◇第71回別府大分毎日マラソン(2月5日/大分・うみたまごスタート、ジェイリーススタジアムフィニッシュ)
横田俊吾(青学大)が2度目のマラソンで快挙を成し遂げた。前回大会でマークした自己記録2時間12分41秒を一気に5分近く短縮する2時間7分47秒。藤原正和(中大/現・中大駅伝監督)が2003年に打ち立てた従来の学生記録(2時間8分12秒/2003年)を20年ぶりに更新して、日本人2番手の4位と健闘した。
1年前に初マラソンを経験した大会。「余裕を持って進むことができました」と振り返る。スタートから1km3分ペースで先頭集団が展開するなか、しっかりとその中に入っていた。
今大会に向けた練習では「32.195km走」が最高だったという。それでも、横田は終盤まで粘った。日本人トップ争いからは35km過ぎで脱落したが、40km手前あたりで再び息を吹き返す。
日本人トップ3位の市山翼(小森コーポレーション)には届かなかったものの、2時間7分台を持つ木村慎(Honda)と聞谷賢人(トヨタ紡織)を競技場に入るあたりでかわした。
「箱根駅伝の結果(総合3位)が良くなかったので、後輩に『やってやったぞ』と見せることができました」と胸を張った。
新潟・山王中(現・村松桜中)出身。中3では3000mで全中2位やジュニア五輪優勝などの実績を持つ。高校は新潟を離れて福島・学法石川高へ。3年時のインターハイ3000m障害で7位に入り、全国高校駅伝ではチームの3位入賞に貢献した。
同じ新潟出身の岸本大紀らとともに青学大に進学。3年生まで学生三大駅伝に出走したのは、21年の出雲駅伝だけだったが、その後は着実に力を蓄えてきて、4年生では三大駅伝にすべて出場。最後の挑戦となった今年の箱根は3区に出走した。そして、マラソンでは学生記録保持者となり、10月15日のパリ五輪代表選考レース・マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)出場権を獲得した。
「今年やってきたことに間違いはなかったです」と横田。春からJR東日本で競技を続けるが、実業団ランナーになる前に自信を深めるレースだった。
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