HOME 国内

2024.06.27

男子1500m予選2組で転倒続出 6人が救済で決勝へ 飯澤千翔は失格一転し救済/日本選手権
男子1500m予選2組で転倒続出 6人が救済で決勝へ 飯澤千翔は失格一転し救済/日本選手権

日本選手権男子1500mの予選2組では接触により多数の選手が転倒する事態となった

◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)1日目

パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の1日目が行われ、男子1500mの予選2組でアクシデントがあった。

広告の下にコンテンツが続きます

残り200mでスピードを上げた飯澤千翔(住友電工)と、ペースメーカーでもあるオープン参加のキビリチ・アレックス・キプチルチル(コモディイイダ)が接触。飯澤がバランスを崩して大きく転倒。その影響を受けた複数人が転倒する事態となった。

それについて主催者は「1300m地点での接触について」と説明。飯澤がキプチルチルの「進路妨害」をした結果、「キプチルチル選手が飯澤選手を押すかたちになって飯澤選手が転倒した」と説明。審判長は飯澤を失格とした。

結果、抗議した荻久保寛也(ひらまつ病院)、高橋佑輔(アス・ラボ)、塩原匠(順大)、栗原直央(城西大)、井内優輔(山陽特殊製鋼)が救済されたが、その後、飯澤も抗議・上訴した結果、「ジュリーは進路妨害にあたらないと判断」し、飯澤も救済されることとなった。

飯澤は「あのスピード感のなかなので正直、はっきりとはわかりませんが、1500mはやはり格闘技と言われるレース。調子が良かっただけに、自分もビックリしています」と振り返り、「救済されれば、トップを狙っていきたい」と話していた。

広告の下にコンテンツが続きます

翌日の決勝にはオープンを除いて17人が出場する。

◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)1日目 パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の1日目が行われ、男子1500mの予選2組でアクシデントがあった。 残り200mでスピードを上げた飯澤千翔(住友電工)と、ペースメーカーでもあるオープン参加のキビリチ・アレックス・キプチルチル(コモディイイダ)が接触。飯澤がバランスを崩して大きく転倒。その影響を受けた複数人が転倒する事態となった。 それについて主催者は「1300m地点での接触について」と説明。飯澤がキプチルチルの「進路妨害」をした結果、「キプチルチル選手が飯澤選手を押すかたちになって飯澤選手が転倒した」と説明。審判長は飯澤を失格とした。 結果、抗議した荻久保寛也(ひらまつ病院)、高橋佑輔(アス・ラボ)、塩原匠(順大)、栗原直央(城西大)、井内優輔(山陽特殊製鋼)が救済されたが、その後、飯澤も抗議・上訴した結果、「ジュリーは進路妨害にあたらないと判断」し、飯澤も救済されることとなった。 飯澤は「あのスピード感のなかなので正直、はっきりとはわかりませんが、1500mはやはり格闘技と言われるレース。調子が良かっただけに、自分もビックリしています」と振り返り、「救済されれば、トップを狙っていきたい」と話していた。 翌日の決勝にはオープンを除いて17人が出場する。

日本選手権1500m決勝進出者

漆畑徳輝(トーエネック) 寺田向希(中大) 野口雄大(トーエネック) 才記壮人(富士山の銘水) 舟津彰馬(小森コーポ) 河村一輝(トーエネック) 館澤亨次(DeNA) 飯島陸斗(阿見AC) 森田佳祐(SUBARU) 栁本匡哉(愛三工業) 荒井七海(Honda) 飯澤千翔(住友電工)※ 栗原直央(城西大)※ 高橋佑輔(アス・ラボ)※ 荻久保寛也(ひらまつ病院)※ 井内優輔(山陽特殊製鋼)※ 塩原匠(順大)※ オープン K.A.キプチルチル(コモディイイダ) ※は救済による進出

【動画】男子1500m予選での接触の瞬間

ページ: 1 2 3

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.29

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第58回「学び多き人生~高校指導者との会話から~」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第58回「学び多き人生~高校指導者との会話から~」 高温多湿はトレーニングにおいても、競技会に […]

NEWS 松田瑞生が女子ハーフ1時間9分48秒で制す 東京世界陸上マラソン代表の小林香菜5位 前田穂南は6位/函館マラソン

2025.06.29

松田瑞生が女子ハーフ1時間9分48秒で制す 東京世界陸上マラソン代表の小林香菜5位 前田穂南は6位/函館マラソン

2025函館マラソンが6月29日、北海道函館市の千代台公園陸上競技場を発着とする日本陸連公認コースで行われ、男子と同時スタート(混合レース)した女子ハーフマラソンは、松田瑞生(ダイハツ)が1時間9分48秒で制した。 松田 […]

NEWS 男子ハーフ日本人学生トップは駒大・山川拓馬の3位 積極的なレースで自己ベスト更新/函館マラソン

2025.06.29

男子ハーフ日本人学生トップは駒大・山川拓馬の3位 積極的なレースで自己ベスト更新/函館マラソン

2025函館マラソンが6月29日、北海道函館市の千代台公園陸上競技場を発着とする日本陸連公認コースで行われ、男子ハーフマラソンは、スティーブン・ムチーニ(創価大)が1時間1分08秒の大会新記録で優勝した。 日本人学生トッ […]

NEWS 男子ハーフはムチーニ大会新V 東京世界陸上マラソン代表・吉田祐也が自己新で2位/函館マラソン

2025.06.29

男子ハーフはムチーニ大会新V 東京世界陸上マラソン代表・吉田祐也が自己新で2位/函館マラソン

2025函館マラソンが6月29日、北海道函館市の千代台公園陸上競技場を発着とする日本陸連公認コースで行われ、男子ハーフマラソンは、スティーブン・ムチーニ(創価大)が1時間1分08秒の大会新記録で優勝した。 2位には東京世 […]

NEWS 高校女子の部は立命館宇治が2年ぶりV!仙台育英A・Bとの熱戦をアンカー勝負で制す/全国男鹿駅伝

2025.06.28

高校女子の部は立命館宇治が2年ぶりV!仙台育英A・Bとの熱戦をアンカー勝負で制す/全国男鹿駅伝

全国男鹿駅伝は6月28日、秋田県男鹿市の男鹿総合運動公園をスタート・フィニッシュとするコースで行われ、5区間21.0975kmの高校女子の部は立命館宇治(京都)が1時間10分43秒で2年ぶりの優勝を飾った。 オープン参加 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会