2024.11.18
「アミノサウルス」がコンディショニングをサポート
2022年の春にOBの真名子圭氏が監督に就任した大東文化大学男子長距離ブロック。その年から10月の駅伝予選会では2年連続トップ通過を果たし、第100回記念大会となった今年の正月の本戦は10位と9年ぶりにシード権を獲得した。さらなる高みを見据える今季、シーズン前半こそやや低迷したが、6月頃からチームに勢いが出てきた。選手は日々、質の高いトレーニングをこなし、その成果をレースで発揮しようと奮闘する。SAURUSJAPAN(サウルスジャパン)のサプリメント「SAURUS SERIES(サウルスシリーズ)」がそれを後押ししている。
夏合宿の前になってチーム状態が上向きに
今季の大東文化大学は「三大駅伝すべてで5位以上」を目指して始動したが、シーズン前半は選手の足並みがそろわなかった。2月の丸亀ハーフマラソンで大学新記録となる1時間1分55秒をマークした西川千青(現4年)や10000mでチーム最速の28分13秒80を持つ入濵輝大(3年)、正月の駅伝で2年連続9区を務めた大谷章紘(4年)ら、多くの選手が故障で離脱したからだ。
5月の関東インカレ(1部)では、入賞者がハーフマラソンで6位を占めた主将の西代雄豪(4年)のみ。真名子圭監督は「6月に全日本大学駅伝の選考会があれば、関東インカレも緊張感を持って挑めたかもしれません。早く予選会がないチームになりたいと思ってやってきましたが、シード校になった途端にチームとしてまだ足りないものがあると感じました」と話す。
それでも故障者が徐々に復帰するに従い、チーム状態は上向いていった。6月のトライアルin伊勢崎ナイター3000mでは、32人が出場して23人が自己記録を更新。7月には10000mで西川が28分19秒58、小田恭平(4年)が28分21秒59をマークするなど、北海道の各レースで14人が自己記録を塗り替えた。
良い雰囲気で迎えた夏合宿も、西代は「監督から『挑戦者の資格と覚悟』というテーマをいただき、4年間で一番の出来だった感触があります」と振り返る。真名子監督も「シードは行ける、と思えるほど内容が良かった去年以上でした。私から見ても質、量ともに、駅伝で5位を狙えるだけの練習ができました」と手応えをつかんだ。

「今年の夏合宿は質、量とも充実したトレーニングができた」と話す真名子圭監督
「アミノサウルス」の活用が質の高いトレーニング継続を後押し
アスリートとして高いレベルを求めれば、それだけ日々のトレーニングの質も上がっていく。同時に、練習と練習の間のリカバリーもより重要になる。それらをサポートするために、大東文化大学の選手たちはサウルスジャパンのサプリメント「サウルスシリーズ」を摂取している。
西川が愛飲するのは、持久戦や長距離に欠かせないアルギニンやシトルリンなどが配合された「AMINO SAURUS GEL(アミノサウルスジェル)」と、必須アミノ酸であるBCAA3000mg、OCAA1000mgが配合された「AMINO SAURUS(アミノサウルス)」だ。
「アミノサウルスジェルはポイント練習の30分前に、アミノサウルスは毎日寝る前に飲んでいます。それまではサプリをまったく活用していませんでしたが、去年の秋から摂取し始め、練習の質が上がっても耐えられる身体が作れてきました」

エースの西川はポイント練習やレースの30分前に「アミノサウルスジェル」(写真)、就寝の30分前に「アミノサウルス」を摂取するという
アミノサウルスを「先輩にもらって飲み始め、ケガをしにくくなりました」と、長崎・瓊浦高時代からコンディションへの意識が高かった入濱も、ポイント練習前のアミノサウルスジェルは欠かせないという。
「マンゴー風味とレモン風味があるので、その日の気分で飲みたい方を選んでいます。飲むと強度の高い練習でも、より集中できるような感じがあります」
今年に入ってめきめきと力をつけた棟方一楽(2年)は、練習の前後に必ず摂取するというアミノサウルスについて、「アミノ酸は、練習前に摂ると筋タンパク質の分解を抑え、練習後は筋肉の疲労の回復を早めてくれます」と語り、「去年、消化率が70%だった夏合宿で、今年はしっかり練習ができました」と、サプリメントの効果も実感しているようだ。
他にも、マルチミネラルやマルチビタミン、クエン酸といった日本人が日頃の食事で不足しがちな成分を配合した錠剤タイプの「BASE SAURUS(ベースサウルス)」が、選手たちの身体作りやコンディション管理に一役買っている。

