HOME 国内

2023.04.29

100mH青木益未12秒台で2位、日本記録持つ福部真子は3位/織田記念
100mH青木益未12秒台で2位、日本記録持つ福部真子は3位/織田記念

12秒98で女子100mH2位に入った青木益未

◇第57回織田幹雄記念(4月29日/広島・エディオンスタジアム広島)

日本グランプリシリーズG1の織田記念が行われ、グランプリ女子100mハードルは田中佑美(富士通)が、日本人4人目の12秒台となる12秒97(+0.6)で優勝した。

2位には青木益未(七十七銀行)が12秒98で入った。「このコンディションで12秒台は地力がついたと思いますが、噛み合わなかった」と悔しがる。

広告の下にコンテンツが続きます

「1台目が良いときほど焦ってしまって身体が先走ってしまう」というのが課題。12台が4人になったが「私が突き抜けたい」。ブダペスト世界選手権の参加標準記録(12秒78)の突破へ加速していく。

日本記録12秒73を持つ福部真子(日本建設工業)は3位(13秒02)。予選で12秒95(+0.6)を出すなど力を見せたが、決勝は「1台目から浮き上がってしまってタイミングが合わなかった」と振り返るようにリズムに乗れなかった。

それでも、「まだ冬季の延長で3月までサーキットトレーニングや重いモノを持つトレーニングをしていた」と、スピードはこれから実戦を踏んで上げていくところ。その中で初戦から12秒台を出し「スプリントは上がっている」と語る。

広告の下にコンテンツが続きます

福部が目指すのは12秒5を切ることと、パリ五輪のファイナル。出力が上がったことにより踏み切りの感覚がズレているのは「難しいし、時間がかかると思う」。ここからは「教科書、指標がない」とチャレンジと試行錯誤をしていくしかないと覚悟している。

昨年8月以来のハードルに出場した東京五輪代表の寺田明日香(ジャパンクリエイト)は予選13秒04(+0.8)で1着通過したものの決勝を棄権している。

◇第57回織田幹雄記念(4月29日/広島・エディオンスタジアム広島) 日本グランプリシリーズG1の織田記念が行われ、グランプリ女子100mハードルは田中佑美(富士通)が、日本人4人目の12秒台となる12秒97(+0.6)で優勝した。 2位には青木益未(七十七銀行)が12秒98で入った。「このコンディションで12秒台は地力がついたと思いますが、噛み合わなかった」と悔しがる。 「1台目が良いときほど焦ってしまって身体が先走ってしまう」というのが課題。12台が4人になったが「私が突き抜けたい」。ブダペスト世界選手権の参加標準記録(12秒78)の突破へ加速していく。 日本記録12秒73を持つ福部真子(日本建設工業)は3位(13秒02)。予選で12秒95(+0.6)を出すなど力を見せたが、決勝は「1台目から浮き上がってしまってタイミングが合わなかった」と振り返るようにリズムに乗れなかった。 それでも、「まだ冬季の延長で3月までサーキットトレーニングや重いモノを持つトレーニングをしていた」と、スピードはこれから実戦を踏んで上げていくところ。その中で初戦から12秒台を出し「スプリントは上がっている」と語る。 福部が目指すのは12秒5を切ることと、パリ五輪のファイナル。出力が上がったことにより踏み切りの感覚がズレているのは「難しいし、時間がかかると思う」。ここからは「教科書、指標がない」とチャレンジと試行錯誤をしていくしかないと覚悟している。 昨年8月以来のハードルに出場した東京五輪代表の寺田明日香(ジャパンクリエイト)は予選13秒04(+0.8)で1着通過したものの決勝を棄権している。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.24

「3強」立命大の連覇か、名城大のV奪還か、大東大の初優勝か?城西大、大阪学大らも追随/全日本大学女子駅伝見どころ

第43回全日本大学女子駅伝対校選手権大会は10月26日、宮城県仙台市の弘進ゴムアスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)をスタート・フィニッシュとする6区間38.0kmで開催される。 前回8位までに入ってシード権を持つ立命 […]

NEWS 競歩新距離で日本初開催!世界陸上メダリスト・勝木隼人、入賞の吉川絢斗も登録 アジア大会選考がスタート/高畠競歩

2025.10.24

競歩新距離で日本初開催!世界陸上メダリスト・勝木隼人、入賞の吉川絢斗も登録 アジア大会選考がスタート/高畠競歩

来年の名古屋アジア大会の代表選考会を兼ねた第62回全日本競歩高畠大会が10月26日に山形県高畠町で開かれる。 競歩はこれまで20㎞、35㎞(以前は50㎞)という2種目で行われてきたが、世界陸連(WA)はハーフマラソン(2 […]

NEWS 前回V國學院大の2冠か!? 駒大、青学大、中大、創価大も有力 早大、城西大、帝京大の底力は? 独自の最新データで分析/全日本大学駅伝

2025.10.24

前回V國學院大の2冠か!? 駒大、青学大、中大、創価大も有力 早大、城西大、帝京大の底力は? 独自の最新データで分析/全日本大学駅伝

第57回全日本大学駅伝対校選手権大会は11月2日、愛知・熱田神宮西門前をスタートし、三重・伊勢神宮内宮宇治橋前にフィニッシュする8区間106.8㎞で行われる。 出雲駅伝では國學院大が2連覇を飾り、伊勢路でも連覇に照準を定 […]

NEWS 女子短距離の久保山晴菜が現役引退「もう一度やり直してもこの道を選ぶ」アジア選手権やDLにも出場

2025.10.24

女子短距離の久保山晴菜が現役引退「もう一度やり直してもこの道を選ぶ」アジア選手権やDLにも出場

今村病院はアスリート職員の女子短距離・久保山晴菜が今季限りで現役引退すると発表した。 久保山は佐賀県出身の29歳。小学校から陸上を始め、田代中時代に4×100mリレーで全中準決勝に進出。佐賀北高に進学して200m、400 […]

NEWS 後藤大樹が46秒80!!!初400mで高1最高を14年ぶりに更新 インターハイでは高1初400mH王者

2025.10.24

後藤大樹が46秒80!!!初400mで高1最高を14年ぶりに更新 インターハイでは高1初400mH王者

京都府私学総体が10月24日に西京極で行われ、男子400mで後藤大樹(洛南1)が46秒80を叩き出した。自身初の400m個人レースで出したこの記録は、山木伝説(九里学園)が2011年に樹立した高1最高(47秒31)を14 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top