アシックスは7月11日、トップアスリート向けの新レーシングシューズ「METASPEED」シリーズの最新作「METASPEED SKY TOKYO」、「METASPEED EDGE TOKYO」、「METASPEED RAY」の発売に先駆けて体験イベント「ASICS METASPEED TOKYO EXPERIENCE」を都内で開いた。
アシックスは、2019年11月にトップアスリートが勝てるシューズを開発すべく組織として「Cプロジェクト」を発足。同プロジェクトでは、走法の違いに着目し、ストライド型のランナーに対応した「METASPEED SKY」とピッチ型のランナーに対応した「METASPEED EDGE」の2モデルを2021年に「METASPEED」シリーズとして展開。今回は新たに、軽量性を追求したモデル「METASPEED RAY」をラインナップに加えた。
イベントでは同社の開発担当が登壇し、軽量化や反発性、クッション性の向上など前作からのアップデートされた部分を中心にプレゼンテーションが行われた。
トークセッションでは、ゲストとしてシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんが登壇。また、9月の東京世界選手権マラソン代表の近藤亮太(三菱重工)、小林香菜(大塚製薬)が合宿地からそろってリモート出演し、新シューズの感想を述べた。
高橋さんは「履かせていただきビックリしました!夢を叶えるシューズなので、ぜひ多くの方に手にとって欲しいです」と絶賛。
近藤は「ストライド走法なので、SKY TOKYOを着用しており前モデルよりも軽くて反発が大きく脚を楽に回せる印象です。2月の大阪マラソンでは最後の40kmからペースを上げられたのもシューズの力があったからだと思います」、小林は「大学時代からこのシリーズを愛用しており、新シューズは練習で着用し、反発性・安定性のバランスが絶妙に良い。早くレースでも履きたい」と話した。
残り約2ヶ月に迫った世界選手権に向けて現在、近藤は大分県、小林は北海道で合宿を積んでいるという。本番に向けて近藤は「応援していただいてる方々への期待に応えたいです。2回目のマラソンで夏は初めてなので、殻に閉じこもることなく世界のトップランナーにチャレンジし、8位入賞を目指したいです」、小林は「まだまだ経験は少ないですが、今できる練習を行い、しっかり準備して笑顔でゴールしたいです」と意気込んだ。
「METASPEED SKY TOKYO」、「METASPEED EDGE TOKYO」は、7月25日からアシックスオンラインストア、アシックス直営店各店(ファクトリーアウトレットを除く)、全国のスポーツ用品店などで発売される。価格は29,700円(税込)。
「METASPEED RAY」は、8月にアシックスオンラインストア、アシックス直営店各店(ファクトリーアウトレットを除く)で抽選発売を行う予定。価格は33,000円(税込)。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.08.25
ダイヤモンドリーグ・ファイナルのエントリー発表 北口榛花が4年連続、村竹ラシッドは初
2025.08.25
日本選手権の失格取り消しとなった佐藤風雅所属のミズノ「真摯に対応していただいた」
-
2025.08.25
-
2025.08.25
-
2025.08.25
2025.08.19
15年ぶりの箱根総合優勝へ 早大駅伝主将・山口智規「夏合宿で底上げを」 妙高で合同取材会
-
2025.08.24
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
-
2025.08.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.08.25
ダイヤモンドリーグ・ファイナルのエントリー発表 北口榛花が4年連続、村竹ラシッドは初
世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)のレギュラーシリーズが終了し、スイス・チューリヒで行われるファイナルのエントリーが確定した。 女子やり投の北口榛花(JAL)は4年連続の進出。シーズンベストは64m63だが、 […]
2025.08.25
100m・菅野翔唯が10秒31で優勝! 女子200m・野見山寧祢、女子400m・今峰紗希もV/日韓中ジュニア交流競技会
◇第33回日・韓・中ジュニア交流競技会(8月25・27日/中国・内モンゴル自治区)1日目 各国の高校生世代が集う「日・韓・中ジュニア交流競技会」が行われ、男子100mは菅野翔唯(東農大二2群馬)が10秒31で優勝した。 […]
2025.08.25
日本選手権の失格取り消しとなった佐藤風雅所属のミズノ「真摯に対応していただいた」
日本選手権の男子400m決勝で1着入線のあと、曲走路においてラインの内側を走行したとして失格の判定が下っていた佐藤風雅(ミズノ)の競技結果が再審議の結果、失格が取り消されて優勝となったことについて、所属先のミズノがコメン […]
2025.08.25
佐藤風雅の失格取り消しについて日本陸連が経緯説明「踵がラインを踏んでいる」は「踏み越えていない」再発防止へルール理解の徹底図る
日本陸連は8月25日、第109回日本選手権(7月4日~6日)の男子400m決勝でトップでフィニッシュした佐藤風雅(ミズノ)が失格と裁定されたことについて、ジュリーによる再審議の結果、取り消しとなったことを発表した。 その […]
2025.08.25
日本選手権男子400mの結果が訂正 佐藤風雅がレーン侵害で失格から優勝へ 今泉が2位
日本陸連は8月25日、7月に行われた日本選手権男子400mの結果を訂正したことを発表し、佐藤風雅(ミズノ)が45秒28で優勝、今泉堅貴(内田洋行AC)が45秒29で2位となった。 実際のレースでも、速報では上記の結果が出 […]
Latest Issue
最新号

2025年9月号 (8月12日発売)
衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99