HOME 学生長距離

2024.03.09

ハーフマラソン学生日本一は誰だ!?青学大・若林宏樹、順大・浅井皓貴、國學院大勢にも注目/日本学生ハーフ
ハーフマラソン学生日本一は誰だ!?青学大・若林宏樹、順大・浅井皓貴、國學院大勢にも注目/日本学生ハーフ

2023年日本学生ハーフの様子

3月10日(日)、「第27回日本学生ハーフマラソン選手権」が東京都立川市の陸上自衛隊立川駐屯地および国営昭和記念公園とその外周道路で開催される。

1月の箱根駅伝を制した青学大からは、区間賞を獲得した2区の黒田朝日(2年)、3区の太田蒼生(3年)、8区の塩出翔太(2年)、自己記録チーム内トップの若林宏樹(3年)ら主力がエントリー。このうち太田は復調途上で出場を見送る意向だ。青学大勢は梶谷瑠哉(現・SUBARU)が優勝した2018年大会以来、優勝者はおろか8位入賞者を出していない。久しぶりに存在感を発揮できるか。

広告の下にコンテンツが続きます

出雲駅伝、全日本大学駅伝2冠の駒大からは、全日本で2年連続区間賞の山川拓馬(2年)、2月の丸亀ハーフで1時間1分16秒と好タイムを残した伊藤蒼唯(2年)らがエントリーしたが、上記2人はトラックに向けて方向転換し、出場しない見込み。安原海晴(1年)ら主力入りを目指す中間層以下の選手たちが挑むことになる。

出雲・全日本ともに3位だった國学院大勢では青木瑠郁、高山豪起(ともに2年)、辻原輝、田中愛睦(ともに1年)ら下級生に勢いがある。ハーフマラソンの國学院大記録(1時間0分43秒)を持つ山本歩夢(3年)は欠場する意向だが、2月25日の大阪マラソンで主将の平林清澄(3年)が2時間6分18秒の学生新記録で優勝を飾った勢いで上位争いを席巻しそうだ。

エントリー選手中で最も速い自己記録(1時間0分31秒)を持っていた中央学大の吉田礼志(3年)は、部がSNSで発表した出場者リストに名前がないため欠場する見込み。そうなると丸亀ハーフで1時間1分09秒をマークした浅井皓貴(3年)に注目が集まる。昨年12月には甲佐10マイルで塩尻和也(順大/現・富士通)の持つ学生最高記録を1秒上回る46分05秒で優勝。箱根駅伝では2区で区間19位と本調子ではなかったものの、いよいよ覚醒の予感が漂っている。

創価大は前回5位の小暮栄輝(3年)、1時間1分台のベストを持つ吉田凌(3年)らロードに強い選手がずらり。東洋大からは箱根10区区間賞の岸本遼太郎(2年)、同9区区間2位の吉田周(3年)らが名を連ねた。

広告の下にコンテンツが続きます

関東以外では、日本インカレ5000mで7位に入った小嶋郁依斗(3年)や関西インカレ・ハーフ優勝の中村光稀(3年)の京産大勢にも注目。そのほか、10000mで27分46秒08を持つ麗澤大のデイビッド・シュンゲヤネイヤイ(2年)も強力だ。

明日は晴天で気温が7度~10度ほどと予想されており、風がなければランナーにとっては走りやすいコンディションとなりそう。箱根駅伝予選会と同じコースを走るため、秋の戦いを見据える予選会校にとっては、いい“リハーサル”にもなるだろう。

