輪6位の実績を持ち、神奈川から名門・東京高へ進んだ。400mの適性を見出されると、2年時にインターハイ6位、国体3位、U18日本選手権優勝と活躍。3年目もインターハイ3位、国体では54秒18のベストを出して優勝した。 しかし、日体大では環境の変化やケガに苦しむことも多くなる。そんな中でも1年目に関東インカレと日本インカレで4位、2年目も関東インカレと日本インカレで2位、昨年も日本インカレ6位と安定感を誇った。特に4×400mリレーでの力強い走りは、高校時代から見せ場の一つ。 最終学年は名門・日体大の主将に就任。東京高の先輩でもある髙橋真由からバトンを受け継いだ。「何度も陸上を辞めようと思ったけど、負けたくない、もう1回かっこいい姿を見せたいと思ってやってきました」。 自己ベストは高3の国体から動いていない。それでも「まさか出せるとは」といった54秒台は2年ぶり。走りは「覚えていないです」。無我夢中で駆け抜けた。 同学年には髙島咲季(青学大)らロングスプリントで強い選手がそろっていた。同じように大学で苦しんできたが、「みんなの分も、じゃないですが、あきらめなければ結果が出るというところを見せたかったです」。 競技は大学で辞めるつもりでいる。やり残したことはある。「このタイムではまだまだなのはわかっています」。過去の自分を超える。そして日本インカレでの4年連続入賞は、最も高い場所に立つつもりでいる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.05.06

赤坂の空へ大ジャンプ!セイコーGGPプレイベント「ストリートボウタカin赤坂サカス」開催

5月17日に開催されるセイコーゴールデングランプリへの機運醸成を目指したプレイベント「ストリートボウタカin赤坂サカス」が5月6日、TBS社屋前の赤坂Sakas広場で開催された。 広場には棒高跳のピットが設置され、それを […]

NEWS 「メットガラ」にデュプランティスが登場! セレブたちと競演

2026.05.06

「メットガラ」にデュプランティスが登場! セレブたちと競演

米国・ニューヨークのメトロポリタン美術館で、5月4日に恒例の「メットガラ」が開かれ、陸上界からは男子棒高跳世界記録保持者のA.デュプランティスが参加した。 「メットガラ」はファッション誌『VOGUE』の編集長アナ・ウィン […]

NEWS 【男子八種競技】北村澪音(洛南高3京都) 5995点=高校歴代9位

2026.05.05

【男子八種競技】北村澪音(洛南高3京都) 5995点=高校歴代9位

第79回京都府高校対校選手権大会の京都市内ブロック予選会が5月3日、4日の両日、たけびしスタジアム京都で行われ、男子八種競技で北村澪音(洛南高3京都)が高校歴代9位の5995点をマークした。 中学時代に全中四種競技で優勝 […]

NEWS 世界リレーで北京世界陸上決定 男子マイル・今泉堅貴「最大の目標は達成」決勝逃したことは「反省」

2026.05.05

世界リレーで北京世界陸上決定 男子マイル・今泉堅貴「最大の目標は達成」決勝逃したことは「反省」

ボツワナで行われた世界リレーを終え、北京世界選手権出場権を獲得した男子4×400mリレーメンバーの今泉堅貴(内田洋行AC)がオンラインで会見を開いてレースを総括した。 予選は3分00秒79で5着にとどまり決勝進出を逃した […]

NEWS 前村ディレクター世界リレー総括 男子マイル「入賞をポイントに強化」出場権挑戦続く男子4継はDLとアジア大会でトライ

2026.05.05

前村ディレクター世界リレー総括 男子マイル「入賞をポイントに強化」出場権挑戦続く男子4継はDLとアジア大会でトライ

ボツワナで行われた世界リレーを終え、日本陸連強化委員会の前村公彦ディレクター(短距離)がオンラインで会見を開いて大会を総括した。 今大会は来年の北京世界選手権の出場権獲得を狙い、男子4×100m、4×400m、男女混合4 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年5月号 (4月14日発売)

2026年5月号 (4月14日発売)

2026シーズン展望
中距離特集ほか

page top