2026.05.17
◇セイコーゴールデングランプリ(5月17日/東京・MUFGスタジアム:国立競技場)
世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが行われ、女子100mハードルで田中佑美(富士通)がセカンドベストの12秒81(-0.9)をマークして2位を占めた。優勝は22年オレゴン世界選手権4位のアリア・アームストロング(米国)で12秒75だった。
昨年途中から悩まされるアキレス腱の痛みがあり、「昨日も出られるかわからないと思っていた」という状態でのレース。それでも、「1台目をスムーズに入る」「3台目から後半にかけて身体の内側で脚をコントロールする感じでスッと加速する」「スピードが上がっても対応できる余裕をもって走り切る」ことをポイントに臨み、その言葉通りに自己ベストにあと0.01秒というタイムでまとめきった。
アキレス腱の痛みは冬季に一度収まり、12月から3月までは冬季練習を順調にこなして「積み上げられていた」という。だが、3月に再発してからは、常にメディカルのチェックを受けながらの状態が続く。「今は冬季の“残り香”みたいな感じ」と田中。練習さえできれば、上の段階に進める手応えを持ちつつ、もどかしい時間が続く。
残り1ヵ月弱に迫った日本選手権に向けて、スピードとパワーのさらなる向上を狙う。冬季は「それを上手に伝える技術の基本の基本」ができてきた。「それができれば、後半に速度が上がっても動きを変えない技術がかみ合う」と田中。そうすれば、「スプリントとハードルの技術がかみ合って、記録につながる」算段だ。
「一刻も早くアキレス腱のリカバリーをして、自分がやりたいトレーニングをやりたい」。田中は自分に言い聞かせるように、言葉に力を込めた。
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