HOME 国内、日本代表

2023.07.15

女子400mHで宇都宮絵莉が57秒73で銀メダル「素直にうれしい」 山本亜美が3位で日本勢Wメダル/アジア選手権
女子400mHで宇都宮絵莉が57秒73で銀メダル「素直にうれしい」 山本亜美が3位で日本勢Wメダル/アジア選手権

アジア選手権女子400mHで銀メダルを獲得した宇都宮絵莉(左)と銅メダルの山本亜美

◇第25回アジア選手権(7月12日~16日/タイ・バンコク)4日目

アジア選手権の4日目午後セッションが行われ、女子400mハードルでは宇都宮絵莉(長谷川体育施設)が57秒73で銀メダル、山本亜美(立命大)が57秒80で銅メダルを獲得した。

7レーンに入った宇都宮は序盤から積極的なレースを展開。8台目までは先頭を突っ走り、このまま優勝かと思われた。しかし、残り100mから56秒15の自己記録を持つロビン・ブラウン(フィリピン)が猛追。10台目のハードルをほぼ同時に飛び越えたものの、最後のスプリント勝負で引き離されてしまった。

宇都宮は18年の日本選手権で優勝し、4年前のアジア選手権では5位。21年に56秒50の自己ベストをマークしたものの、日本選手権では20年から4年連続で2位と勝ちきれずにいた。

それでも、これまでの経験を生かして国際大会で自身初のメダルを獲得。「しっかり3位以内取れたのは素直にうれしいです」と話し、「タイムを見れば優勝のチャンスはあったが、今回は合わせるのに精一杯。パリ五輪を考えれば結果を出せて良かった」と前を向いた。

一方、シニアではこれが初の日本代表レースとなった山本は得意の後半で伸びきれず3位。「どこか集中できていなくて、普通に走れば勝ち負けできると思ってしまったのが良くなかったのかもしれません」と反省。ブダペスト世界選手権出場に必要なワールドランキングを上げる絶好のチャンスだっただけに、悔しさを隠しきれなかった。

広告の下にコンテンツが続きます
◇第25回アジア選手権(7月12日~16日/タイ・バンコク)4日目 アジア選手権の4日目午後セッションが行われ、女子400mハードルでは宇都宮絵莉(長谷川体育施設)が57秒73で銀メダル、山本亜美(立命大)が57秒80で銅メダルを獲得した。 7レーンに入った宇都宮は序盤から積極的なレースを展開。8台目までは先頭を突っ走り、このまま優勝かと思われた。しかし、残り100mから56秒15の自己記録を持つロビン・ブラウン(フィリピン)が猛追。10台目のハードルをほぼ同時に飛び越えたものの、最後のスプリント勝負で引き離されてしまった。 宇都宮は18年の日本選手権で優勝し、4年前のアジア選手権では5位。21年に56秒50の自己ベストをマークしたものの、日本選手権では20年から4年連続で2位と勝ちきれずにいた。 それでも、これまでの経験を生かして国際大会で自身初のメダルを獲得。「しっかり3位以内取れたのは素直にうれしいです」と話し、「タイムを見れば優勝のチャンスはあったが、今回は合わせるのに精一杯。パリ五輪を考えれば結果を出せて良かった」と前を向いた。 一方、シニアではこれが初の日本代表レースとなった山本は得意の後半で伸びきれず3位。「どこか集中できていなくて、普通に走れば勝ち負けできると思ってしまったのが良くなかったのかもしれません」と反省。ブダペスト世界選手権出場に必要なワールドランキングを上げる絶好のチャンスだっただけに、悔しさを隠しきれなかった。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.01

東京メトロに伊東明日香が入部 「競技が続けられる環境があることに感謝」

東京メトロは5月1日、伊東明日香が入部したと発表した。今年3月31日に埼玉医科大グループを退部していた。 伊東は東京・順天高時代から全国高校駅伝に出場。東洋大進学後は全日本女子大学駅伝や富士山女子駅伝など全国大会に出走し […]

NEWS 九電工にケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが加入 ハーフマラソンなどロードが主戦場

2025.05.01

九電工にケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが加入 ハーフマラソンなどロードが主戦場

九電工は5月1日、ケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが同日付で加入したと発表した。 ニアマイアはケリンゲット高出身の27歳。ハーフマラソンや10kmなどロードレースを主戦場としている。自己ベストは5000m13分57秒3 […]

NEWS アディダスによるスポーツを通じたグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET」が今年も開催!

2025.05.01

アディダスによるスポーツを通じたグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET」が今年も開催!

アディダス ジャパンは、未来のスポーツ環境を支えるためのグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET(ムーブ・フォー・ザ・プラネット)」を5月12日~25日まで開催することを発表した。5月12日の計測開 […]

NEWS 水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

2025.04.30

水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

5月5日に行われる日本グランプリシリーズ第7戦「2025水戸招待陸上」のエントリー選手が発表された。男子棒高跳には東京五輪代表の山本聖途(トヨタ自動車)、江島雅紀(富士通)や世界選手権代表経験のある柄澤智哉(東京陸協)ら […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

2025.04.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top