HOME 国内、日本代表

2026.09.27

NEWS
やり投・北口榛花は意地の銀!打倒・嚴子怡へ「絶対に70mを投げられる力はある」/名古屋アジア大会
やり投・北口榛花は意地の銀!打倒・嚴子怡へ「絶対に70mを投げられる力はある」/名古屋アジア大会

北口榛花(26年名古屋アジア大会)

◇第20回アジア大会・陸上競技(9月23~29日/愛知県名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム)5日目

名古屋アジア大会の5日目の午後セッションに女子やり投が行われ、北口榛花(JAL)が62m70で銀メダル、武本紗栄(オリコ)が62m15で銅メダルと2つのメダルを獲得した。

広告の下にコンテンツが続きます

アジア記録(71m74)保持者・嚴子怡(中国)が1投目にパフォーマンス世界歴代10位、大会新の70m46を放って金メダルに輝いた。

この18歳が見せた一発目の大アーチが、北口に大きなプレッシャーをかけた。

9月12日の世界アルティメット選手権では自身の日本記録を3年ぶりに1m54cmも更新、世界歴代10位タイ、アジア歴代2位の68m92を放ち、初代女王の座に就いた。その中で迎えた今大会に「自分の中でも期待感を持って臨みました」。

それでも、嚴子怡に対して「すごく強いと思っていましたし、ちゃんとリスペクトしている。その中でも勝負したいという気持ちがやっぱり強かった」が、「今日は全然勝負にならなくてすごく悔しいです」と涙をこらえた。

1投目が56m48、2投目は57m16。3投目も伸び悩み、自らファウルにした。「気持ち的な問題がたぶん大半を占めていると思うんですけど、なかなかうまく投げられなくて」。トップ8は5位で迎えた。

だが、ここから北口が意地を見せる。4投目に61m89を放って2位に浮上。5投目も61m54で再び60mラインを越えた。逆転を狙った最終投てき。嚴子怡には届かなかったが、62m70と記録を伸ばした。銀メダルを確保。「悔しい気持ちのほうが強い」が、それでも確かな存在感を名古屋の大観衆は感じただろう。

同じ自国開催だった昨年の東京世界選手権は、右肘を痛めた影響で予選敗退。国立競技場を埋め尽くした観客に「自分のことで目一杯で何もできなかった」。だが、今回は武本とともにウィニングランをし、「日本人2人で1周歩かせてもらって、みなさんにお礼ができたのではないかなと思っています」。2年連続で地元で味わった悔しさは、世界での活躍で晴らしていく。

「絶対に70mを投げられる力はあると思っているので、来年、70mに挑戦していきたい」

男子世界記録保持者のヤン・ゼレズニー氏をコーチに迎え、新たなスタートを切った北口。北京世界選手権、ロサンゼルス五輪に向けて、まだまだ試行錯誤の途上だ。

◇第20回アジア大会・陸上競技(9月23~29日/愛知県名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム)5日目 名古屋アジア大会の5日目の午後セッションに女子やり投が行われ、北口榛花(JAL)が62m70で銀メダル、武本紗栄(オリコ)が62m15で銅メダルと2つのメダルを獲得した。 アジア記録(71m74)保持者・嚴子怡(中国)が1投目にパフォーマンス世界歴代10位、大会新の70m46を放って金メダルに輝いた。 この18歳が見せた一発目の大アーチが、北口に大きなプレッシャーをかけた。 9月12日の世界アルティメット選手権では自身の日本記録を3年ぶりに1m54cmも更新、世界歴代10位タイ、アジア歴代2位の68m92を放ち、初代女王の座に就いた。その中で迎えた今大会に「自分の中でも期待感を持って臨みました」。 それでも、嚴子怡に対して「すごく強いと思っていましたし、ちゃんとリスペクトしている。その中でも勝負したいという気持ちがやっぱり強かった」が、「今日は全然勝負にならなくてすごく悔しいです」と涙をこらえた。 1投目が56m48、2投目は57m16。3投目も伸び悩み、自らファウルにした。「気持ち的な問題がたぶん大半を占めていると思うんですけど、なかなかうまく投げられなくて」。トップ8は5位で迎えた。 だが、ここから北口が意地を見せる。4投目に61m89を放って2位に浮上。5投目も61m54で再び60mラインを越えた。逆転を狙った最終投てき。嚴子怡には届かなかったが、62m70と記録を伸ばした。銀メダルを確保。「悔しい気持ちのほうが強い」が、それでも確かな存在感を名古屋の大観衆は感じただろう。 同じ自国開催だった昨年の東京世界選手権は、右肘を痛めた影響で予選敗退。国立競技場を埋め尽くした観客に「自分のことで目一杯で何もできなかった」。だが、今回は武本とともにウィニングランをし、「日本人2人で1周歩かせてもらって、みなさんにお礼ができたのではないかなと思っています」。2年連続で地元で味わった悔しさは、世界での活躍で晴らしていく。 「絶対に70mを投げられる力はあると思っているので、来年、70mに挑戦していきたい」 男子世界記録保持者のヤン・ゼレズニー氏をコーチに迎え、新たなスタートを切った北口。北京世界選手権、ロサンゼルス五輪に向けて、まだまだ試行錯誤の途上だ。

