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2025.05.19

クレイ・アーロン竜波がBig Tenカンファレンス800mで優勝! 同タイム着差ありで逃げ切る
クレイ・アーロン竜波がBig Tenカンファレンス800mで優勝! 同タイム着差ありで逃げ切る

男子800mのクレイ・アーロン竜波

5月16日から18日の3日間、米国オレゴン州ユージンで日本の地区インカレに相当するBig Ten選手権が行われ、18日の男子800mに出場したクレイ・アーロン竜波(ペンシルベニア州立大)が1分47秒93で優勝した。

クレイは17日の予選を1分47秒81の組1着で通過。迎えた決勝ではスタート直後から先頭に立ちレースの主導権を握り、400mの通過を53秒とそれほど速くないペースに持ち込んだ。他の選手が仕掛けどころを探る展開のなか、クレイは残り200mから徐々にペースアップし、決してトップを譲らなかった。

フィニッシュ直前ではパリ五輪ケニア代表で1分42秒66のベストを持つK.キダリと1分45秒74がベストというM.エリクソンのオレゴン大勢が猛烈に追い込んだものの、クレイはエリクソンとわずか0.001秒差でしのぎきり、同タイム着差ありでカンファレンスチャンピオンに輝いた。1分47秒94の3番目でフィニッシュしたキダリはその後失格となっている。

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クレイはレース後のインタビューで、「とにかく自分のペースでリラックスすることを心掛けた」と話し、「結果が発表されるまでは祈るような気持ちでした」と語った。NCAA(全米大学体育協会)では5月末に全米学生選手権の地区予選が実施されるが、クレイもその出場権を手にしている。

このほか、17日のSEC(サウス・イースタン・カンファレンス)選手権では女子1500mで澤田結弥(ルイジアナ州立大)が4分32秒47で12位。11日のアイビーリーグ選手権男子110mハードルで北條友葵(プリンストン大)が14秒09(+0.5)で4位と、日本から留学している選手たちが活躍している。

5月16日から18日の3日間、米国オレゴン州ユージンで日本の地区インカレに相当するBig Ten選手権が行われ、18日の男子800mに出場したクレイ・アーロン竜波(ペンシルベニア州立大)が1分47秒93で優勝した。 クレイは17日の予選を1分47秒81の組1着で通過。迎えた決勝ではスタート直後から先頭に立ちレースの主導権を握り、400mの通過を53秒とそれほど速くないペースに持ち込んだ。他の選手が仕掛けどころを探る展開のなか、クレイは残り200mから徐々にペースアップし、決してトップを譲らなかった。 フィニッシュ直前ではパリ五輪ケニア代表で1分42秒66のベストを持つK.キダリと1分45秒74がベストというM.エリクソンのオレゴン大勢が猛烈に追い込んだものの、クレイはエリクソンとわずか0.001秒差でしのぎきり、同タイム着差ありでカンファレンスチャンピオンに輝いた。1分47秒94の3番目でフィニッシュしたキダリはその後失格となっている。 クレイはレース後のインタビューで、「とにかく自分のペースでリラックスすることを心掛けた」と話し、「結果が発表されるまでは祈るような気持ちでした」と語った。NCAA(全米大学体育協会)では5月末に全米学生選手権の地区予選が実施されるが、クレイもその出場権を手にしている。 このほか、17日のSEC(サウス・イースタン・カンファレンス)選手権では女子1500mで澤田結弥(ルイジアナ州立大)が4分32秒47で12位。11日のアイビーリーグ選手権男子110mハードルで北條友葵(プリンストン大)が14秒09(+0.5)で4位と、日本から留学している選手たちが活躍している。

【動画】Big Ten選手権男子800mでクレイ・アーロン竜波が優勝

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