HOME 駅伝、箱根駅伝

2025.10.18

中央学大・近田陽路が個人日本人1位でチームのトップ通過牽引「想定通りのレースできた」/箱根駅伝予選会
中央学大・近田陽路が個人日本人1位でチームのトップ通過牽引「想定通りのレースできた」/箱根駅伝予選会

トップ通過を果たした中央学大(日本人トップの7位だった近田陽路)

◇第102回箱根駅伝予選会(10月18日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km)

第102回箱根駅伝予選会が行われ、中央学大の近田陽路(4年)が1時間2分04秒で日本人トップの7位に入った。前回の吉田礼志(現・Honda)に続き、中央学大勢として2年連続で日本人トップを占めた。

チームの総合トップ通過も牽引した近田は、「事前に想定していたとおりのレース運びができました」と笑顔がこぼれる。

広告の下にコンテンツが続きます

序盤は集団の中で力を溜め、昭和記念公園内に入る後半で切り替える。それが、近田のレースプランだった。

日本人集団の最初の5kmが14分56秒とややスローな展開になり、想定以上に集団の人数が多かったという。だが、給水での接触など想定外の面もあったが「うまく対処することができました」。

終盤は東農大の前田和摩(3年)らと競り合いを制し、日体大の平島龍斗(4年)に2秒競り勝った。その要因はやはり前半の走り。「集団の中でうまく力を使わずに走ることができた」ことを挙げる。

昨年までエースとしてチームを引っ張った吉田の背中を追って、着実に成長を遂げた。昨年は3月の日本学生ハーフで2位を占め、今年の箱根駅伝ではアンカーを務めた。

その後も2月の丸亀国際ハーフで1時間0分45秒の自己新をマークすると、6月の全日本大学駅伝関東選考会でも最終組を力走。今はエースとして、チームに背中を見せ続けている。

2年前の箱根駅伝で9区区間最下位にとどまるなど「過去2回の箱根駅伝は悔しい思い出が残っている」と近田。だからこそ、「もう一度練習を積んで、全員で笑って終われるように頑張りたい」と最後の箱根路への思いを語った。

個人トップは山梨学大のブライアン・キピエゴ(3年)で1時間0分16秒。2連勝中だった日大のシャドラック・キップケメイ(3年)との競り合いを制して初の1位フィニッシュを果たし、「ちょっと暑かったのできつかった。でも、しっかり走ってナンバーワンを取ることができて、うれしいです」と話した。

◇第102回箱根駅伝予選会(10月18日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km) 第102回箱根駅伝予選会が行われ、中央学大の近田陽路(4年)が1時間2分04秒で日本人トップの7位に入った。前回の吉田礼志(現・Honda)に続き、中央学大勢として2年連続で日本人トップを占めた。 チームの総合トップ通過も牽引した近田は、「事前に想定していたとおりのレース運びができました」と笑顔がこぼれる。 序盤は集団の中で力を溜め、昭和記念公園内に入る後半で切り替える。それが、近田のレースプランだった。 日本人集団の最初の5kmが14分56秒とややスローな展開になり、想定以上に集団の人数が多かったという。だが、給水での接触など想定外の面もあったが「うまく対処することができました」。 終盤は東農大の前田和摩(3年)らと競り合いを制し、日体大の平島龍斗(4年)に2秒競り勝った。その要因はやはり前半の走り。「集団の中でうまく力を使わずに走ることができた」ことを挙げる。 昨年までエースとしてチームを引っ張った吉田の背中を追って、着実に成長を遂げた。昨年は3月の日本学生ハーフで2位を占め、今年の箱根駅伝ではアンカーを務めた。 その後も2月の丸亀国際ハーフで1時間0分45秒の自己新をマークすると、6月の全日本大学駅伝関東選考会でも最終組を力走。今はエースとして、チームに背中を見せ続けている。 2年前の箱根駅伝で9区区間最下位にとどまるなど「過去2回の箱根駅伝は悔しい思い出が残っている」と近田。だからこそ、「もう一度練習を積んで、全員で笑って終われるように頑張りたい」と最後の箱根路への思いを語った。 個人トップは山梨学大のブライアン・キピエゴ(3年)で1時間0分16秒。2連勝中だった日大のシャドラック・キップケメイ(3年)との競り合いを制して初の1位フィニッシュを果たし、「ちょっと暑かったのできつかった。でも、しっかり走ってナンバーワンを取ることができて、うれしいです」と話した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.02

世界陸上銅メダルの藤井菜々子に那珂川市市民栄誉賞&北九州市民スポーツ大賞

9月の東京世界選手権女子20km競歩で銅メダルを獲得した藤井菜々子(エディオン)が、出身地である福岡県那珂川市の市民栄誉賞、そして高校時代を過ごした北九州市の北九州市民スポーツ大賞を受賞することが決まり、12月2日に両市 […]

NEWS サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」

2025.12.02

サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」

ピックルボール普及のためのイベントTORAY PICKLEBALL EXPERIENCEが12月2日に東京の有明アーバンスポーツ内のコートで行われ、男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が参加した。 ピック […]

NEWS 東洋大男子長距離が4社と契約 “昇り龍”を描いた鉄紺の新ユニフォームも発表「頂点目指し力強く上昇」

2025.12.02

東洋大男子長距離が4社と契約 “昇り龍”を描いた鉄紺の新ユニフォームも発表「頂点目指し力強く上昇」

東洋大は12月2日、陸上競技部男子長距離部門において、セブン銀行(本社:東京都千代田区)、カカクコム(本社:東京都渋谷区)が運営する「求人ボックス」、ECC(本社:大阪市北区)、ビースタニング(本社:東京都渋谷区)が運営 […]

NEWS Hondaに法大・大島史也、東海大の主力2人が来季加入!「培ってきた走力と探究心を最大限に発揮」

2025.12.02

Hondaに法大・大島史也、東海大の主力2人が来季加入!「培ってきた走力と探究心を最大限に発揮」

Hondaは12月2日、来年4月1日に入部する選手として、法大の大島史也、東海大の花岡寿哉と兵藤ジュダの3選手を発表した。 大島は千葉・専大松戸高出身。今年は関東インカレ5000mで7位入賞などがある。5000mは13分 […]

NEWS 約137gの超軽量ながら3D形状のカーボンプレート搭載、ミズノのスピードレーシングシューズ「HYPERWARP」が発売!

2025.12.02

約137gの超軽量ながら3D形状のカーボンプレート搭載、ミズノのスピードレーシングシューズ「HYPERWARP」が発売!

ミズノは12月2日、3D形状のフルレングスカーボンプレートを搭載したスピードランナー向けの新レーシングシューズ「HYPERWARP」シリーズを12月19日に全国のミズノランニング品取扱店で発売することを発表した。 近年の […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top