大東文化大学の選手たちはサウルスジャパンのサプリメント「SAURUSSERIES(サウルスシリーズ)」をコンディショニングに積極活用している
最重要となる正月の駅伝では「5位以内」に照準
大東文化大学は10月14日の出雲駅伝で10位、11月3日の全日本大学駅伝で11位と、掲げた目標には届かなかった。しかし、〝正月決戦〟に向けたチームの思いにブレはない。
選手は「前回は先輩たちのおかげでシードを取れましたが、自分は4区で足を引っ張ってしまった。今回は任された区間でチームを救うような走りをしたい」(西代)、「エース区間で勝負したい。2区なら1時間6分台を狙っていかないと、チームの5位以上という目標は厳しい」(西川)と、各々が自分の果たすべき役割を思い描く。
過去2回は3区を走ったものの、「用意ドンが好き」という入濱と、「自分のスタイルとして、ついていくのが得意」という正月の駅伝初出場を目指す棟方は、ともに重要度の高い1区を希望。細かい区間配置はこれから決まっていくが、レギュラー争いは例年以上に熾烈になりそうだ。
また、勢いのある1年生の存在が、そうした状況に拍車をかけている。宮城・仙台育英高1年時に真名子監督の指導を受けた大濱逞真は、「単独走でも自分のペースを貫けるのが強み。下り基調の3区なら自分の持ち味を発揮できそう」と意欲を見せる。同じくルーキーの中澤真大は、夏合宿の上り坂トレーニングで強さを発揮し、山上り候補に名乗りを上げた。
正月の駅伝で過去4回優勝(1975、76、90、91年)した実績を誇り、「山の大東」の異名をとるように上り、下りの特殊区間で存在感を示すことが多かった大東文化大学。真名子監督は、「その歴史や伝統は守らないといけない」としつつ、「大学創立101周年で、101回大会に臨むわけです。新たな一歩として、山に頼らないというか、平地でも強いチームを作っていきたい思いもあります」と力を込める。
飛び抜けたエースはいないが、適材適所の布陣で挑む正月決戦。ライトグリーンのユニフォームが輝く瞬間が、刻一刻と迫りつつある。
文/小野哲史、撮影/樋口俊秀
※この記事は『月刊陸上競技』2024年12月号に掲載しています
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今季の大東文化大学は「三大駅伝すべてで5位以上」を目指して始動したが、シーズン前半は選手の足並みがそろわなかった。2月の丸亀ハーフマラソンで大学新記録となる1時間1分55秒をマークした西川千青(現4年)や10000mでチーム最速の28分13秒80を持つ入濵輝大(3年)、正月の駅伝で2年連続9区を務めた大谷章紘(4年)ら、多くの選手が故障で離脱したからだ。 5月の関東インカレ(1部)では、入賞者がハーフマラソンで6位を占めた主将の西代雄豪(4年)のみ。真名子圭監督は「6月に全日本大学駅伝の選考会があれば、関東インカレも緊張感を持って挑めたかもしれません。早く予選会がないチームになりたいと思ってやってきましたが、シード校になった途端にチームとしてまだ足りないものがあると感じました」と話す。 それでも故障者が徐々に復帰するに従い、チーム状態は上向いていった。6月のトライアルin伊勢崎ナイター3000mでは、32人が出場して23人が自己記録を更新。7月には10000mで西川が28分19秒58、小田恭平(4年)が28分21秒59をマークするなど、北海道の各レースで14人が自己記録を塗り替えた。 良い雰囲気で迎えた夏合宿も、西代は「監督から『挑戦者の資格と覚悟』というテーマをいただき、4年間で一番の出来だった感触があります」と振り返る。真名子監督も「シードは行ける、と思えるほど内容が良かった去年以上でした。私から見ても質、量ともに、駅伝で5位を狙えるだけの練習ができました」と手応えをつかんだ。 [caption id="attachment_151742" align="alignnone" width="800"]
「アミノサウルス」の活用が質の高いトレーニング継続を後押し
アスリートとして高いレベルを求めれば、それだけ日々のトレーニングの質も上がっていく。同時に、練習と練習の間のリカバリーもより重要になる。それらをサポートするために、大東文化大学の選手たちはサウルスジャパンのサプリメント「サウルスシリーズ」を摂取している。 西川が愛飲するのは、持久戦や長距離に欠かせないアルギニンやシトルリンなどが配合された「AMINO SAURUS GEL(アミノサウルスジェル)」と、必須アミノ酸であるBCAA3000mg、OCAA1000mgが配合された「AMINO SAURUS(アミノサウルス)」だ。 「アミノサウルスジェルはポイント練習の30分前に、アミノサウルスは毎日寝る前に飲んでいます。それまではサプリをまったく活用していませんでしたが、去年の秋から摂取し始め、練習の質が上がっても耐えられる身体が作れてきました」 [caption id="attachment_151744" align="alignnone" width="800"]

最重要となる正月の駅伝では「5位以内」に照準
大東文化大学は10月14日の出雲駅伝で10位、11月3日の全日本大学駅伝で11位と、掲げた目標には届かなかった。しかし、〝正月決戦〟に向けたチームの思いにブレはない。 選手は「前回は先輩たちのおかげでシードを取れましたが、自分は4区で足を引っ張ってしまった。今回は任された区間でチームを救うような走りをしたい」(西代)、「エース区間で勝負したい。2区なら1時間6分台を狙っていかないと、チームの5位以上という目標は厳しい」(西川)と、各々が自分の果たすべき役割を思い描く。 過去2回は3区を走ったものの、「用意ドンが好き」という入濱と、「自分のスタイルとして、ついていくのが得意」という正月の駅伝初出場を目指す棟方は、ともに重要度の高い1区を希望。細かい区間配置はこれから決まっていくが、レギュラー争いは例年以上に熾烈になりそうだ。 また、勢いのある1年生の存在が、そうした状況に拍車をかけている。宮城・仙台育英高1年時に真名子監督の指導を受けた大濱逞真は、「単独走でも自分のペースを貫けるのが強み。下り基調の3区なら自分の持ち味を発揮できそう」と意欲を見せる。同じくルーキーの中澤真大は、夏合宿の上り坂トレーニングで強さを発揮し、山上り候補に名乗りを上げた。 正月の駅伝で過去4回優勝(1975、76、90、91年)した実績を誇り、「山の大東」の異名をとるように上り、下りの特殊区間で存在感を示すことが多かった大東文化大学。真名子監督は、「その歴史や伝統は守らないといけない」としつつ、「大学創立101周年で、101回大会に臨むわけです。新たな一歩として、山に頼らないというか、平地でも強いチームを作っていきたい思いもあります」と力を込める。 飛び抜けたエースはいないが、適材適所の布陣で挑む正月決戦。ライトグリーンのユニフォームが輝く瞬間が、刻一刻と迫りつつある。
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