「子供のがんばりを応援したい!」「でも、どんなふうにサポートすればいいんだろう……」。
そんな悩みを持つみなさんのために、中学生の子を持つ先輩パパママが陸上選手の親ならではの苦労や悩み、テクニックやノウハウを共有していきます。未来の陸上パパママにバトンをつないでいきましょう!
第15回目は、お子さんとは別の中学校で陸上コーチを務める西敬祐さんと息子の啓太君にご登場いただきました。一体どのようにお子様の活動をサポートしているのでしょうか?
第15回 西敬祐さん/啓太君(中3)「自分の現役時代と比べないようにしています」
家族メモ
父の敬祐さんは啓太君が通う学校とは違う中学でコーチをしている陸上一家。試合の時はライバルでありながら、部活が休みの時はたまに一緒に練習しているとのこと。
Q.子供が陸上を始めて良かったと思うこと
親子で共通の話題が増えました。陸上競技を通して他校の友人や先輩、指導者の方と出会い、さまざまな考えに触れることで、人間的に成長したように思います。
Q.お子様の食事でのこだわりや気をつけていることは?
普段はなるべく好きなものを中心に、バランス良く食べさせるようにしています。幸い好き嫌いはあまりありませんし、お菓子はあまり食べません。好物は母親の作った宮崎の郷土料理「チキン南蛮」です。試合前は炭水化物を多めに摂取できるように、パスタやうどんを作っています。
Q.洗濯でのこだわり、気をつけていることは?
洗う回数が多く、すぐ傷むのでTシャツもネットに入れて洗うように息子から指示があります。特にお気に入りのウェアは丁寧に洗っています。
Q.陸上ならではの大変なこと、悩み
宮崎県内で大きな大会は遠方の競技場で行われることが多いので、朝が早いのが大変です。また2日間開催の大会だと宿泊になるのですが、最近は身体も大きくなりツインの部屋でないとゆっくり寝られません(小学生~中学2年生までは一緒に寝られていたのですが……)。
Q.陸上の知識はどのようにして学んでいますか。
陸上関連の雑誌を定期購読しています。私がコーチをしている関係で、自宅に簡単なものから少し専門的な書籍を置いているので、子供もたまに読んでいるようです。最近は動画やSNSでも情報を得ています。
Q.お子様は陸上と勉強との両立はできていますか
今のところできていると思います。学校の成績も良いとは言えませんが、1年生の頃から大きく下がることはありませんでした。兄と同じ部屋で気を遣うようなので、受験に向けて勉強に集中できるスペースを新たに用意しました。
Q.陸上のシューズやウェアはどこで購入していますか。
主にインターネットでの購入です。宮崎県は専門的なショップがあまりないので、たまに隣県まで行くこともあります。
Q.お子様の競技についてアドバイスすることはありますか?
私が他校のコーチをしているので、なかなか時間が合いませんが、休みの日に一緒に練習をすることはあります。どうしても自分が現役の時と比べがちになるので、なるべく言わないようにしていますが、なかなか難しいです。
Q.陸上初心者パパママへのアドバイスをお願いします!
試合の結果に対して、過度なダメ出しは避けたほうが良いと思います。多分言われている本人が一番わかっていると思うので。まずは、楽しむことを第一にし、陸上を好きになってもらってください。
西啓太君(土々呂中3宮崎)
種目&自己記録
110mH 16秒28
100m 12秒21
Q.陸上を始めたきっかけ
6歳上の兄が、父親がコーチをしている陸上クラブに通っていたので、幼稚園生の頃から一緒についていってグラウンドで遊んでいるうちに、自然な流れで入部したのがきっかけです。
Q.陸上に取り組んで良かったと思うこと
陸上を通して、県の合宿や合同練習会などでたくさんの友達ができたことです。また、小学生の頃のチームメイトとも男女問わず今でも仲良くしています。
Q.好きな選手、あこがれの選手は?
ジャマイカのアサファ・パウエル選手が大好きです。特にスタートの速さにあこがれます。ハードルの劉翔選手(中国)も大好きで、日本人選手では山縣亮太選手(セイコー)のファンです。
Q.今後の目標
まずは中学生のうちに100mで12秒を切ることです。そして今後競技を続けるために、ケガをしない身体作りをしていきたいです。
※情報は2023年9月20日時点
第15回 西敬祐さん/啓太君(中3)「自分の現役時代と比べないようにしています」
家族メモ 父の敬祐さんは啓太君が通う学校とは違う中学でコーチをしている陸上一家。試合の時はライバルでありながら、部活が休みの時はたまに一緒に練習しているとのこと。Q.子供が陸上を始めて良かったと思うこと 親子で共通の話題が増えました。陸上競技を通して他校の友人や先輩、指導者の方と出会い、さまざまな考えに触れることで、人間的に成長したように思います。 Q.お子様の食事でのこだわりや気をつけていることは? 普段はなるべく好きなものを中心に、バランス良く食べさせるようにしています。幸い好き嫌いはあまりありませんし、お菓子はあまり食べません。好物は母親の作った宮崎の郷土料理「チキン南蛮」です。試合前は炭水化物を多めに摂取できるように、パスタやうどんを作っています。 [caption id="attachment_114730" align="alignnone" width="1024"]
息子の好物「チキン南蛮」です[/caption]
Q.洗濯でのこだわり、気をつけていることは?
