2025.07.06
日本選手権のイベントとして行われている日本陸連の「キッズデカスロンチャレンジ」のブースに、男子100mのスターがサプライズで登場した。
今大会に出場していたが、股関節の痛みで予選敗退に終わったサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が「何もできなかったので、何かできないか」と考えたといい、ファンと触れ合う機会を設けた。
キッズデカスロンチャレンジに参加した子どもたちや保護者とともに写真撮影やサインに応じたサニブラウン。「ほとんど日本にいないんで、こういう機会を作りたかった。逆に元気をもらえます」と笑顔を見せて約30分ほど観客と交流した。
気になる脚については「当日は痛みもありましたが、次の日は大丈夫です」と悪化せず。しばらく治療に専念する。国立競技場の思い出として残るのは、東京五輪の無観客のスタンド。「誰にも会えなかった。こういうのを見ると、やっぱり世界選手権は(スタンドを)埋めたいなと思いますね」と会場を見つめる。
「走って良かったです」。脚の痛みを抱えつつも前日会見に臨み、スタートラインに立ち、「できる限りのことをする」と走る姿を見せた。それだけ、世界選手権、そして日本陸上界への思いを抱いているからだった。
参加標準記録を突破しており、世界選手権への出場は他の選手の動向次第で“待つ”のみ。「もちろん、出たい。走ることに意味があると思っています」。いつも言うように、1日1日大切に、できることに全力で取り組んで、その時を待つ。
【動画】ファンと笑顔で記念撮影するサニブラウン!
#日本選手権
— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) July 6, 2025
サニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)がキッズデカスロンチャレンジブースに登場!!! pic.twitter.com/jQhW6zdAJA
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.10.05
増子陽太が5000m13分34秒84!今季日本人高校最高 /日体大長距離競技会
-
2025.10.05
-
2025.10.05
-
2025.10.02
-
2025.09.11
-
2025.09.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.05
故・川越学氏の『お別れ会』開催 東京世界陸上銅メダリスト・藤井菜々子「最後のメダル争いで(天国から)背中を押してくれた」
8月22日に合宿先の北海道で急逝した長距離指導者・川越学氏の「お別れ会」が10月5日、東京都内で営まれ、実業団・学連の関係者、早大競走部時代の仲間など約300人が参列した。 式典では、出席できなかった早稲田アスレチックス […]
2025.10.05
増子陽太が5000m13分34秒84!今季日本人高校最高 /日体大長距離競技会
10月5日、神奈川県横浜市の慶大日吉陸上競技場で第323回日体大長距離競技会兼第17回NITTAIDAII Challenge Gamesが行われ、NCG男子5000mで増子陽太(学法石川高3福島)が13分34秒84で日 […]
Latest Issue
最新号

2025年10月号 (9月9日発売)
【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/