2026.08.02
毎週金曜日更新!?
★月陸編集部★
攻め(?)のアンダーハンド
リレーコラム🔥
毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ!
陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。
編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!
第335回「若手の登竜門!U20世界選手権」(大久保雅文)
8月5日から9日まで、米国・ユージンでU20世界選手権が開催されます。日本からは43人の代表選手団が編成され、7月31日に日本を発ち、決戦の地へと向かいました。
U20世界選手権は1986年に第1回大会(2008年までは世界ジュニア選手権)としてスタートした隔年開催の国際大会で、その年に20歳にならない選手が出場できます。
若手アスリートの登竜門とも呼ばれるこの舞台から、世界へ羽ばたいた選手は数知れません。日本勢では、2010年モンクトン大会男子200mの飯塚翔太選手、18年タンペレ大会男子走幅跳の橋岡優輝選手、女子3000mの田中希実選手が金メダルを獲得。その後の活躍は、みなさんもご存じの通りです。
世界に目を向けると、その傾向はさらに顕著です。現在25~26歳の世代は、新型コロナウイルスの影響で2020年大会が中止となったにもかかわらず、昨年の東京世界選手権で個人種目のメダルを獲得した選手の半数以上が、U20世界選手権への出場経験を持っています。
世界選手権メダリストのうち、過去にU20世界選手権を制した選手はべ26人。メダル獲得者、入賞者となればさらにその数は増えていきます(下表参照)。女子20km競歩で銅メダルを獲得した藤井菜々子選手も18年に10000m競歩で4位に入っています。
06年の北京大会女子棒高跳銀メダルのT.シュテイ選手(スロベニア)が東京世界選手権で銅メダルを手にしていますが、多くの選手はU20世界選手権への出場から4~10年ほどで世界大会の表彰台や上位争いへとステップアップしています。今年ユージンで活躍する選手たちも、2032年メルボルン五輪の主役となっているかもしれません。
日本勢はもちろん、海外の若手選手にも注目しながら追いかけていくことで、今後の世界大会をさらに楽しめるはずです。
U20世界選手権で活躍している東京世界選手権メダリスト
●100m
銅 N.ライルズ(米国) 16年金、4×100mR金
●200m
金 N.ライルズ(米国) 16年100m金、4×100mR金
銅 B.レヴェル(ジャマイカ) 21年4×100mR銀、22年4×100mR銀
●400m
金 C.ケビナトシピ(ボツワナ) 21年4×400mR金
銀 J.リチャーズ(トリニダードトバゴ) 12年4×400mR銅
●800m
金 E.ワニョニイ(ケニア) 21年金
●1500m
銅 R.チェルイヨット(ケニア) 22年金
●10000m
銀 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 14年5000m金
銅 A.アルムグレン(スウェーデン) 14年800m銅
●110mH
銀 O.ベネット(ジャマイカ) 18年銀
銅 T.メイソン(ジャマイカ) 14年銀
●400mH
銀 A.ドス・サントス(ブラジル) 18年銅
●3000mSC
銅 E.セレム(ケニア) 24年金
●20kmW
銅 P.マグラス(スペイン) 21年10kmW銅
●走高跳
銀 ウ・サンヒョク(韓国) 14年銅
●棒高跳
金 A.デュプランティス(スウェーデン) 16年銅、18年金
銅 K.マーシャル(豪州) 16年銀
●三段跳
金 P.P.ピチャルド(ポルトガル) 12年金
銅 L.マルティネス(キューバ) 14年金、16年金
●円盤投
銀 ミコラス・アレクナ(リトアニア) 21年金
