HOME 国内、日本代表

2026.05.10

10000m鈴木芽吹アジア大会内定!重圧に打ち勝ち「僕にとってすごく価値のあるレース」/木南記念
10000m鈴木芽吹アジア大会内定!重圧に打ち勝ち「僕にとってすごく価値のあるレース」/木南記念

26年木南記念10000mで優勝した鈴木芽吹

◇木南記念(5月10日/大阪・ヤンマースタジアム長居)

日本グランプリシリーズの木南記念でアジア大会代表選考最重要競技会の男子10000mが行われ、鈴木芽吹(トヨタ自動車)が27分20分11秒で優勝した。名古屋アジア大会の派遣設定記録(27分31秒27)をクリアして優勝し、日本代表に内定した。昨年の東京世界選手権入賞組を除けば、トラック&フィールド種目の内定1号となる。

広告の下にコンテンツが続きます

日本記録保持者の誇りがトラック25周に表れた。

「前半はちょっときつかった」と鈴木。1000m2分45秒、2000m5分32秒ペースで進み、5000mを13分46秒で通過してからは「呼吸も落ち着いてきた」と振り返る。

国際大会を見据えて意識してきた「ラスト2000m」でもペースアップ。ペースメーカーが外れてからも、力強く手足を動かし、悠々とフィニッシュした。「最低限は走れましたが、もっと行けたし、まだやりたかったという気持ちがあります」と言いつつも、代表内定ボードを持ち笑顔を浮かべる。

昨年は東京世界選手権にも出場し、27分05秒92の日本記録も樹立。当然、鈴木にしかわからないプレッシャーがあった。

「僕が勝って当たり前だと思われていた部分もあったと思いますし、マークされるような雰囲気もありました。何より、自分で『ここで勝たないと話にならない』とプレッシャーをかけてきた」

そのプレッシャーに打ち勝ってこそ、日本記録保持者、日本代表の価値が出てくるのだ、と。そして、見事に打ち勝った。「観戦していたみなさんからすると簡単に圧勝したように見えるかもしれませんが、僕にとってはすごく価値のあるレースだった」と胸を張った。

大会に向けて米国・アルバカーキで合宿。「しっかり質の高い練習ができていました」。大八木弘明コーチも「日本記録前と同じ練習を余裕を持ってできていました」と語る。

これでアジア大会代表に内定。夏に5000mで日本記録にトライする予定だが、アジア大会は10000mで専念する見込み。アジア選手権金メダルのG.シン(インド)という強力なライバルもいる。

「目標は勝つこと。(シンには)負けっぱなしなので、なんとか勝ちたい。ラストで勝てるかどうか。これから磨いていきたい」

ここ数年は大学時代に苦しんだケガもなく、充実した日々を過ごしているのが自信がみなぎる表情からも見て取れる。日本長距離のエースとして、堂々と日の丸を背負ってアジアナンバーワンを取りにいく。

