2025.03.12
九電工は2月末日で3選手の退部を発表している。退部するのは男子長距離の東遊馬、木付琳、女子長距離の松本夢佳の3人。
東は熊本国府高卒で大学を経ずに15年に九電工に入部。高校時代にはインターハイや全国都道府県対抗男子駅伝などに出場していた。2年目には全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)では1区区間3位と好走して注目を集めている。直後の日本選手権クロスカントリーで2位となり世界クロカン代表にも選出された。18年の日本選手権では3000m障害で3位入賞している。
東は「ここまで充実した競技人生でした。走ることでしかできない経験や出会ってきた人たちは私の人生の宝です」と感謝のコメントを発表している。
木付は熊本国府高から國學院大を経て22年に入部。大学時代には出雲駅伝2区区間賞など安定した力を示し、強豪校の仲間入りを果たしたチームの立役者となった。「ケガに悩まされ苦しい時期」と振り返るように、ニューイヤー駅伝などには届かなかった。
23年10月に入部した松本は福岡県久留米市出身。北九州市立高では2018年全国高校駅伝で2区で区間9位と健闘している。高校卒業後はデンソーに入社し、都道府県対抗女子駅伝や全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)に出走するなどし、九電工へ移籍。「短い期間でしたが濃い時間でした。本当にありがとうございました」とコメントしている。
九電工は今年のニューイヤー駅伝で11位、昨年のクイーンズ駅伝は予選会を棄権していた。
九電工を退部した3選手のコメント全文
●東遊馬 長い間応援ありがとうございました。中学から陸上を始め、ここまで充実した競技人生でした。走ることでしかできない経験や出会ってきた人たちは私の人生の宝です。ここで培ったものを次のステージでも生かして今後も人生つっぱしっていきたいと思います。優秀な選手・スタッフ擁するチーム九電工。今後も素晴らしい活躍をしてくれると思うのでいちファンをとして応援していきたいと思います。ではまたどこかで! ●木付琳 3年間たくさんのご声援、ご支援ありがとうございました。怪我に悩まされ苦しい時期が続く中でも皆様の温かい言葉に何度も助けられました。悔しい思いをした分、次のステージではこの経験を活かし精進して参ります。本当にありがとうございました。 ●松本夢佳 2月末で退部させて頂くことになりました。少し陸上競技から離れた期間があり、復帰してからは本当に苦しかったですが、一番楽しかったです。支えてくれた家族や応援して下さった方々には本当に感謝しています。短い期間でしたが濃い時間でした。本当にありがとうございました。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.05.09
女子競歩の園田世玲奈が現役引退 世界選手権7位入賞 5/11中部実業団でラストウォーク
2025.05.09
男子800mマーフィーが現役引退 16年リオ五輪銅メダリスト
-
2025.05.08
-
2025.05.08
-
2025.05.08
-
2025.05.08
2025.05.03
名伯楽・中村宏之氏の葬儀しめやかに 福島千里、寺田明日香、伊藤佳奈恵らを指導
-
2025.05.03
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.12
-
2025.04.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.05.09
フレイザー・プライスが3年ぶりにダイヤモンドリーグ参戦! 5月16日DLドーハ100mにエントリー
5月16日のダイヤモンドリーグ(DL)第3戦ドーハ大会の女子100mにS.A.フレイザー・プライス(ジャマイカ)が出場することが発表された。現在38歳のフレイザー・プライスは2008年、12年ロンドン五輪女子100m金メ […]
2025.05.09
女子競歩の園田世玲奈が現役引退 世界選手権7位入賞 5/11中部実業団でラストウォーク
2023年ブダペスト世界選手権35km7位入賞の園田世玲奈(NTN)が、チームのSNSで現役引退を発表した。 園田は滋賀県出身の28歳。田上中から進学した草津東高で本格的に競歩を始めた。3年時のインターハイ5000m競歩 […]
2025.05.09
男子800mマーフィーが現役引退 16年リオ五輪銅メダリスト
2016年リオ五輪男子800m銅メダリストのC.マーフィー(米国)が競技引退を表明した。 マーフィーは30歳。15年の北京世界選手権で世界大会初出場を果たし、準決勝進出。翌16年には全米五輪選考会で優勝を飾り、リオ五輪で […]
2025.05.09
世界リレーが10日に開幕! 男子4×100mRはサニブラウン、鵜澤飛羽ら擁す日本が世界と勝負!!
5月10日、11日の両日、中国・広州で2025世界リレーが開催される。 大会では男女の4×100mリレー、4×400mリレー、男女混合の4×400mリレー、そして大会初実施となる男女混合4×100mリレーの計6種目が行わ […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)