HOME 国内

2023.09.18

田中希実 14分42秒38で6位!世界新レースに食らいつく激走/DLファイナル
田中希実 14分42秒38で6位!世界新レースに食らいつく激走/DLファイナル

田中希実(New Balance)

ダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルとなるプリフォンテーン・クラシックが米国オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで開かれ、2日目(9月17日)に行われた女子5000mに田中希実(New Balance)が出場。14分42秒38で6位に入った。

衝撃的な世界記録が誕生したレースで田中が激走した。優勝したG.ツェガイ(エチオピア)は14分00秒21。世界記録を5秒も更新し、女子初の13分台まであと0.21秒に迫った。2位のB.チェベットも世界歴代3位の14分05秒92。

そんな前を追いかけながら田中は1000mを2分50秒6で食らいつく。その後はどんどんとペースメーカーを先頭に世界記録ペースを刻む前の2人とは離れたが5、6位をキープ。3000mを8分49秒4、4000mで通過。残り1周を65秒で上がり、6位でフィニッシュした。

14分42秒38は自己3番目にして、パフォーマンス日本歴代3位の好走。だが、実は前日にストレスから38度を超える発熱があり、棄権も考えたことをチームのSNSで明かしている。

田中はブダペスト世界選手権の予選で14分37秒98の日本新。決勝でも8位に入った。その後は一時帰国してすぐに渡欧し、ドイツで1マイルに出場してからDLブリュッセル大会に出場。14分29秒18と再び日本記録を更新して3位となった。

米国ニューヨークで1マイルに出場。一時帰国して東京世界選手権のシンポジウムに出席してほぼ『とんぼ返り』で米国へ。急きょ決まったDLファイナルへの出場だった。

広告の下にコンテンツが続きます

DLファイナルでの熱走で、5000mにおいて世界トップクラスのランナーであることを証明した。

DLは年間を通じて争われるリーグ戦で、ポイントを獲得した上位のみがファイナルに出場。世界選手権や五輪のように1ヵ国3人という制限もないなか、その年に結果を出してきた実力者だけが立つことができる。そこで一発勝負で年間チャンピオンを決定する、まさに『世界最高峰』の舞台となる。

ダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルとなるプリフォンテーン・クラシックが米国オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで開かれ、2日目(9月17日)に行われた女子5000mに田中希実(New Balance)が出場。14分42秒38で6位に入った。 衝撃的な世界記録が誕生したレースで田中が激走した。優勝したG.ツェガイ(エチオピア)は14分00秒21。世界記録を5秒も更新し、女子初の13分台まであと0.21秒に迫った。2位のB.チェベットも世界歴代3位の14分05秒92。 そんな前を追いかけながら田中は1000mを2分50秒6で食らいつく。その後はどんどんとペースメーカーを先頭に世界記録ペースを刻む前の2人とは離れたが5、6位をキープ。3000mを8分49秒4、4000mで通過。残り1周を65秒で上がり、6位でフィニッシュした。 14分42秒38は自己3番目にして、パフォーマンス日本歴代3位の好走。だが、実は前日にストレスから38度を超える発熱があり、棄権も考えたことをチームのSNSで明かしている。 田中はブダペスト世界選手権の予選で14分37秒98の日本新。決勝でも8位に入った。その後は一時帰国してすぐに渡欧し、ドイツで1マイルに出場してからDLブリュッセル大会に出場。14分29秒18と再び日本記録を更新して3位となった。 米国ニューヨークで1マイルに出場。一時帰国して東京世界選手権のシンポジウムに出席してほぼ『とんぼ返り』で米国へ。急きょ決まったDLファイナルへの出場だった。 DLファイナルでの熱走で、5000mにおいて世界トップクラスのランナーであることを証明した。 DLは年間を通じて争われるリーグ戦で、ポイントを獲得した上位のみがファイナルに出場。世界選手権や五輪のように1ヵ国3人という制限もないなか、その年に結果を出してきた実力者だけが立つことができる。そこで一発勝負で年間チャンピオンを決定する、まさに『世界最高峰』の舞台となる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.08.11

久光製薬が東京世界陸上の公式サプライヤーに決定 「サロンパス」は9年連続で世界シェア1位

8月8日、世界陸連は久光製薬が9月に開催される東京世界選手権の公式サプライヤーに選定されたことを発表した。 久光製薬は医薬品メーカーとして、さまざまな商品を展開。主力商品の「サロンパス」は市販の鎮痛消炎貼付剤として9年連 […]

NEWS 11月開催の丹後大学駅伝がクラウドファンディングを開始 青学大のオープン参加に加え、小中学生対象の陸上教室を企画

2025.08.11

11月開催の丹後大学駅伝がクラウドファンディングを開始 青学大のオープン参加に加え、小中学生対象の陸上教室を企画

11月15日に開催される丹後大学駅伝(第87回関西学生対校駅伝)の開催に向けて、今年も会場となる京都府京丹後市と主催の関西学連が中心となり、クラウドファンディングを実施している。 丹後大学駅伝は関西学生駅伝のナンバーワン […]

NEWS 福井ナイトゲームズの確定エントリー発表!村竹ラシッド、鵜澤飛羽、﨑山雄太ら世界陸上内定者が登録

2025.08.11

福井ナイトゲームズの確定エントリー発表!村竹ラシッド、鵜澤飛羽、﨑山雄太ら世界陸上内定者が登録

福井陸協は8月15、16日に開催される、日本グランプリシリーズ「Athlete Night Games in FUKUI2025」の確定エントリーリストを発表した。 男子110mハードルでは東京世界選手権代表に内定してい […]

NEWS トロシアンカが十種競技でU20世界新! 15歳ドゥアラが女子100m、4×100mR2冠/U20欧州選手権

2025.08.11

トロシアンカが十種競技でU20世界新! 15歳ドゥアラが女子100m、4×100mR2冠/U20欧州選手権

8月7日から10日、フィンランド・タンペレででU20欧州選手権が開催され、男子十種競技(U20規格)ではH.トロシアンカ(ポーランド)が8514点(10秒74、7m26、15m48、1m94、46秒21/14秒23、43 […]

NEWS 男子4×100mRで御船が中学歴代2位の42秒13 三段跳・迫田大輝が14m43 男子100m柏田琉依は10秒68の大会新V 全中前に中学生が好記録

2025.08.11

男子4×100mRで御船が中学歴代2位の42秒13 三段跳・迫田大輝が14m43 男子100m柏田琉依は10秒68の大会新V 全中前に中学生が好記録

8月9日、10日の両日、鹿児島市の白波スタジアムで第46回九州中学校競技会が行われ、男子4×100mリレーでは御船(熊本)が42秒13の中学歴代2位、九州中学新記録で優勝を飾った。 御船も県中学総体では42秒38の中学歴 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年9月号 (8月12日発売)

2025年9月号 (8月12日発売)

衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99

page top