◇第109回日本選手権ハーフマラソン競歩(2月15日/兵庫・六甲アイランド)
アジア大会代表選考会を兼ねた日本選手権ハーフマラソン競歩が行われ、男子は山西利和(愛知製鋼)が1時間20分34秒の世界新記録で2連覇を達成した。
従来の20kmからハーフマラソン(21.0975km)への距離ルール変更があり、今年から本格的にスタート。その記念すべき最初の日本選手権覇者は、やはり王者だった。前回、1時間16分10秒の世界新を樹立した山西が2年連続4度目(20km含む)の制覇となる。
10km通過が38分46秒で、この時点で山西、吉川絢斗(サンベルクス)、野田明宏(自衛隊体育学校)、丸尾知司(愛知製鋼)ら10人以上が集団となる。だが、その後徐々に絞られていき、15kmは57分40秒で通過。5人ほどの優勝争いが展開された。
残り5kmで山西がペースアップ。そこから一気に後続を引き離した。それでも、20km通過が山西が1時間16分26秒で行っただけでなく、吉川(1時間16分38秒)、野田(1時間16分42秒)が20kmの日本歴代3、4位という、とてつもないハイペース・ハイレベルな争いに。4位の丸尾までが世界記録基準記録(1時間21分30秒)を切る“世界新”決着となった。
山西は「ペースを上げた時に立て続けに注意を受けたので、まだ(歩型が)悪く見えてしまう。これから国際大会でハードな勝負をする上で修正すべきところ」と反省し「ホッとしました」と胸をなで下ろした
これで名古屋アジア大会代表に内定。18年ジャカルタ大会以来となり、「前回は銀メダルだったので金メダルを取れるように頑張りたい」と抱負を語った。
東京世界選手権20km競歩7位の吉川が2位。「勝ちきりたかった。選ばれればアジア大会こそ勝ちたい」と闘志を燃やしていた。ロング(50km、35km)で国際舞台を経験してきた野田が復調気配を示す3位。東京世界選手権20km・35km代表の丸尾が4位、35km競歩で世界選手権銅メダルの勝木隼人(自衛隊体育学校)は1時間22分06秒で5位となった。
女子は東京世界選手権20km銅メダリストの藤井菜々子(エディオン)が不在のなか、梅野倖子(LOCOK)が1時間35分01秒で初優勝。アジア大会代表に内定した。
東京世界選手権20km代表の柳井綾音(立命大)の後ろでレースを進め、「ラスト5km付近の給水で自分のほうが余裕があるように感じた」と勝負どころを見極めた。2位には1時間35分57秒で柳井が続いている。
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