HOME 国内

2026.06.07

七種競技・大玉華鈴が一線退く「最後まで勝ちに行けた」3位メダルで有終 23年アジア大会代表、アジアジュニアVなど牽引/日本選手権混成
七種競技・大玉華鈴が一線退く「最後まで勝ちに行けた」3位メダルで有終 23年アジア大会代表、アジアジュニアVなど牽引/日本選手権混成

今季で第一線を退く意向を表明した大玉華鈴。所属先や日体大の後輩たちが大勢応援に駆けつけた

◇第110回日本選手権・混成競技(6月6、7日/岐阜・ヒマラヤスタジアム岐阜:長良川)

名古屋アジア大会代表選考を兼ねた混成競技の日本選手権が行われ、女子七種競技は田中友梨(スズキ)が6050点の日本新記録を樹立して連覇。2位には2年連続で梶木菜々香(ノジマ)が入った。

広告の下にコンテンツが続きます

23年アジア大会代表の大玉華鈴(日体大SMG)が5600点で3位。これまで2位が3回ある大玉だが、今季で第一線を退く意向を表明した。

山口県出身で社会人5年目。中学時代から四種競技で全中2位、西京高でもインターハイ2位など活躍した。日体大1年時には、同じ岐阜の競技場で行われたアジア・ジュニア選手権で金メダルを獲得。さらに、同じく岐阜だった4年時の日本インカレで初優勝を果たしている。

走高跳で1m78を持つなど、バランスの取れたヘプタスリート。23年には日本歴代7位の5720点を出し同年のアジア選手権、アジア大会で代表入りした。近年はケガの影響から苦戦し「日本一になるため、世界に出るためにやってきたけど、なかなか思うような記録が出せず、節目の年にしました」。

身近な仲間にはそれとなく伝えていたが、「引退試合にしたくなかった。もちろん優勝を狙いに行きました」と話し、「途中まで食らいつけたのは良かった」と語った。

陸上を始めてから18年間。「一言では表せられないですが、大舞台としては集大成。最後まで楽しくではなく、勝ちに行けた」と大玉らしさを貫いた。

日本選手権には届かなかったが、年上にいた前日本記録保持者の山﨑有紀やヘンプヒル恵(アトレ)ら先輩たちと、今回日本記録出した田中ら後輩たち、どちらからもかわいがられ、愛される人柄で、苦しくても常に笑顔で前向きに戦ってきた。上の世代と下の世代をつなぐ、重要な役割は大玉だからこそできたのだろう。

田中についても「大学の頃からいろいろと話すようになって、今では手が届かない存在」と謙虚だが、田中自身は「安定して多々糅て散る選手。笑顔でハキハキしていて、いつも盛り上げてくださった」と大きな刺激を受けた。最後は「あとは任せたよ」と声をかけたという。

この日は所属先や日体大の後輩たちも、おそろいの“大玉Tシャツ”を着て応援。「今後は会社に恩返ししたい。今シーズン、最後までやりきります」と最後まで流儀を貫いてフィールドを去るつもりだ。

