七種競技で優勝した山﨑、2位大玉、3位藤本
9月26、27日に長野市で行われた日本選手権・混成競技、女子七種競技は山﨑有紀(スズキAC)が自己4番目の5799点で大会3連覇を飾った。山﨑は初日を2位で折り返すと、2日目は走幅跳で2年ぶりの自己新となる6m05(+1.6)を跳ぶと、やり投で47m60、800mも独走でフィニッシュした。
「勝ち切れたことはうれしいです」と山﨑。たら・ればとなるが、走高跳で自己記録1m70前後を跳べば5900点を超え、日本記録に近づく記録だっただけに「終わってみると、もったいなかったな」と苦笑い。それでも、「ホテルに帰ってからも、(走高跳の失敗は)相当へこみましたが、切り替えられた」と持ちこたえたことが収穫。あらためて「そこが混成競技の難しさ」とも。今季は接地から意識を変えてドリルなどに取り組み、「全体的にパワーアップしている感じがあります」と山﨑。来季に向けて「試合で力を発揮できるようにメンタル面も鍛えていきたい」と離した。
2位は5358点をマークした大玉華鈴(日体大)。「今年は1種目ずつでいい記録が出せていますが、全体そろえるのが難しい。来年は学生記録(5907点)を更新するつもりで練習していきます」と語った。3位に5218点で藤本瑠奈(金沢星稜大)が入った。
初日をトップで折り返し、日本新ペースで進めたヘンプヒル恵(アトレ)は、やり投の1回目で右膝を痛め、800mもスタートラインに立ったものの途中でトラックを離れた。総合では4705点で14位。最後は笑顔で写真撮影に収まった。また強くなって戻ってくることだろう。
U20混成の七種競技は伊藤桃子(東京学芸大)が4943点で優勝。「全種目、普通かそれ以下だった」と課題はあったようだが、「日本一を目標にしていたのでうれしいです」と笑顔がはじけた。
■日本選手権 七種競技上位成績
1 山﨑有紀(スズキAC) 5799点
13秒95ー1m58ー12m13ー24秒81ー6m05ー47m60ー2分18秒11
2 大玉華鈴(日体大) 5358点
3 藤本瑠奈(金沢星稜大) 5218点

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.07.04
-
2025.07.04
2025.07.02
HOKAの新作レーシングシューズ「ROCKET X 3」が7月2日に新登場!
-
2025.07.01
-
2025.07.02
-
2025.06.17
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.04
3日目の男女砲丸投の競技開始時間を繰り下げ 女子は14時30分、男子は16時40分から/日本選手権
◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権の3日目の競技開始時間の変更が決まった。 広告の下にコンテンツが続きます 主催する日本陸連は暑熱対策として、今大会の […]
2025.07.04
5000m廣中璃梨佳は2位に涙「希実先輩との動きの差がある」世界陸上へ前進「うれし涙に」/日本選手権
◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 1日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、女子5000mは田中希実(New Balance)が14分59秒02の大会新で4連覇を果たし、参加 […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会