10月8日、世界陸連は2026年に主催する世界室内選手権、世界リレー、U20世界選手権の出場資格要件を発表した。
このうち、5月2日と3日にボツワナ・ハボローネで開催される世界リレーでは男子・女子・混合の4×100mリレーと4×400mリレー、計6種目が実施される。各種目の最大出場枠は24ヵ国。
9月の東京世界選手権で8位入賞を果たした国には自動的に出場権が与えられ、日本は男子4×100mリレーと、男女混合の4×400mリレーの2種目で出場資格を手にした。残る出場国や男女混合4×100mリレーについては、25年1月1日から26年4月5日までの記録上位から出場国が決まり、男子4×400mリレーの日本は、世界選手権でマークした2分59秒74が現時点のリストで11位と出場権獲得がほぼ確実となっている。
なお、女子4×100mリレーは43秒91(福岡大)で26位、同4×400mリレーは3分35秒41(園田学園大)で33位と、出場圏外にとどまっている。
世界リレーの男子、女子の両リレーは27年北京世界選手権の選考を兼ねており、上位12ヵ国が出場権を獲得。混合種目は上位6ヵ国が26年9月の世界陸上アルティメット選手権の出場資格を手にする。
また、世界室内選手権は26年3月20日から22日までの3日間、ポーランドのクヤヴィ・ポモージェで開催。25年11月1日から26年3月8日までの標準記録突破か、室内の世界リストによって出場者が決まる。
若手選手の登竜門となるU20世界選手権は、同年8月5日から9日まで米国オレゴン州ユージンで行われる。各種目で1ヵ国2名まで出場可能で、競歩はこれまでの1万mから5000mに変更された。
標準記録は男子100mが10秒50、男子5000mは14分08秒00で、それぞれターゲットナンバーも設定されている。資格有効期限は25年10月1日から大会の3週間前までとなっている。
2026年U20世界選手権参加標準記録
ターゲット ナンバー | 標準記録 | 種目 | 標準記録 | ターゲット ナンバー |
64 | 10.50 | 100m | 11.78 | 64 |
64 | 21.25 | 200m | 24.35 | 64 |
56 | 47.40 | 400m | 55.20 | 56 |
48 | 1.50.00 | 800m | 2.09.00 | 48 |
45 | 3.47.50 | 1500m | 4.27.00 | 45 |
20 | 8.04.00 | 3000m | 9.27.00 | 20 |
18 | 14.08.00 | 5000m | 16.25.00 | 18 |
56 | 14.05 | 110H/100H | 14.10 | 56 |
56 | 53.00 | 400mH | 60.75 | 56 |
30 | 9.00.00 | 3000mSC | 10.36.00 | 30 |
34 | 20.50.00 | 5000W | 24.00.00 | 34 |
28 | 2.12 | 走高跳 | 1.81 | 28 |
28 | 5.12 | 棒高跳 | 4.05 | 28 |
28 | 7.58 | 走幅跳 | 6.22 | 28 |
28 | 15.45 | 三段跳 | 13.00 | 28 |
28 | 18.30 | 砲丸投 | 14.50 | 28 |
28 | 56.00 | 円盤投 | 49.00 | 28 |
28 | 68.00 | ハンマー投 | 57.50 | 28 |
28 | 68.50 | やり投 | 49.50 | 28 |
28 | 7100 | 十種/七種 | 52.80 | 28 |
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