女子800mで五輪連覇の実績を持つキャスター・セメニャ(南アフリカ)がテストステロン値による参加資格制限をめぐって、欧州人権裁判所に提訴すると表明している。
2019年の規則変更で、DSD(性の発達が先天的に非定型的である状態)のアスリートはテストステロン低減薬の服用等の条件を満たさなければ400mから1マイル距離の種目に出場することができないと定められた。女子800mで五輪2連覇(12年ロンドン、16年リオ)、世界歴代3位の1分54秒25を持つセメニャは、この規定により19年ドーハ世界選手には出場できていない。これまでにスポーツ仲裁裁判所(CAS)やスイス連邦最高裁に規則の撤回を求めていたが、いずれも訴えを退けられている。
セメニャは昨年3月に200mで東京五輪を目指す意向を表明していたが、この距離の自己ベストは23秒81(非公認23秒49)で、五輪標準記録(22秒80)を突破していない。英国BBCの報道によれば、セメニャの弁護士は「申立の日程は裁判所が決定することだが、キャスター(セメニャ)は国際大会で800メートルのスタートラインに戻ることに望みをもっている」とコメントしている。
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