洗う回数が多く、すぐ傷むのでTシャツもネットに入れて洗うように息子から指示があります。特にお気に入りのウェアは丁寧に洗っています。
Q.陸上ならではの大変なこと、悩み
宮崎県内で大きな大会は遠方の競技場で行われることが多いので、朝が早いのが大変です。また2日間開催の大会だと宿泊になるのですが、最近は身体も大きくなりツインの部屋でないとゆっくり寝られません(小学生~中学2年生までは一緒に寝られていたのですが……)。
Q.陸上の知識はどのようにして学んでいますか。
陸上関連の雑誌を定期購読しています。私がコーチをしている関係で、自宅に簡単なものから少し専門的な書籍を置いているので、子供もたまに読んでいるようです。最近は動画やSNSでも情報を得ています。
Q.お子様は陸上と勉強との両立はできていますか
今のところできていると思います。学校の成績も良いとは言えませんが、1年生の頃から大きく下がることはありませんでした。兄と同じ部屋で気を遣うようなので、受験に向けて勉強に集中できるスペースを新たに用意しました。
Q.陸上のシューズやウェアはどこで購入していますか。
主にインターネットでの購入です。宮崎県は専門的なショップがあまりないので、たまに隣県まで行くこともあります。
Q.お子様の競技についてアドバイスすることはありますか?
私が他校のコーチをしているので、なかなか時間が合いませんが、休みの日に一緒に練習をすることはあります。どうしても自分が現役の時と比べがちになるので、なるべく言わないようにしていますが、なかなか難しいです。
Q.陸上初心者パパママへのアドバイスをお願いします!
試合の結果に対して、過度なダメ出しは避けたほうが良いと思います。多分言われている本人が一番わかっていると思うので。まずは、楽しむことを第一にし、陸上を好きになってもらってください。
西啓太君(土々呂中3宮崎)
種目&自己記録 110mH 16秒28 100m 12秒21
Q.陸上を始めたきっかけ
6歳上の兄が、父親がコーチをしている陸上クラブに通っていたので、幼稚園生の頃から一緒についていってグラウンドで遊んでいるうちに、自然な流れで入部したのがきっかけです。
Q.陸上に取り組んで良かったと思うこと
陸上を通して、県の合宿や合同練習会などでたくさんの友達ができたことです。また、小学生の頃のチームメイトとも男女問わず今でも仲良くしています。
Q.好きな選手、あこがれの選手は?
ジャマイカのアサファ・パウエル選手が大好きです。特にスタートの速さにあこがれます。ハードルの劉翔選手(中国)も大好きで、日本人選手では山縣亮太選手(セイコー)のファンです。
Q.今後の目標
まずは中学生のうちに100mで12秒を切ることです。そして今後競技を続けるために、ケガをしない身体作りをしていきたいです。
※情報は2023年9月20日時点 RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.12
箱根駅伝初V狙う國學院大が壮行会 前田康弘監督「非常に愛のある、信頼感のあるチーム」
2025.12.12
お詫びと訂正(月刊陸上競技2026年1月号)
-
2025.12.12
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.12
箱根駅伝初V狙う國學院大が壮行会 前田康弘監督「非常に愛のある、信頼感のあるチーム」
第102回箱根駅伝で初優勝を狙う國學院大が12月12日、都内の渋谷キャンパスで壮行会と記者会見を開いた。 壮行会は寒風が吹く中での実施となったが、多くの学生や大学関係者が出席。前田康弘監督は「今年のチームは学年も関係なく […]
2025.12.12
お詫びと訂正(月刊陸上競技2026年1月号)
月刊陸上競技2025年1月号の内容に一部誤りがございました。 別冊付録「全国高校駅伝総展望」 P66東京代表 順天 チーム名が「順大」と表記されていましたが、正しくは「順天」になります。 また、都大路学校最高記録、学校最 […]
2025.12.12
月刊陸上競技2026年1月号
Contents W別冊付録 箱根駅伝観戦ガイド & 全国高校駅伝総展望 新春特別企画 桐生祥秀(日本生命)×清水空跳(星稜高2石川) 「継承」新旧・100m高校記録保持者 大会報道 八王子ロングディスタンス 鈴木芽吹 […]
2025.12.12
ボストンマラソンに世界歴代8位のコリル、女子はパリ五輪4位のロケディがエントリー
ボストンマラソンの主催者は12月11日、来年4月20日に米国で開催される同大会への出場選手6名(車椅子レースを含む)を発表した。 男子のJ.コリル(ケニア)、女子のS.ロケディ(ケニア)と、前回大会優勝者が出場予定。コリ […]
2025.12.12
グランドスラム・トラックが財政難で破産申請へ 創設者マイケル・ジョンソン氏「使命と未来はあきらめない」
今年新設されたリーグ大会、グランドスラム・トラックが破産申請を行ったことが現地メディアで報じられている。 グランドスラム・トラックはマイケル・ジョンソン氏を創設者・コミッショナーとして新設されてたリーグ戦。4大会を実施予 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025