HOME 国内、大学、高校

2022.10.03

日本選手権リレー男女4継・マイルで熱戦&高校新も誕生!国立がバトンでつながった2日間/リレフェス
日本選手権リレー男女4継・マイルで熱戦&高校新も誕生!国立がバトンでつながった2日間/リレフェス

◇みんなでつなごうリレーフェスティバル2022(10月1日~2日/国立競技場)

東京五輪の舞台・国立競技場で、誰でも気軽に参加できるリレーイベントとして開催された「みんなでつなごうリレーフェスティバル2022」。10月1日、2日とも秋晴れの中で日本選手権リレー、公認、非公認を含めて数多くのバトンパスが行われ、国立がバトンでつながる2日間となった。

広告の下にコンテンツが続きます

日本選手権リレーは男女とも熱戦が展開。4×100mリレーは、男子は大東大がチーム記録の39秒05で2018年以来2度目の優勝を果たし、東海大が39秒11で2位、早大が39秒33で3位だった。

女子は予選で学生歴代3位の44秒74をマークした甲南大が、決勝でもその記録をさらに0.02秒短縮する44秒72で初優勝を飾った。2位は45秒15で環太平洋大、3位は45秒27で日体大が続いた。

4×400mリレーの男子は、早大が2大会ぶりに王座を奪還。序盤から積極的に先手を取りに行くレースで抜け出し、3分05秒23で制した。女子は3週間前の日本インカレで2連覇を達成した立命大が3分37秒85で快勝し、2018年以来のリレー日本一をつかんだ。

男女とも2位は法大が入り、3走に400mハードル世界選手権代表の黒川和樹を起用した男子は3分06秒51、アンカーで一気に浮上した女子は学生歴代7位(大学別)の3分38秒43をマークした。3位は男子が近大で3分06秒93、女子は青学大で学生歴代8位(大学別)の3分38秒44だった。女子は4位の日体大(3分38秒54)を挟み、5位の中大が学生歴代9位(大学別)の3分38秒83、6位の福岡大が同10位の3分39秒04と好タイムを出した。

広告の下にコンテンツが続きます

高校生も躍動し、男子4×400mリレーでは5位に入った東福岡高(福岡)が3分07秒81の高校新記録を樹立。2003年のこの大会で成田高(千葉)が作った3分08秒32を19年ぶりに塗り替えた。同4×100mリレーではインターハイで2連覇を飾った洛南高(京都)が、同高が持つ高校記録(39秒57)に迫る好タイムを連発。予選は高校歴代2位の39秒62で1着通過、決勝は同3位となる39秒65で6位入賞を果たした。

女子も、4×400mリレー予選で中京大中京高(愛知)が学校別高校歴代4位の3分40秒49と好走。4×100mリレーでは2年生3人、1年生1人のオーダーで臨んだ常盤木学園高(宮城)が予選でU18日本記録(45秒94)にあと0.03秒の45秒97をマークし、決勝も5位と健闘した。

都道府県対抗で争われたU16の4×100mリレーは、男子は決勝に出場した全チームが42秒を切るハイレベルのなか、先行する千葉をフィニッシュ直前でかわした兵庫が41秒38で優勝した。千葉は0.01秒差で2位となり、3位は41秒55で埼玉だった。女子は北海道が46秒81で快勝し、広島が46秒97で2位、埼玉が46秒99で3位に続いた。

このほか、非公認の部では「誰でもチャレンジリレー」をはじめ部活動対抗、職場の同僚、競技団体対抗、200歳以上、家族対抗、仮装、小学生といったリレーに小さな子供から大人まで幅広い年齢の人たちが参加し、国立競技場を駆け抜けた。

広告の下にコンテンツが続きます

また、競歩の現役・歴代日本代表たちが考案した4×100mのウォーキングリレーや、オレゴン世界選手権で4位に入賞した男子4×400mリレーメンバーの川端魁人(中京大クラブ)らがバトンパスをレクチャーした後に実施した8×100mリレー、男子800m元日本記録保持者・横田真人氏が代表を務める中長距離プロチーム「TWOLAPS」がプロデュースした4×800mリレーなど、トップ選手も参加して大会の盛り上げに一役買った。

■日本選手権リレー優勝一覧
・4×100mR
男子 大東大 39秒05
女子 甲南大 44秒72
・4×400mR
男子 早 大 3分05秒23
女子 立命大 3分37秒85

