HOME 国内、大学

2023.05.11

走幅跳・乙津美月が6m23wで大学初タイトル「応援を気持ちに込めた」/関東IC
走幅跳・乙津美月が6m23wで大学初タイトル「応援を気持ちに込めた」/関東IC

23年関東インカレ女子走幅跳を制した乙津美月

◇第102回関東インカレ(5月11日~14日/神奈川・ギオンスタジアム相模原)1日目

関東インカレの1日目に女子走幅跳が行われ、乙津美月(日女体大)が6m23(+2.2)を跳んで優勝した。

3回目に5m96(+3.2)を跳んでトップだった乙津だが、ルーキーの秦くるみ(筑波大)が6回目に6m06(+3.3)をジャンプしたことで2位に順位を下げて最終跳躍を迎えた。

「何も考えず、ではないですが、応援を気持ちに込めて全力で跳びました」というラストジャンプで、自己記録6m03を大きく上回る6m23をマーク。「いつもより力強く踏み切れて、歓声も上がったので行ったのかなと思いました」。追い風参考となったものの「逆転優勝できてうれしいです」と笑顔が弾けた。

橋岡優輝(富士通)の母校・八王子高(東京)出身で、渡邊大輔先生の指導で3年時のインターハイは走幅跳4位に走り、三段跳(19位)でも全国へ進んだ。前回の関東インカレはベストを跳んだものの2位だったが、リベンジを果たした。

高校最後の日本室内大会は制しているが、主要選手権や対校戦ではこれがうれしい初タイトル。ここに向けては「調子は良くてウエイトトレーニングなども上がっていた」が、「まだ助走が安定していない」と反省も忘れない。

この種目の同校勢による優勝は中原ゆかり(85回、86回)以来、17年ぶり。今年の最大ターゲットは日本インカレで、学生日本一決定戦に向けてさらなるジャンプアップを目指す。

広告の下にコンテンツが続きます
◇第102回関東インカレ(5月11日~14日/神奈川・ギオンスタジアム相模原)1日目 関東インカレの1日目に女子走幅跳が行われ、乙津美月(日女体大)が6m23(+2.2)を跳んで優勝した。 3回目に5m96(+3.2)を跳んでトップだった乙津だが、ルーキーの秦くるみ(筑波大)が6回目に6m06(+3.3)をジャンプしたことで2位に順位を下げて最終跳躍を迎えた。 「何も考えず、ではないですが、応援を気持ちに込めて全力で跳びました」というラストジャンプで、自己記録6m03を大きく上回る6m23をマーク。「いつもより力強く踏み切れて、歓声も上がったので行ったのかなと思いました」。追い風参考となったものの「逆転優勝できてうれしいです」と笑顔が弾けた。 橋岡優輝(富士通)の母校・八王子高(東京)出身で、渡邊大輔先生の指導で3年時のインターハイは走幅跳4位に走り、三段跳(19位)でも全国へ進んだ。前回の関東インカレはベストを跳んだものの2位だったが、リベンジを果たした。 高校最後の日本室内大会は制しているが、主要選手権や対校戦ではこれがうれしい初タイトル。ここに向けては「調子は良くてウエイトトレーニングなども上がっていた」が、「まだ助走が安定していない」と反省も忘れない。 この種目の同校勢による優勝は中原ゆかり(85回、86回)以来、17年ぶり。今年の最大ターゲットは日本インカレで、学生日本一決定戦に向けてさらなるジャンプアップを目指す。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.12.14

京山・石原万結は5区 神村学園・瀬戸口恋空は2年連続1区 大沢野も長森結愛、黒川志帆が3km区間に/全中駅伝・女子

第32回全国中学駅伝は12月15日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。14日には開会式が行われ、併せて区間エントリーも発表された。 女子は1区、5区が3km、2区から4区までは2kmの5区間1 […]

NEWS 京山はエースの玉川彩人が3区 坂は8分台トリオを前半に配置 鶴ヶ島藤は植松遼がアンカー/全中駅伝・男子

2024.12.14

京山はエースの玉川彩人が3区 坂は8分台トリオを前半に配置 鶴ヶ島藤は植松遼がアンカー/全中駅伝・男子

第32回全国中学駅伝は12月15日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。14日には開会式が行われ、併せて区間エントリーも発表された。 史上初の2年連続男女優勝を目指す京山(岡山)は全中3000m […]

NEWS 第5回大学対校男女混合駅伝の出場校が決定! 大東大、環太平洋大、亜細亜大、早大が初出場!! 2月16日に大阪・長居で開催

2024.12.14

第5回大学対校男女混合駅伝の出場校が決定! 大東大、環太平洋大、亜細亜大、早大が初出場!! 2月16日に大阪・長居で開催

12月12日、関西学連は25年2月16日に開催される第5回全国大学対校男女混合駅伝の出場チームを発表した。 同大会は2021年に大学駅伝では国内初の男女混合レースとして誕生。これまでは「全国招待大学対校男女混合駅伝」とい […]

NEWS ケガから復帰の駒大・佐藤圭汰「インパクトのある走りをしたい」青学大・太田に闘志燃やす 伊藤、山川との3年生トリオが充実

2024.12.13

ケガから復帰の駒大・佐藤圭汰「インパクトのある走りをしたい」青学大・太田に闘志燃やす 伊藤、山川との3年生トリオが充実

第101回箱根駅伝に出場する駒大がオンラインで記者会見を開き、藤田敦史監督、大八木弘明総監督、選手が登壇、報道陣の取材に応じた。 前回、3区区間2位の力走を見せたものの、青学大・太田蒼生(4年)との競り合いに敗れた佐藤圭 […]

NEWS 箱根駅伝V奪還狙う駒大 藤田敦史監督「100回大会の悔しさ晴らしたい」選手層に課題も手応えあり

2024.12.13

箱根駅伝V奪還狙う駒大 藤田敦史監督「100回大会の悔しさ晴らしたい」選手層に課題も手応えあり

第101回箱根駅伝に出場する駒大がオンラインで記者会見を開き、藤田敦史監督、大八木弘明総監督、選手が登壇、報道陣の取材に応じた。 藤田監督は「前回は出雲駅伝、全日本大学駅伝を制した状態で迎え、青山学院に負けて準優勝でした […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top