2023.08.04
プーマ ジャパン主催のプレスツアー「NITRO TM Technology Session in 妙高」(8月3日~4日)の初日が行われた。
創立75周年を迎えたプーマ ジャパンは、2021年から本格的にランニングへの強化を推進。同社の萩尾孝平社長は常に“最速”を求めてきたブランドイメージを体現すべく、「古き良き部分を残しつつ、継続性を重視しながらみんなを楽しませる」ことを目指してきたという。
その大きな武器となっているのが、プーマ独自のテクノロジー「NITRO FOAM(ニトロフォーム)」だ。
今回のセッションにはプーマグローバル開発担当のローラ氏も参加し、超軽量の上にクッション性と反発性に優れたニトロフォームの特徴について説明。短距離スパイクのアウトソールにも使われている高反発特殊素材を配合し、より高い反発性と軽量性を実現した「NITRO ELITE FOAM(ニトロ エリート フォーム)」も含め、爆発的な力発揮をサポートするこのテクノロジーを搭載したランニングシューズ、スパイクを次々と打ち出してきた。その技術革新は今後も継続し、「トップランナーを中心にテストを行い、よりランナーにとってベストな品質を追求していく」と展望を語った。
また、萩尾社長は世界的にプーマ契約アスリートが増えてきたことを強調。男子棒高跳の世界記録保持者であるアルマンド・デュプランティス(スウェーデン)、同400mハードルの世界記録を持つカールステン・ワルホルム(ノルウェー)をはじめとした世界のトップアスリート、さらには昨年のオレゴン世界陸上男子100m7位入賞のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、6月の日本選手権男子400mに初優勝した中島佑気ジョセフ(東洋大)ら国内トップ選手が次々と契約をしている波は、国内の駅伝やランニングへとつながっているという。
「プーマとしてランニングのイメージを作って、すべてのレべルのランナーの『速くなりたい』を叶えるブランドでありたい」と萩尾社長。今夏のブダペスト世界陸上、秋から始まるロードシーズンでの、さらなる飛躍に向けての意欲を示した。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2025.07.08
プーマから日本人の足に合わせたフィット感を実現した新作ランニングシューズ「VELOCITY NITRO™ 4」が登場!
プーマ ジャパンは、“弾む走りで、世界が広がる”をコンセプトとした新作ランニングシューズ「VELOCITY NITRO™ 4(ヴェロシティ ニトロ 4)」を、7月17 日よりプーマストア、公式オンラインストア、一部取扱い […]
2025.07.07
東京世界陸上の競技開始時間が一部変更 DAY8最終種目が女子5000m決勝から男子800m決勝へ
9月13日~21日に東京・国立競技場で開かれる東京世界選手権のDAY1、DAY2、DAY8、DAY9の競技開始時間の一部が変更になった。7月1日に変更が加えられており、大会公式のSNSで7月7日に発表された。 最も大きな […]
2025.07.07
大盛況女子100mHの“時代”作った寺田明日香 最後の日本選手権終え「この種目が育っていく瞬間を見られて良かった」
◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、最終日の女子100mハードルで今季限りの引退を表明していた寺田明日香(ジャパンクリエイト)が13秒09( […]
2025.07.07
【竹澤健介の視点】「日本一」を決める選手権として見応えある勝負 井川龍人の1500m選手に劣らぬスパート光る/日本選手権
7月6日に行われた第109回日本選手権最終日の男子5000m決勝。井川龍人(旭化成)が13分37秒59で初優勝を飾った。2008年北京五輪5000m、10000m代表の竹澤健介さん(摂南大ヘッドコーチ)に、レースを振り返 […]
2025.07.07
【高平慎士の視点】鵜澤飛羽の出足に見えた「記録と戦いに行く」意思表示 ラスト20mの修正が19秒台&ファイナルへのカギ/日本選手権
7月6日に行われた第109回日本選手権最終日の男子200m決勝。鵜澤飛羽(JAL)が日本歴代4位の自己ベストに並ぶ20秒12(±0)で3連覇を飾った。2008年北京五輪男子4×100mリレー銀メダリストの高平慎士さん(富 […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会