2025.03.16
◇EXPO EKIDEN 2025(3月16日/大阪・万博記念公園~夢洲7区間:54.5km)
実業団と大学生のトップチームが対決する「EXPO EKIDEN 2025」が行われ、トヨタ自動車が優勝した。
普段は駅伝で交わることのない実業団と大学生による決戦、注目を集めるレースとなった。しかし、蓋を開けてみれば、実業団のトヨタ自動車が強さを見せた。
1区はルーキーの吉居大和が冷静に先頭をマークしながらレースを進め、最後は駒大・伊藤蒼唯とのトップ争い。ラスト400mで満を持してスパートし、「区間賞を取るという気持ちで走っていました。最後はしっかり上げきって、トップでタスキをつなぐことができて良かったです」とうなずいた。
流れをつかむと、2区の野村優作は一時先頭を譲ったが、「緊張もありましたが、しっかり自分の走りをして力を出し切れました」と中盤で逆転。3区の大田智樹は「とりあえず自分のペースで走った結果、区間賞が取れて良かったです」とリードを1分以上に拡大すると、その後は悠々と逃げ切った。
結果的に1区から強さを見せる展開となった。熊本剛監督は「1区の吉居から先頭を譲らず、本当に頼もしく見えました。負けられないプレッシャーの中で、勝ちきったところが一番評価できると思います」と強調する。
大学生との駅伝決戦を終え、指揮官は「大学生も非常にレベルが上がっています。実業団と大学生という垣根を超えて、切磋琢磨していかなければいけない部分もあります」。新たな試みの第一歩となるか。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.07.31
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第59回「酷暑の好記録と指導者たちの育成力」
-
2025.07.31
-
2025.07.31
-
2025.07.30
-
2025.07.30
-
2025.07.26
-
2025.07.26
-
2025.07.24
-
2025.07.05
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.31
東京世界陸上ランキングが更新 100m桐生祥秀、400mH豊田兼がターゲットナンバー圏内に浮上!
7月31日、世界陸連(WA)は東京世界選手権の出場資格を示すランキング「Road to Tokyo25」を更新し、男子100mで桐生祥秀(日本生命)が出場資格を得られるターゲットナンバー(TN)圏内に浮上した。 このワー […]
2025.07.31
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第59回「酷暑の好記録と指導者たちの育成力」
山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第59回「酷暑の好記録と指導者たちの育成力」 猛暑! この言葉で誰もが合点するほどの暑さである […]
2025.07.31
100mH田中佑美「やり切った走りができるように準備していく」世界陸上に向けて公開練習
7月31日、女子100mハードルの田中佑美(富士通)が茨城県の筑波大で公開練習を行った。 ドリルやスキップ走などで身体をほぐし、バーベルを使った補強運動をこなした田中。軽めのメニューとしながらも、一つひとつの動きを確かめ […]
Latest Issue
最新号

2025年8月号 (7月14日発売)
詳報!日本選手権
IH地区大会