2025.10.01
英国陸連は9月30日、スコットランドの指導者アンディ・ヤング氏に対し、3年間の資格停止処分を科すと発表した。
英国陸連の懲罰委員会は、ヤング氏について「選手の健康より競技成績を優先し、医療的助言を無視して強制的な行動を取った」と認定。重大な違反があったと結論づけた。
具体的には理学療法士のアドバイスに反して選手にレースへ出場を強いたほか、要求に従わない選手をトレーニングから外すと脅したり、疲労を懸念した選手に暴言を吐いたことなどが理由として挙げられている。
また、選手と口論となった後、自動車に同乗した際に猛スピードで運転して恐怖を与えた上に、途中で選手を下車させて置き去りにしたとも報じられている。
ヤング氏は英国女子中長距離のL.ミューアー、J.リーキーを指導したことで知られる。ミューアーは1500mで東京五輪銀メダル、オレゴン世界選手権で銅メダルを獲得、リーキーは東京の800mで4位に入っている。
両名とも23年にヤング氏の指導を離れており、ミューアーは今回の件について、「この裁決に協力していただいた方々に感謝したい。今は新たなサポートと前向きなコーチング環境の中でトレーニングや仕事に取り組むことの楽しさを再発見できたことを喜びたいです」とコメントした。
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