HOME 駅伝、箱根駅伝

2025.10.18

NEWS
中央学大が総合トップ通過!集団走せず「学生に判断」近田陽路が日本人トップ、全員が躍動/箱根駅伝予選会
中央学大が総合トップ通過!集団走せず「学生に判断」近田陽路が日本人トップ、全員が躍動/箱根駅伝予選会

トップ通過を果たした中央学大(日本人トップの7位だった近田陽路)

◇第102回箱根駅伝予選会(10月18日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km)

第102回箱根駅伝予選会が行われ、中央学大が10時間32分23秒でトップ通過を果たした。総合1位は2007年以来18年ぶりで、3年連続25回目の本戦出場を決めた。

近田陽路(4年)が1時間2分04秒の7位を占め、チームとして2年連続となる日本人トップ。チーム内8番目までが90位以内でフィニッシュするなど、全体が安定した力を発揮した。

広告の下にコンテンツが続きます

1985年の駅伝チーム立ち上げから指揮を執る川崎勇二監督は、「今年は集団走をやめました」。指導に携わって初めてのことで、その理由は、「状況に応じて学生に判断させた方がいいと思ったからです」。

近田が、前回個人トップに輝いた吉田礼志(現・Honda)がチームを牽引する姿を見ながら、「去年から礼志さんがいなくても戦えるチーム作りを目指してきた」と話すなど、すでに「一人ひとりが頑張らないといけない」という気持ちが芽生えていた。その学生たちの姿勢を見続けた川崎監督は、学生主体で臨む決断をした。

継続した取り組みが見事に表れ、2007年以来の予選会トップ通過。本選では15年から5年連続でシード権を獲得したあと、2度出場を逃すなど苦戦が続いているが、伝統のロードの強さを取り戻しつつある。

広告の下にコンテンツが続きます

近田は「全員で笑って追われるように頑張りたい」と言うように、全員で6年ぶりのシード権をつかみにいく。

◇第102回箱根駅伝予選会(10月18日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km) 第102回箱根駅伝予選会が行われ、中央学大が10時間32分23秒でトップ通過を果たした。総合1位は2007年以来18年ぶりで、3年連続25回目の本戦出場を決めた。 近田陽路(4年)が1時間2分04秒の7位を占め、チームとして2年連続となる日本人トップ。チーム内8番目までが90位以内でフィニッシュするなど、全体が安定した力を発揮した。 1985年の駅伝チーム立ち上げから指揮を執る川崎勇二監督は、「今年は集団走をやめました」。指導に携わって初めてのことで、その理由は、「状況に応じて学生に判断させた方がいいと思ったからです」。 近田が、前回個人トップに輝いた吉田礼志(現・Honda)がチームを牽引する姿を見ながら、「去年から礼志さんがいなくても戦えるチーム作りを目指してきた」と話すなど、すでに「一人ひとりが頑張らないといけない」という気持ちが芽生えていた。その学生たちの姿勢を見続けた川崎監督は、学生主体で臨む決断をした。 継続した取り組みが見事に表れ、2007年以来の予選会トップ通過。本選では15年から5年連続でシード権を獲得したあと、2度出場を逃すなど苦戦が続いているが、伝統のロードの強さを取り戻しつつある。 近田は「全員で笑って追われるように頑張りたい」と言うように、全員で6年ぶりのシード権をつかみにいく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.18

編集部コラム「濃い2ヵ月間」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンドリレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、ど […]

NEWS サニブラウンがトークイベントで来場! 未来の日本代表「楽しむことを忘れずに」とメッセージ/U18・U16大会

2025.10.18

サニブラウンがトークイベントで来場! 未来の日本代表「楽しむことを忘れずに」とメッセージ/U18・U16大会

◇第19回U18・第56回U16大会(10月17~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場) 10月18日、三重県伊勢市で開催中のU18・U16大会の会場に、東京世界選手権代表のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ […]

NEWS 髙城昊紀が110mHを大会新V!来季に向けて「ケガしないように冬季練習をしていきたい」/U18・16大会

2025.10.18

髙城昊紀が110mHを大会新V!来季に向けて「ケガしないように冬季練習をしていきたい」/U18・16大会

◇第19回U18・第56回U16大会(10月17~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場)2日目 U18・U16大会の第2日目が行われ、U20規格で実施されたU18男子110mハードルは髙城昊紀(宮崎西高2宮崎)が […]

NEWS 女子は横手清陵学院が劇的逆転で悲願の初V!男子は秋田工が2時間9分01秒で2年ぶり全国へ/秋田県高校駅伝

2025.10.18

女子は横手清陵学院が劇的逆転で悲願の初V!男子は秋田工が2時間9分01秒で2年ぶり全国へ/秋田県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた秋田県高校駅伝が10月17日に、秋田市の県営陸上競技場周回コースで行われ、女子(5区間21.0975km)は横手清陵学院が1時間14分32秒で初優勝を飾り、初の全国出場を決めた。男子(7区間4 […]

NEWS 北口榛花 初のやり投教室「突き詰めたいなら努力するしか方法はない」中高生に熱血指導

2025.10.18

北口榛花 初のやり投教室「突き詰めたいなら努力するしか方法はない」中高生に熱血指導

女子やり投の北口榛花(JAL)が初めて自己プロデュースしたやり投に特化した陸上教室の「はるかなる教室 Supported by JAL」(主催:株式会社スポーツビズ、川崎とどろきパーク株式会社)が18日、神奈川県の等々力 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top