2023.01.27
◇第42回大阪国際女子マラソン(1月29日/大阪・ヤンマーフィールド長居発着)
JMCシリーズG1の大阪国際女子マラソンの前々日会見が大阪府内で開かれ、招待選手たちが登壇して意気込みを語った。
2時間22分13秒の自己記録を持ち、すでにパリ五輪代表選考会マラソングランドチャピオンシップ(MGC/10月15日)への切符を持つ佐藤早也伽(積水化学)。「これまでで一番マラソン練習ができました」と調子の良さをアピールした。
これまでとは違い、「ほとんど脚の痛み、ケガがなくずっと練習を継続できたのが手応えとなっています」と佐藤。トラックでのスピードを武器に、昨年9月のベルリンで自己新を出した。11月の全日本実業団対抗駅伝(クイーンズ駅伝)では1区9位にとどまったが、マラソンに向けて準備を整った。
先週はチームメイトの新谷仁美がヒューストンで日本歴代2位となる2時間19分24秒をマークし、「うれしかったですし、刺激を受けました」と言い、「私に日本記録を目指していけるランナーになりたいです」と佐藤も続くつもりだ。
日曜日は気温の低下や強い風が予想されるが、「東北(宮城)出身なので慣れていて苦手意識はありません」。いつものようにおっとりとした口調だが、秘める思いは強い。「目標は自己ベスト更新で順位は考えていません。今回のレースで自信をつけてMGCに向かいたい」。大阪は前回も出場して2時間24分47秒で6位。浪速路で成長を示して、パリ五輪の切符をつかむための準備に入る。
パリ五輪MGC出場権対象レースであり、ブダペスト世界選手権の代表選考レースとなる今大会。1月29日、12時15分にスタートする。
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