◇木南記念(5月10日/大阪・ヤンマースタジアム長居) 日本グランプリシリーズの木南記念でアジア大会代表選考最重要競技会の男子10000mが行われ、鈴木芽吹(トヨタ自動車)が27分20分11秒で優勝した。名古屋アジア大会の派遣設定記録(27分31秒27)をクリアして優勝し、日本代表に内定した。昨年の東京世界選手権入賞組を除けば、トラック&フィールド種目の内定1号となる。 日本記録保持者の誇りがトラック25周に表れた。 「前半はちょっときつかった」と鈴木。1000m2分45秒、2000m5分32秒ペースで進み、5000mを13分46秒で通過してからは「呼吸も落ち着いてきた」と振り返る。 国際大会を見据えて意識してきた「ラスト2000m」でもペースアップ。ペースメーカーが外れてからも、力強く手足を動かし、悠々とフィニッシュした。「最低限は走れましたが、もっと行けたし、まだやりたかったという気持ちがあります」と言いつつも、代表内定ボードを持ち笑顔を浮かべる。 昨年は東京世界選手権にも出場し、27分05秒92の日本記録も樹立。当然、鈴木にしかわからないプレッシャーがあった。 「僕が勝って当たり前だと思われていた部分もあったと思いますし、マークされるような雰囲気もありました。何より、自分で『ここで勝たないと話にならない』とプレッシャーをかけてきた」 そのプレッシャーに打ち勝ってこそ、日本記録保持者、日本代表の価値が出てくるのだ、と。そして、見事に打ち勝った。「観戦していたみなさんからすると簡単に圧勝したように見えるかもしれませんが、僕にとってはすごく価値のあるレースだった」と胸を張った。 大会に向けて米国・アルバカーキで合宿。「しっかり質の高い練習ができていました」。大八木弘明コーチも「日本記録前と同じ練習を余裕を持ってできていました」と語る。 これでアジア大会代表に内定。夏に5000mで日本記録にトライする予定だが、アジア大会は10000mで専念する見込み。アジア選手権金メダルのG.シン(インド)という強力なライバルもいる。 「目標は勝つこと。(シンには)負けっぱなしなので、なんとか勝ちたい。ラストで勝てるかどうか。これから磨いていきたい」 ここ数年は大学時代に苦しんだケガもなく、充実した日々を過ごしているのが自信がみなぎる表情からも見て取れる。日本長距離のエースとして、堂々と日の丸を背負ってアジアナンバーワンを取りにいく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.06.23

やり投・北口榛花と110mH・村竹ラシッド、泉谷駿介がエントリー!/DLパリ

世界最高峰シリーズ・ダイヤモンドリーグ(DL)の主催者は、6月28日(日本時間29日)に開催される、DL第8戦の「ミーティング・ド・パリ」のエントリーリストを発表し、日本から男子110mハードルの村竹ラシッド(JAL)、 […]

NEWS 井手友郎がスプリント2種目大会新V!走高跳・西内が地区大会最高2m10、三段跳・小坂は29年ぶり大会新V/IH四国

2026.06.23

井手友郎がスプリント2種目大会新V!走高跳・西内が地区大会最高2m10、三段跳・小坂は29年ぶり大会新V/IH四国

◇インターハイ四国地区大会(6月20~22日/香川・丸亀競技場) 滋賀インターハイ出場を懸けた四国地区大会が3日間にわたって行われた。 広告の下にコンテンツが続きます 男子短距離では井手友郎(済美3愛媛)が100m、20 […]

NEWS 吉永優衣が100mで歴代7位タイの11秒54! 100mHとの2冠達成 中村有輝は3種目制覇/IH北九州

2026.06.23

吉永優衣が100mで歴代7位タイの11秒54! 100mHとの2冠達成 中村有輝は3種目制覇/IH北九州

◇インターハイ北九州大会(6月19〜22日/大分市・大分スポーツ公園クラサスドーム大分) 滋賀インターハイ出場を懸けた北九州大会が4日間にわたって行われた。 広告の下にコンテンツが続きます 初日こそ雨に見舞われたが、大会 […]

NEWS パリ五輪女子三段跳銀のリケッツが妊娠 「待ち望んでいたベイビー」

2026.06.23

パリ五輪女子三段跳銀のリケッツが妊娠 「待ち望んでいたベイビー」

女子三段跳パリ五輪銀メダリストのS.リケッツ(ジャマイカ)が自身のSNSで妊娠を発表した。マタニティ姿で夫とともに写真に収まり、「結婚10周年を、待ち望んでいたベイビーとともにお祝いします!」と綴り、Instagramを […]

NEWS 東京マラソン2027大会要項発表! 優勝賞金2倍強に増額、20回の節目は過去最大規模で実施へ

2026.06.22

東京マラソン2027大会要項発表! 優勝賞金2倍強に増額、20回の節目は過去最大規模で実施へ

一般財団法人東京マラソン財団は6月22日、アボット・ワールドマラソンメジャーズ (AWMM)シリーズの「東京マラソン2027」の大会概要やメインビジュアルを発表した。 20回の記念大会となる今回は、マラソンの定員を100 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年7月号 (6月12日発売)

2026年7月号 (6月12日発売)

特集 村竹&橋岡&諸田
インターハイ特集!

page top