2025.07.11
攻め(?)のアンダーハンド
リレーコラム??
毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ!
陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。
編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!
第296回「これが“近畿”」(片井)

陸上シーズンも真っ盛りを迎えています。今年の私は5月から関東インカレ、インターハイ東京都大会、全日本大学駅伝関東地区選考会、インターハイ近畿大会、南北関東大会と数々の現場に足を運びました。やはり、高校生や大学生が頑張る姿からはエネルギーをもらえます。
中でも印象深かったのは、近畿大会です。私自身も近畿地方の出身で、“近畿”と言えば、あこがれの舞台であり、トップ選手たちの巣窟。現役時代には立つことさえかなわなかった大会に、報道という立場で携わることができたのは、感慨深い一面がありました。
勝負の世界とはいえ、やはり想像以上のレベルの高さに絶句。男子100mは10秒57、女子100mは11秒94でインターハイに進めません。男子4×100mリレーは40秒台で突破できず、極めつけの女子400mハードルは59秒84で近畿止まりとなっています。
レベルが高いことは承知のうえでしたが、「これでインターハイに出られないのか・・・・・・」とすごく切ない気持ちになりました。高校生たちの汗と涙は心に迫るものがありました。ここで引退する選手もいるかもしれませんが、秋のU20日本選手権や国民スポーツ大会といった大イベントを目指して頑張ってもらいたいです。
かくゆう私は、14年前の6月上旬に和歌山県大会で敗退、即日引退。受験勉強に暮れながら、合間でグラウンドを間借りしてジョギングをしていました。
そんな私も同じ800mで近畿大会行きを決めた高校の同期がいました。母校は3年生と近畿大会に出場した選手のみ鉢巻きの着用が認められました。私は柄にもなく、その同期に「俺を近畿に連れて行ってくれ」と鉢巻きを託しました。
当時の近畿大会は、大阪・長居。和歌山から阪和線一本で行けることもあり、県大会で引退した同期たちと彼の走りを観に行きました。結果は予選落ち。当時の近畿は後にインターハイで優勝する同じ和歌山の吉田貴洋(田辺)、新安直人(神戸科技)といった猛者たちの集まり。彼は1組5着でしたが、私の鉢巻きを着けて、立派に走ってくれました。
私の話はほんの一例で、インターハイに出場できた選手、地区大会で敗退した選手、さらには都府県大会で敗れた選手それぞれにドラマはあります。より多くの選手たちの話に耳を傾けられるように、広島でも取材に臨みたいと思っています。
| 片井雅也(かたい・まさや) 月刊陸上競技編集部 2年目部員 1993年4月生まれ、和歌山県出身。岩出二中→桐蔭高→東学大。子供の頃から水泳や公式ドッジボールなどスポーツに傾注する一方、硬筆を習ったり、小学校で歴史小説を読み進めるなどインドア派の一面も。高校まで中距離選手で、最高成績は近畿高校駅伝出場(地元枠)。大学では陸上部の学生トレーナーとなり、地元の2015年和歌山インターハイでは日本陸連トレーナーとして活動。信濃毎日新聞社を経て、2024年4月より編集部。趣味は居酒屋巡り。 |
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第296回「これが“近畿”」(片井)
陸上シーズンも真っ盛りを迎えています。今年の私は5月から関東インカレ、インターハイ東京都大会、全日本大学駅伝関東地区選考会、インターハイ近畿大会、南北関東大会と数々の現場に足を運びました。やはり、高校生や大学生が頑張る姿からはエネルギーをもらえます。中でも印象深かったのは、近畿大会です。私自身も近畿地方の出身で、“近畿”と言えば、あこがれの舞台であり、トップ選手たちの巣窟。現役時代には立つことさえかなわなかった大会に、報道という立場で携わることができたのは、感慨深い一面がありました。勝負の世界とはいえ、やはり想像以上のレベルの高さに絶句。男子100mは10秒57、女子100mは11秒94でインターハイに進めません。男子4×100mリレーは40秒台で突破できず、極めつけの女子400mハードルは59秒84で近畿止まりとなっています。レベルが高いことは承知のうえでしたが、「これでインターハイに出られないのか・・・・・・」とすごく切ない気持ちになりました。高校生たちの汗と涙は心に迫るものがありました。ここで引退する選手もいるかもしれませんが、秋のU20日本選手権や国民スポーツ大会といった大イベントを目指して頑張ってもらいたいです。かくゆう私は、14年前の6月上旬に和歌山県大会で敗退、即日引退。受験勉強に暮れながら、合間でグラウンドを間借りしてジョギングをしていました。そんな私も同じ800mで近畿大会行きを決めた高校の同期がいました。母校は3年生と近畿大会に出場した選手のみ鉢巻きの着用が認められました。私は柄にもなく、その同期に「俺を近畿に連れて行ってくれ」と鉢巻きを託しました。当時の近畿大会は、大阪・長居。和歌山から阪和線一本で行けることもあり、県大会で引退した同期たちと彼の走りを観に行きました。結果は予選落ち。当時の近畿は後にインターハイで優勝する同じ和歌山の吉田貴洋(田辺)、新安直人(神戸科技)といった猛者たちの集まり。彼は1組5着でしたが、私の鉢巻きを着けて、立派に走ってくれました。私の話はほんの一例で、インターハイに出場できた選手、地区大会で敗退した選手、さらには都府県大会で敗れた選手それぞれにドラマはあります。より多くの選手たちの話に耳を傾けられるように、広島でも取材に臨みたいと思っています。| 片井雅也(かたい・まさや) 月刊陸上競技編集部 2年目部員 1993年4月生まれ、和歌山県出身。岩出二中→桐蔭高→東学大。子供の頃から水泳や公式ドッジボールなどスポーツに傾注する一方、硬筆を習ったり、小学校で歴史小説を読み進めるなどインドア派の一面も。高校まで中距離選手で、最高成績は近畿高校駅伝出場(地元枠)。大学では陸上部の学生トレーナーとなり、地元の2015年和歌山インターハイでは日本陸連トレーナーとして活動。信濃毎日新聞社を経て、2024年4月より編集部。趣味は居酒屋巡り。 |
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