HOME 国内、世界陸上、日本代表
10000m田澤廉は前回から5つ順位アップの15位「昨年よりは戦ったと言えるレースができた」/世界陸上
10000m田澤廉は前回から5つ順位アップの15位「昨年よりは戦ったと言えるレースができた」/世界陸上

男子10000mに出場した田澤廉(トヨタ自動車)

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)2日目

ブダペスト世界陸上2日目のアフタヌーンセッションが行われ、男子10000mに出場した田澤廉(トヨタ自動車)は28分25秒85で15位だった。

2度目の世界挑戦は課題と収穫のある結果となった。

広告の下にコンテンツが続きます

5000m通過が14分21秒とスローペースで推移したが、6000m付近から徐々にペースアップ。「上がるのを予想して(集団の)前のほうで対応しようと思ったのですが、思ったより早く上がりました。接触も多くて対応できませんでした」と、徐々に遅れていった。

終わってみれば、3連覇を達成したジョシュア・チェプテゲイ(ウガンダ)からは約35秒遅れ。「力不足です」と反省を口にしながら、昨年のオレゴン大会では1分近い差をつけられたこともあり、「前半はレースを運べたので昨年よりは戦ったと言えるレースができた」と収穫もあった。

田澤は駒大卒1年目の22歳。学生時代は学生駅伝などで活躍しながら、3年時に10000mで日本歴代2位の27分23秒44をマークし、4年時の昨年はオレゴン世界選手権10000mに出場を果たした。

広告の下にコンテンツが続きます

大学卒業後はトヨタ自動車に所属しながら駒大・大八木弘明総監督との二人三脚は続き、今年は7月のアジア選手権で金メダルを獲得。「エリアチャンピオン」として2大会連続の出場を勝ち取っていた。

「(2024年の)パリ五輪で結果を残せる選手になり、(大八木)監督と1年間努力してパリの舞台をつかみたいです」

田澤の挑戦はまだまだ終わらない。

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)2日目 ブダペスト世界陸上2日目のアフタヌーンセッションが行われ、男子10000mに出場した田澤廉(トヨタ自動車)は28分25秒85で15位だった。 2度目の世界挑戦は課題と収穫のある結果となった。 5000m通過が14分21秒とスローペースで推移したが、6000m付近から徐々にペースアップ。「上がるのを予想して(集団の)前のほうで対応しようと思ったのですが、思ったより早く上がりました。接触も多くて対応できませんでした」と、徐々に遅れていった。 終わってみれば、3連覇を達成したジョシュア・チェプテゲイ(ウガンダ)からは約35秒遅れ。「力不足です」と反省を口にしながら、昨年のオレゴン大会では1分近い差をつけられたこともあり、「前半はレースを運べたので昨年よりは戦ったと言えるレースができた」と収穫もあった。 田澤は駒大卒1年目の22歳。学生時代は学生駅伝などで活躍しながら、3年時に10000mで日本歴代2位の27分23秒44をマークし、4年時の昨年はオレゴン世界選手権10000mに出場を果たした。 大学卒業後はトヨタ自動車に所属しながら駒大・大八木弘明総監督との二人三脚は続き、今年は7月のアジア選手権で金メダルを獲得。「エリアチャンピオン」として2大会連続の出場を勝ち取っていた。 「(2024年の)パリ五輪で結果を残せる選手になり、(大八木)監督と1年間努力してパリの舞台をつかみたいです」 田澤の挑戦はまだまだ終わらない。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.18

編集部コラム「濃い2ヵ月間」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンドリレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、ど […]

NEWS サニブラウンがトークイベントで来場! 未来の日本代表「楽しむことを忘れずに」とメッセージ/U18・U16大会

2025.10.18

サニブラウンがトークイベントで来場! 未来の日本代表「楽しむことを忘れずに」とメッセージ/U18・U16大会

◇第19回U18・第56回U16大会(10月17~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場) 10月18日、三重県伊勢市で開催中のU18・U16大会の会場に、東京世界選手権代表のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ […]

NEWS 髙城昊紀が110mHを大会新V!来季に向けて「ケガしないように冬季練習をしていきたい」/U18・16大会

2025.10.18

髙城昊紀が110mHを大会新V!来季に向けて「ケガしないように冬季練習をしていきたい」/U18・16大会

◇第19回U18・第56回U16大会(10月17~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場)2日目 U18・U16大会の2日目が行われ、U20規格で実施されたU18男子110mハードルは髙城昊紀(宮崎西高2宮崎)が1 […]

NEWS 女子は横手清陵学院が劇的逆転で悲願の初V!男子は秋田工が2時間9分01秒で2年ぶり全国へ/秋田県高校駅伝

2025.10.18

女子は横手清陵学院が劇的逆転で悲願の初V!男子は秋田工が2時間9分01秒で2年ぶり全国へ/秋田県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた秋田県高校駅伝が10月17日に、秋田市の県営陸上競技場周回コースで行われ、女子(5区間21.0975km)は横手清陵学院が1時間14分32秒で初優勝を飾り、初の全国出場を決めた。男子(7区間4 […]

NEWS 北口榛花 初のやり投教室「突き詰めたいなら努力するしか方法はない」中高生に熱血指導

2025.10.18

北口榛花 初のやり投教室「突き詰めたいなら努力するしか方法はない」中高生に熱血指導

女子やり投の北口榛花(JAL)が初めて自己プロデュースしたやり投に特化した陸上教室の「はるかなる教室 Supported by JAL」(主催:株式会社スポーツビズ、川崎とどろきパーク株式会社)が18日、神奈川県の等々力 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top