◇第110回日本選手権・混成競技(6月6、7日/岐阜・ヒマラヤスタジアム岐阜:長良川)名古屋アジア大会代表選考を兼ねた混成競技の日本選手権が行われ、女子七種競技は田中友梨(スズキ)が6050点の日本新記録を樹立して連覇。2位には2年連続で梶木菜々香(ノジマ)が入った。23年アジア大会代表の大玉華鈴(日体大SMG)が5600点で3位。これまで2位が3回ある大玉だが、今季で第一線を退く意向を表明した。山口県出身で社会人5年目。中学時代から四種競技で全中2位、西京高でもインターハイ2位など活躍した。日体大1年時には、同じ岐阜の競技場で行われたアジア・ジュニア選手権で金メダルを獲得。さらに、同じく岐阜だった4年時の日本インカレで初優勝を果たしている。走高跳で1m78を持つなど、バランスの取れたヘプタスリート。23年には日本歴代7位の5720点を出し同年のアジア選手権、アジア大会で代表入りした。近年はケガの影響から苦戦し「日本一になるため、世界に出るためにやってきたけど、なかなか思うような記録が出せず、節目の年にしました」。身近な仲間にはそれとなく伝えていたが、「引退試合にしたくなかった。もちろん優勝を狙いに行きました」と話し、「途中まで食らいつけたのは良かった」と語った。陸上を始めてから18年間。「一言では表せられないですが、大舞台としては集大成。最後まで楽しくではなく、勝ちに行けた」と大玉らしさを貫いた。日本選手権には届かなかったが、年上にいた前日本記録保持者の山﨑有紀やヘンプヒル恵(アトレ)ら先輩たちと、今回日本記録出した田中ら後輩たち、どちらからもかわいがられ、愛される人柄で、苦しくても常に笑顔で前向きに戦ってきた。上の世代と下の世代をつなぐ、重要な役割は大玉だからこそできたのだろう。田中についても「大学の頃からいろいろと話すようになって、今では手が届かない存在」と謙虚だが、田中自身は「安定して多々糅て散る選手。笑顔でハキハキしていて、いつも盛り上げてくださった」と大きな刺激を受けた。最後は「あとは任せたよ」と声をかけたという。この日は所属先や日体大の後輩たちも、おそろいの“大玉Tシャツ”を着て応援。「今後は会社に恩返ししたい。今シーズン、最後までやりきります」と最後まで流儀を貫いてフィールドを去るつもりだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2026.10.21

後藤大樹が再び300mHに挑戦! IH、全中で活躍のトップ選手が今季最後の全国大会に臨む/U18・16大会

U18・U16陸上大会が10月23日から25日まで、三重県伊勢市の三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場で開催される。 U18大会は2025年12月31日時点の16歳、17歳が対象で高校3年生の早生まれと高校2年生、1年生 […]

NEWS 世界選手権1500m金のワイトマンが結婚 コーチの娘と

2026.10.21

世界選手権1500m金のワイトマンが結婚 コーチの娘と

オレゴン世界選手権男子1500mで金メダルに輝いたJ.ワイトマン(英国)が、自身のSNSで結婚を報告した。10月10日にスコットランド・エジンバラで行われた結婚式の写真を投稿した。 お相手は元選手のジョージー・ハーティガ […]

NEWS 箱根駅伝の関東学生連合個人枠に慶大・成沢翔英ら6人選出! 一橋大、立正大の選手は初選出 チーム枠は10校

2026.10.20

箱根駅伝の関東学生連合個人枠に慶大・成沢翔英ら6人選出! 一橋大、立正大の選手は初選出 チーム枠は10校

関東学連は10月20日、第103回箱根駅伝にオープン参加する関東学生連合チームのチーム枠10校と個人枠に入った6人を発表した。 チーム枠は10月17日に行われた予選会敗退校のうち上位10校を選出。予選会11位の国士大、同 […]

NEWS 【プレゼント】指紋でロックを解除!温冷対応の生体認証がついたハスラックの次世代スマートボトル「c-mon(1000mℓ)」

2026.10.20

【プレゼント】指紋でロックを解除!温冷対応の生体認証がついたハスラックの次世代スマートボトル「c-mon(1000mℓ)」

スポーツファッション事業を手がけるハスラックから昨年発売された指紋認証ロック機能付きスマートボトル「c-mon(シーモン)」が好評を博している。 このスマートボトルは、飲み物への異物混入や、持ち物の取り間違いをより安全に […]

NEWS スピード・インターバルトレーニングに適したKIPRUNの新作モデル「KIPSTORM INTERVAL」が10月16日より発売!

2026.10.20

スピード・インターバルトレーニングに適したKIPRUNの新作モデル「KIPSTORM INTERVAL」が10月16日より発売!

フランス発のランニング・トレイルランニング専門ブランド「KIPRUN(キプラン)」は、「KIPSTORM」シリーズから「KIPSTORM INTERVAL(キプストーム インターバル)」を10月16日より発売した。価格は […]

    SNS

    Latest Issue 最新号最新号

    2026年11月号 (10月14日発売)

    2026年11月号 (10月14日発売)

    アジア大会総特集
    駅伝プレビュー

    page top