◇第102回箱根駅伝予選会(10月18日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km)
第102回箱根駅伝予選会が行われ、中央学大の近田陽路(4年)が1時間2分04秒で日本人トップの7位に入った。前回の吉田礼志(現・Honda)に続き、中央学大勢として2年連続で日本人トップを占めた。
チームの総合トップ通過も牽引した近田は、「事前に想定していたとおりのレース運びができました」と笑顔がこぼれる。
序盤は集団の中で力を溜め、昭和記念公園内に入る後半で切り替える。それが、近田のレースプランだった。
日本人集団の最初の5kmが14分56秒とややスローな展開になり、想定以上に集団の人数が多かったという。だが、給水での接触など想定外の面もあったが「うまく対処することができました」。
終盤は東農大の前田和摩(3年)らと競り合いを制し、日体大の平島龍斗(4年)に2秒競り勝った。その要因はやはり前半の走り。「集団の中でうまく力を使わずに走ることができた」ことを挙げる。
昨年までエースとしてチームを引っ張った吉田の背中を追って、着実に成長を遂げた。昨年は3月の日本学生ハーフで2位を占め、今年の箱根駅伝ではアンカーを務めた。
その後も2月の丸亀国際ハーフで1時間0分45秒の自己新をマークすると、6月の全日本大学駅伝関東選考会でも最終組を力走。今はエースとして、チームに背中を見せ続けている。
2年前の箱根駅伝で9区区間最下位にとどまるなど「過去2回の箱根駅伝は悔しい思い出が残っている」と近田。だからこそ、「もう一度練習を積んで、全員で笑って終われるように頑張りたい」と最後の箱根路への思いを語った。
個人トップは山梨学大のブライアン・キピエゴ(3年)で1時間0分16秒。2連勝中だった日大のシャドラック・キップケメイ(3年)との競り合いを制して初の1位フィニッシュを果たし、「ちょっと暑かったのできつかった。でも、しっかり走ってナンバーワンを取ることができて、うれしいです」と話した。
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