【動画】2つのメダルを獲得! 北口榛花と武本紗栄の投てきをチェック

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.09.29

3000m障害・三浦龍司、1500m・飯澤千翔が金!400mH後藤大樹が47秒93、4継は女子銅・男子5位/名古屋アジア大会

◇第20回アジア大会・陸上競技(9月23~29日/愛知県名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム)6日目 名古屋アジア大会の6日目が行われ、日本は男子3000m障害、男子1500mで金メダルを獲得した。 広告の下にコンテンツが続き […]

NEWS 400mH・後藤大樹が47秒93で銀! 得意レースで逆転されるも「大人の世界は広いと学べた」/名古屋アジア大会

2026.09.29

400mH・後藤大樹が47秒93で銀! 得意レースで逆転されるも「大人の世界は広いと学べた」/名古屋アジア大会

◇第20回アジア大会・陸上競技(9月23~29日/愛知県名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム)6日目 名古屋アジア大会の6日目の午後セッションに男子400mハードル決勝が行われ、後藤大樹(洛南高2京都)は日本歴代2位タイ、U2 […]

NEWS 日本4継は4大会ぶりメダル届かず5位「悔しさ」糧に伝統復活への道模索/名古屋アジア大会

2026.09.29

日本4継は4大会ぶりメダル届かず5位「悔しさ」糧に伝統復活への道模索/名古屋アジア大会

◇第20回アジア大会・陸上競技(9月23~29日/愛知県名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム)6日目 名古屋アジア大会の6日目の午後セッションに男子4×100mリレー決勝が行われ、日本は38秒57で5位となった。 広告の下にコ […]

NEWS 3000m障害・三浦龍司が「初めての金メダル」に笑顔「これを自分が目指しているところで」/名古屋アジア大会

2026.09.29

3000m障害・三浦龍司が「初めての金メダル」に笑顔「これを自分が目指しているところで」/名古屋アジア大会

◇第20回アジア大会・陸上競技(9月23~29日/愛知県名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム)6日目 名古屋アジア大会の6日目の午後セッションに男子3000m障害の決勝が行われ、三浦龍司(SUBARU)が大会新となる8分17秒 […]

NEWS 日本女子400mリレー涙の銅!3大会ぶりメダル「みんなで話し合い、やるべきことやった」/名古屋アジア大会

2026.09.28

日本女子400mリレー涙の銅!3大会ぶりメダル「みんなで話し合い、やるべきことやった」/名古屋アジア大会

◇第20回アジア大会・陸上競技(9月23~29日/愛知県名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム)6日目 名古屋アジア大会の6日目の午後セッションに男子4×400mリレー予選が行われ、1組5レーンに出場した日本は日本歴代4位の43 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年10月号 (9月14日発売)

2026年10月号 (9月14日発売)

アジア大会総展望
山口全中&日本インカレ
サウェ特集

page top