2022.10.19
女子やり投の北口榛花(JAL)が、バスケットボール女子日本リーグの「Wリーグ」の開幕戦となる「トヨタ自動車アンテロープスVS ENEOSサンフラワーズ」(東京・国立代々木第二体育館)にゲストとして登場した。
世界選手権銅メダリストと紹介されると大きな拍手。北口は試合開始前のTIP OFFセレモニーに加えて、ハーフタイムには「国内最強アスリート No.1 シューティング王決定戦」にチャレンジした。1分間でどれだけシュートを決められるか挑戦した。
実は両親ともバスケットボール経験者で母は元実業団選手。「両親から『一番じゃないとダメ』という圧がすごくて、陸上の時よりもプレッシャーがありました」。これまでの最高記録だった寺本明日香(体操)の12点を上回る16点。見事にそのプレッシャーに打ち勝ち、『No.1 シューティング王』の座を射止めた。これで「家族3人とも代々木でバスケットボールをプレーしました」と笑う。
かねてより「Wリーグの大ファン」を公言し、これまでもプライベートで観戦に訪れるほど。「リーグ全体のファン」だが、特に「ENEOSサンフラワーズ」のファン。陸上を始める前に競泳をしていた中学生の頃から今でも「試合では必ずサンフラワーズのタオルを使っています」と観客に伝えるとサンフラワーズの応援席が沸いた。「SNSでアピールしてきて良かった」と北口は笑顔を見せる。
女子バスケットボールは東京五輪で銀メダルを獲得。「前よりも盛り上がりがすごくてチケットが取れないくらい」で「やっぱりオリンピックのメダルはすごい」と盛り上がりに驚く。「(代表選手が)いろんなチームにいますし、いろいろな応援の仕方があります」と言い、「音楽がガンガン鳴ったり、照明の使い方もすごい。屋外だからできるというのもありますが、陸上でもやり投の時に50m超えたら炎が上がるとかできればいいなと思います」と、陸上の試合の演出方法のアイデアも語る。
「銅メダルを取って良かったです」と北口。最後は「あこがれだった」というWリーグのボードを背にしてインタビューしていると、渡嘉敷来夢から声をかけられて顔がほころぶ。今後は「自分が経験しているバドミントンや水泳で何か呼ばれればうれしいです! 野球の始球式はバスケットボール以上にセンスがないので……でもちょっとやってみたい」と意欲を見せていた。
開幕戦には2055人の観衆が訪れ、試合は70対57でトヨタ自動車アンテロープスが勝利を収めた。

RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.08.27
800mU18世界最高記録・ルッケンハウスがナイキとプロ契約 全米選手権2位の16歳
2025.08.27
東京世界陸上のオランダ代表発表 400mHのボルら順当選出もハッサンは不参加か
-
2025.08.27
-
2025.08.27
-
2025.08.26
-
2025.08.26
-
2025.08.24
-
2025.08.25
-
2025.08.27
-
2025.08.25
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
-
2025.08.19
-
2025.08.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.08.27
ウサイン・ボルト氏の減失事件 ジャマイカの資産管理会社から返金へ 元従業員の不正行為で約16億円減失
男子100m・200mの世界記録保持者のウサイン・ボルト氏(ジャマイカ)の資産減失の事件に関して、ジャマイカの資産管理会社Stocks & Securities Limited(SSL)社から返金が行われること […]
2025.08.27
800mU18世界最高記録・ルッケンハウスがナイキとプロ契約 全米選手権2位の16歳
男子800mでU18世界歴代最高記録を今年マークしたC.ルッケンハウス(米国)がナイキとプロ契約を結んだことがわかった。 ルッケンハウスは2008年生まれの16歳。今月の全米選手権決勝でU18世界最高、U20世界歴代2位 […]
2025.08.27
東京世界陸上の英国代表にホジキンソン、カー、ヒューズ、アッシャー・スミスら選出
9月に開催される東京世界選手権の暫定的な英国代表が発表された。 女子800mパリ五輪金メダリストのK.ホジキンソンや男子1500mのディフェンディングチャンピオンJ.カーらが選出。男子1500mはカーのほか、オレゴン世界 […]
Latest Issue
最新号

2025年9月号 (8月12日発売)
衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99