激戦必至のハーフマラソン学生日本一決定戦は10時00分スタートだ。

3月10日(日)、「第27回日本学生ハーフマラソン選手権」が東京都立川市の陸上自衛隊立川駐屯地および国営昭和記念公園とその外周道路で開催される。 1月の箱根駅伝を制した青学大からは、区間賞を獲得した2区の黒田朝日(2年)、3区の太田蒼生(3年)、8区の塩出翔太(2年)、自己記録チーム内トップの若林宏樹(3年)ら主力がエントリー。このうち太田は復調途上で出場を見送る意向だ。青学大勢は梶谷瑠哉(現・SUBARU)が優勝した2018年大会以来、優勝者はおろか8位入賞者を出していない。久しぶりに存在感を発揮できるか。 出雲駅伝、全日本大学駅伝2冠の駒大からは、全日本で2年連続区間賞の山川拓馬(2年)、2月の丸亀ハーフで1時間1分16秒と好タイムを残した伊藤蒼唯(2年)らがエントリーしたが、上記2人はトラックに向けて方向転換し、出場しない見込み。安原海晴(1年)ら主力入りを目指す中間層以下の選手たちが挑むことになる。 出雲・全日本ともに3位だった國学院大勢では青木瑠郁、高山豪起(ともに2年)、辻原輝、田中愛睦(ともに1年)ら下級生に勢いがある。ハーフマラソンの國学院大記録(1時間0分43秒)を持つ山本歩夢(3年)は欠場する意向だが、2月25日の大阪マラソンで主将の平林清澄(3年)が2時間6分18秒の学生新記録で優勝を飾った勢いで上位争いを席巻しそうだ。 エントリー選手中で最も速い自己記録(1時間0分31秒)を持っていた中央学大の吉田礼志(3年)は、部がSNSで発表した出場者リストに名前がないため欠場する見込み。そうなると丸亀ハーフで1時間1分09秒をマークした浅井皓貴(3年)に注目が集まる。昨年12月には甲佐10マイルで塩尻和也(順大/現・富士通)の持つ学生最高記録を1秒上回る46分05秒で優勝。箱根駅伝では2区で区間19位と本調子ではなかったものの、いよいよ覚醒の予感が漂っている。 創価大は前回5位の小暮栄輝(3年)、1時間1分台のベストを持つ吉田凌(3年)らロードに強い選手がずらり。東洋大からは箱根10区区間賞の岸本遼太郎(2年)、同9区区間2位の吉田周(3年)らが名を連ねた。 関東以外では、日本インカレ5000mで7位に入った小嶋郁依斗(3年)や関西インカレ・ハーフ優勝の中村光稀(3年)の京産大勢にも注目。そのほか、10000mで27分46秒08を持つ麗澤大のデイビッド・シュンゲヤネイヤイ(2年)も強力だ。 明日は晴天で気温が7度~10度ほどと予想されており、風がなければランナーにとっては走りやすいコンディションとなりそう。箱根駅伝予選会と同じコースを走るため、秋の戦いを見据える予選会校にとっては、いい“リハーサル”にもなるだろう。 激戦必至のハーフマラソン学生日本一決定戦は10時00分スタートだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.16

800m昨年全国8位の菊池晴太が1分50秒03の大会新V「収穫と悔しさがある」400mH長谷川桜介が51秒19、三段跳の菅野穂乃は大会新/IH東北

◇インターハイ東北地区大会(6月13~16日/青森・カクヒログループアスレチックスタジアム)3日目 広島インターハイを懸けた東北地区大会の3日目が行われ、男子800mは菊池晴太(盛岡第四3岩手)が1分50秒03の大会新で […]

NEWS 200mはバログン・ハル23秒77の高2歴代5位で400mとの2冠 東島権治21秒06 やり投は松本65m05、走高跳は清水2連覇/IH南関東

2025.06.16

200mはバログン・ハル23秒77の高2歴代5位で400mとの2冠 東島権治21秒06 やり投は松本65m05、走高跳は清水2連覇/IH南関東

◇インターハイ南関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場) 広島インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の3日目が行われ、女子200mでバログン・ハル(市川2千葉)が従 […]

NEWS 東大阪大敬愛が女子総合V2 広島IHへ、久保凛「笑顔で締めくくりたい」 男子は洛南が10連覇 /IH近畿

2025.06.16

東大阪大敬愛が女子総合V2 広島IHへ、久保凛「笑顔で締めくくりたい」 男子は洛南が10連覇 /IH近畿

◇インターハイ近畿地区大会(6月12~15日/京都市・たけびしスタジアム京都)最終日 広島インターハイを懸けた近畿地区大会の最終日が行われ、前日までと同様、各種目でし烈な戦いが繰り広げられた。 広告の下にコンテンツが続き […]

NEWS 走幅跳IH2位の成澤柚日が自己新6m11で3連覇!柴田弥聖が2年連続ロングスプリント2冠/IH北関東

2025.06.16

走幅跳IH2位の成澤柚日が自己新6m11で3連覇!柴田弥聖が2年連続ロングスプリント2冠/IH北関東

◇インターハイ北関東地区大会(6月13~16日/栃木県宇都宮市・県総合運動公園カンセキスタジアム) 広島インターハイを懸けた北関東地区大会の2日目が行われ、女子走幅跳で成澤柚日(共愛学園3群馬)が自己新の6m11(+1. […]

NEWS 円盤投・松元美春が最終投てきで大逆転連覇&3年連続IHへ!走幅跳・木浦が自己新連発7m20、大混戦800mは田中が2年生V/IH南九州

2025.06.16

円盤投・松元美春が最終投てきで大逆転連覇&3年連続IHへ!走幅跳・木浦が自己新連発7m20、大混戦800mは田中が2年生V/IH南九州

◇インターハイ南九州地区大会(6月13~16日/熊本市・えがお健康スタジアム)3日目 広島インターハイを懸けた南九州地区大会の3日目が行われ、女子円盤投は松元美春(出水3鹿児島)が39m42で2連覇を達成した。 広告の下 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top