●ハンマー投
銅 B.ハラース(ハンガリー) 16年金
●やり投
金 K.ウォルコット(トリニダードトバゴ) 12年金
銀 A.ピータース(グレナダ) 19年銅
女子
●100m
銀 ティナ・クレイトン(ジャマイカ) 21年金、4×100mR金、22年金、4×100mR金
●200m
銅 S.ジャクソン(ジャマイカ) 12年4×400m銀
●1500m
金 F.キピエゴン(ケニア) 12年金
●5000m
金 B.チェベト(ケニア) 18年金
銀 F.キピエゴン(ケニア)12年1500m金
●10000m
金 B.チェベト(ケニア) 18年5000m金
銅 G.ツェガイ(エチオピア) 14年1500m金
●3000mSC
金 F.チェロティチ(ケニア) 21年銅、22年金
銀 W.ヤヴィ(バーレーン) 18年銅
銅 S.アレマイェフ(エチオピア) 22年銀、24年金
●20kmW
銀 A.ゴンサレス(メキシコ) 18年金
●走高跳
銅 A.トピッチ(セルビア) 22年銅、24年金
●棒高跳
銅 T.シュテイ(スロベニア) 06年銀
●走幅跳
金 T.デイヴィス・ウッドホール(米国) 18年銅
銅 N.リナレス(コロンビア) 22年銀
●砲丸投
銅 M.-L.ウェシェ(ニュージーランド) 18年金
●円盤投
金 V.オールマン(米国) 14年銀
銀 J.ファン・クリンケン(オランダ) 18年砲丸投銅
銅 S.モラレス(キューバ) 18年銅
●ハンマー投
金 C.ロジャース(カナダ) 18年金
銅 張家楽(中国) 24年金
●七種競技
銅 K.ジョンソン・トンプソン(英国) 12年金
| 大久保雅文(おおくぼ・まさふみ) 月刊陸上競技編集部 1984年9月生まれ。175cm、65kg。三重県伊勢市出身。小学1年から競泳、レスリング、野球などをするも、吉田沙保里さんにタックルを受けたこと以外は特にこれといった実績も残せず。 中学で「雨が降ったら練習が休みになるはず」という理由から陸上部に入部。長距離を専門とし、5000mと3000m障害で県インターハイ決勝出場 |
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第335回「若手の登竜門!U20世界選手権」(大久保雅文)
8月5日から9日まで、米国・ユージンでU20世界選手権が開催されます。日本からは43人の代表選手団が編成され、7月31日に日本を発ち、決戦の地へと向かいました。U20世界選手権は1986年に第1回大会(2008年までは世界ジュニア選手権)としてスタートした隔年開催の国際大会で、その年に20歳にならない選手が出場できます。若手アスリートの登竜門とも呼ばれるこの舞台から、世界へ羽ばたいた選手は数知れません。日本勢では、2010年モンクトン大会男子200mの飯塚翔太選手、18年タンペレ大会男子走幅跳の橋岡優輝選手、女子3000mの田中希実選手が金メダルを獲得。その後の活躍は、みなさんもご存じの通りです。世界に目を向けると、その傾向はさらに顕著です。現在25~26歳の世代は、新型コロナウイルスの影響で2020年大会が中止となったにもかかわらず、昨年の東京世界選手権で個人種目のメダルを獲得した選手の半数以上が、U20世界選手権への出場経験を持っています。世界選手権メダリストのうち、過去にU20世界選手権を制した選手はべ26人。メダル獲得者、入賞者となればさらにその数は増えていきます(下表参照)。女子20km競歩で銅メダルを獲得した藤井菜々子選手も18年に10000m競歩で4位に入っています。06年の北京大会女子棒高跳銀メダルのT.シュテイ選手(スロベニア)が東京世界選手権で銅メダルを手にしていますが、多くの選手はU20世界選手権への出場から4~10年ほどで世界大会の表彰台や上位争いへとステップアップしています。今年ユージンで活躍する選手たちも、2032年メルボルン五輪の主役となっているかもしれません。日本勢はもちろん、海外の若手選手にも注目しながら追いかけていくことで、今後の世界大会をさらに楽しめるはずです。U20世界選手権で活躍している東京世界選手権メダリスト