■女子4×400mR 学生歴代10傑(大学別)
3.34.70 福島大 2007.10.28
(渡辺,丹野,青木,金田一)
3.36.38 日体大 2017.10.29
(小林,広沢,湯淺,北村)
3.36.67 東大阪大 2012.10.28
(上山,名倉,新宮,三木)
3.37.15 早大 2020.10.18
(村上,小山,関本,津川)
3.37.50 立命大 2018.10.28
(林,吉田,木本,塩見)
3.37.80 大阪成蹊大 2019. 9.15
(春木,柳谷,桑原,齋藤)
3.38.43 法大 2022.10.2
(川中,田橋,佐藤,熊谷)
3.38.44 青学大 2022.10.2
(金子,青木,ヒリアー,髙島)
3.38.83 中大 2022.10.2
(高島,佐藤,大島,松岡)
3.39.04 福岡大 2022.10.2
(森山,髙野,村岡,城戸)

◇みんなでつなごうリレーフェスティバル2022(10月1日~2日/国立競技場) 東京五輪の舞台・国立競技場で、誰でも気軽に参加できるリレーイベントとして開催された「みんなでつなごうリレーフェスティバル2022」。10月1日、2日とも秋晴れの中で日本選手権リレー、公認、非公認を含めて数多くのバトンパスが行われ、国立がバトンでつながる2日間となった。 日本選手権リレーは男女とも熱戦が展開。4×100mリレーは、男子は大東大がチーム記録の39秒05で2018年以来2度目の優勝を果たし、東海大が39秒11で2位、早大が39秒33で3位だった。 女子は予選で学生歴代3位の44秒74をマークした甲南大が、決勝でもその記録をさらに0.02秒短縮する44秒72で初優勝を飾った。2位は45秒15で環太平洋大、3位は45秒27で日体大が続いた。 4×400mリレーの男子は、早大が2大会ぶりに王座を奪還。序盤から積極的に先手を取りに行くレースで抜け出し、3分05秒23で制した。女子は3週間前の日本インカレで2連覇を達成した立命大が3分37秒85で快勝し、2018年以来のリレー日本一をつかんだ。 男女とも2位は法大が入り、3走に400mハードル世界選手権代表の黒川和樹を起用した男子は3分06秒51、アンカーで一気に浮上した女子は学生歴代7位(大学別)の3分38秒43をマークした。3位は男子が近大で3分06秒93、女子は青学大で学生歴代8位(大学別)の3分38秒44だった。女子は4位の日体大(3分38秒54)を挟み、5位の中大が学生歴代9位(大学別)の3分38秒83、6位の福岡大が同10位の3分39秒04と好タイムを出した。 高校生も躍動し、男子4×400mリレーでは5位に入った東福岡高(福岡)が3分07秒81の高校新記録を樹立。2003年のこの大会で成田高(千葉)が作った3分08秒32を19年ぶりに塗り替えた。同4×100mリレーではインターハイで2連覇を飾った洛南高(京都)が、同高が持つ高校記録(39秒57)に迫る好タイムを連発。予選は高校歴代2位の39秒62で1着通過、決勝は同3位となる39秒65で6位入賞を果たした。 女子も、4×400mリレー予選で中京大中京高(愛知)が学校別高校歴代4位の3分40秒49と好走。4×100mリレーでは2年生3人、1年生1人のオーダーで臨んだ常盤木学園高(宮城)が予選でU18日本記録(45秒94)にあと0.03秒の45秒97をマークし、決勝も5位と健闘した。 都道府県対抗で争われたU16の4×100mリレーは、男子は決勝に出場した全チームが42秒を切るハイレベルのなか、先行する千葉をフィニッシュ直前でかわした兵庫が41秒38で優勝した。千葉は0.01秒差で2位となり、3位は41秒55で埼玉だった。女子は北海道が46秒81で快勝し、広島が46秒97で2位、埼玉が46秒99で3位に続いた。 このほか、非公認の部では「誰でもチャレンジリレー」をはじめ部活動対抗、職場の同僚、競技団体対抗、200歳以上、家族対抗、仮装、小学生といったリレーに小さな子供から大人まで幅広い年齢の人たちが参加し、国立競技場を駆け抜けた。 また、競歩の現役・歴代日本代表たちが考案した4×100mのウォーキングリレーや、オレゴン世界選手権で4位に入賞した男子4×400mリレーメンバーの川端魁人(中京大クラブ)らがバトンパスをレクチャーした後に実施した8×100mリレー、男子800m元日本記録保持者・横田真人氏が代表を務める中長距離プロチーム「TWOLAPS」がプロデュースした4×800mリレーなど、トップ選手も参加して大会の盛り上げに一役買った。 ■日本選手権リレー優勝一覧 ・4×100mR 男子 大東大 39秒05 女子 甲南大 44秒72 ・4×400mR 男子 早 大 3分05秒23 女子 立命大 3分37秒85 ■女子4×400mR 学生歴代10傑(大学別) 3.34.70 福島大 2007.10.28 (渡辺,丹野,青木,金田一) 3.36.38 日体大 2017.10.29 (小林,広沢,湯淺,北村) 3.36.67 東大阪大 2012.10.28 (上山,名倉,新宮,三木) 3.37.15 早大 2020.10.18 (村上,小山,関本,津川) 3.37.50 立命大 2018.10.28 (林,吉田,木本,塩見) 3.37.80 大阪成蹊大 2019. 9.15 (春木,柳谷,桑原,齋藤) 3.38.43 法大 2022.10.2 (川中,田橋,佐藤,熊谷) 3.38.44 青学大 2022.10.2 (金子,青木,ヒリアー,髙島) 3.38.83 中大 2022.10.2 (高島,佐藤,大島,松岡) 3.39.04 福岡大 2022.10.2 (森山,髙野,村岡,城戸)