●100m 銅 N.ライルズ(米国) 16年金、4×100mR金 ●200m 金 N.ライルズ(米国) 16年100m金、4×100mR金 銅 B.レヴェル(ジャマイカ) 21年4×100mR銀、22年4×100mR銀 ●400m 金 C.ケビナトシピ(ボツワナ) 21年4×400mR金 銀 J.リチャーズ(トリニダードトバゴ) 12年4×400mR銅 ●800m 金 E.ワニョニイ(ケニア) 21年金 ●1500m 銅 R.チェルイヨット(ケニア) 22年金 ●10000m 銀 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 14年5000m金 銅 A.アルムグレン(スウェーデン) 14年800m銅 ●110mH 銀 O.ベネット(ジャマイカ) 18年銀 銅 T.メイソン(ジャマイカ) 14年銀 ●400mH 銀 A.ドス・サントス(ブラジル) 18年銅 ●3000mSC 銅 E.セレム(ケニア) 24年金 ●20kmW 銅 P.マグラス(スペイン) 21年10kmW銅 ●走高跳 銀 ウ・サンヒョク(韓国) 14年銅 ●棒高跳 金 A.デュプランティス(スウェーデン) 16年銅、18年金 銅 K.マーシャル(豪州) 16年銀 ●三段跳 金 P.P.ピチャルド(ポルトガル) 12年金 銅 L.マルティネス(キューバ) 14年金、16年金 ●円盤投 銀 ミコラス・アレクナ(リトアニア) 21年金 ●ハンマー投 銅 B.ハラース(ハンガリー) 16年金 ●やり投 金 K.ウォルコット(トリニダードトバゴ) 12年金 銀 A.ピータース(グレナダ) 19年銅 女子 ●100m 銀 ティナ・クレイトン(ジャマイカ) 21年金、4×100mR金、22年金、4×100mR金 ●200m 銅 S.ジャクソン(ジャマイカ) 12年4×400m銀 ●1500m 金 F.キピエゴン(ケニア) 12年金 ●5000m 金 B.チェベト(ケニア) 18年金 銀 F.キピエゴン(ケニア)12年1500m金 ●10000m 金 B.チェベト(ケニア) 18年5000m金 銅 G.ツェガイ(エチオピア) 14年1500m金 ●3000mSC 金 F.チェロティチ(ケニア) 21年銅、22年金 銀 W.ヤヴィ(バーレーン) 18年銅 銅 S.アレマイェフ(エチオピア) 22年銀、24年金 ●20kmW 銀 A.ゴンサレス(メキシコ) 18年金 ●走高跳 銅 A.トピッチ(セルビア) 22年銅、24年金 ●棒高跳 銅 T.シュテイ(スロベニア) 06年銀 ●走幅跳 金 T.デイヴィス・ウッドホール(米国) 18年銅 銅 N.リナレス(コロンビア) 22年銀 ●砲丸投 銅 M.-L.ウェシェ(ニュージーランド) 18年金 ●円盤投 金 V.オールマン(米国) 14年銀 銀 J.ファン・クリンケン(オランダ) 18年砲丸投銅 銅 S.モラレス(キューバ) 18年銅 ●ハンマー投 金 C.ロジャース(カナダ) 18年金 銅 張家楽(中国) 24年金 ●七種競技 銅 K.ジョンソン・トンプソン(英国) 12年金| 大久保雅文(おおくぼ・まさふみ)
月刊陸上競技編集部
1984年9月生まれ。175cm、65kg。三重県伊勢市出身。小学1年から競泳、レスリング、野球などをするも、吉田沙保里さんにタックルを受けたこと以外は特にこれといった実績も残せず。 中学で「雨が降ったら練習が休みになるはず」という理由から陸上部に入部。長距離を専門とし、5000mと3000m障害で県インターハイ決勝出場 |
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