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.05.11

三浦龍司がパリ五輪代表内定! 3000m障害8分13秒96で参加標準突破!!/DLドーハ

5月10日、ダイヤモンドリーグ(DL)第3戦のドーハ大会がカタールで行われ、男子3000m障害で昨年のブダペスト世界選手権6位の三浦龍司(SUBARU)が8分13秒96で5位に入った。パリ五輪の参加標準記録(8分15秒0 […]

NEWS 黄金ルーキー・高橋諒が十種競技でV!7235点のU20日本最高をマーク/関東IC

2024.05.10

黄金ルーキー・高橋諒が十種競技でV!7235点のU20日本最高をマーク/関東IC

◇第103回関東インカレ(5月9~12日/東京・国立競技場)2日目 関東インカレの1、2日目にかけて男子十種競技が行われ、高橋諒(慶大)が7250点1年生優勝。U20日本最高記録(7175点/土井翔太、早大)を塗り替えた […]

NEWS 男子4継・早大が12年ぶりV!!エース・井上直紀「先輩からの思いと去年の悔しさ」ぶつける/関東IC

2024.05.10

男子4継・早大が12年ぶりV!!エース・井上直紀「先輩からの思いと去年の悔しさ」ぶつける/関東IC

◇第103回関東インカレ(5月9~12日/東京・国立競技場)2日目 関東インカレの2日目に男子4×100mリレー決勝が行われ、早大が39秒06をマークして優勝。早大としては第91回(2012年)に九鬼巧らを擁して以来、1 […]

NEWS 400m豊田兼が45秒82で初優勝!慶大主将として覚悟の激走/関東IC

2024.05.10

400m豊田兼が45秒82で初優勝!慶大主将として覚悟の激走/関東IC

◇第103回関東インカレ(5月9~12日/東京・国立競技場)2日目 関東インカレの2日目に男子1部400m決勝が行われ、豊田兼(慶大)が45秒82で、自身関東インカレ初優勝を飾った。 広告の下にコンテンツが続きます 準決 […]

NEWS セイコーGGP 西裕大、川端魁人、吉津拓歩、今泉堅貴の世界リレー代表勢と走幅跳・津波響樹、山川夏輝が追加出場

2024.05.10

セイコーGGP 西裕大、川端魁人、吉津拓歩、今泉堅貴の世界リレー代表勢と走幅跳・津波響樹、山川夏輝が追加出場

日本陸連は5月10日、セイコーゴールデングランプリ2024(5月19日/東京・国立競技場)の男子200m、400m、走幅跳の追加出場選手を発表した。 男子200mでは新たに、世界リレー(5月4日、5日/バハマ・ナッソー) […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年5月号 (4月12日発売)

2024年5月号 (4月12日発売)

パリ五輪イヤー開幕!

page top