HOME 高校

2023.06.20

橋本悠がハードル2種目制覇!マイルリレーは東農大二が3分14秒40で制す/IH北関東
橋本悠がハードル2種目制覇!マイルリレーは東農大二が3分14秒40で制す/IH北関東

23年インターハイ北関東大会で男子両ハードルと4×400mリレーの3冠に輝いた橋本悠

◇インターハイ北関東地区大会(6月16日~19日/山梨・小瀬スポーツ公園競技場)最終日

夏の北海道インターハイを懸けた北関東地区大会の最終日は、橋本悠(東農大二2群馬)の活躍が光った。110mハードルを14秒58(-1.7)で制すると、1時間15分後に行われた4×400mリレー(4走)でも3分14秒40で制覇。2日目の400mハードルも52秒70で優勝しており、3種目制覇を成し遂げた。

アンカーで爆走を見せたマイルリレー後、橋本は「3冠は狙っていたのでうれしいです」と、疲れを感じさせない爽やかな笑顔で大会を総括した。

110mハードルは予選で15秒05(+0.3)で危なげなく通過すると、準決勝では14秒41を出した川﨑光介(霞ヶ浦2茨城)に先着を許すも14秒54(+0.7)で2着通過。「(川﨑と)接戦になることはわかっていた」という決勝では、前半でライバルからリードを奪い、そのまま逃げ切った。

アンカーを担った4×400mリレーでは、「3走の奥原(大翔)が先頭で持ってきてくれたので、絶対にトップでフィニッシュしようと思っていました」と爆走。追走する牛久栄進(茨城)を退け、仲間の待つフィニッシュラインを笑顔で越えた。

埼玉・三尻中時代は110mハードルで全中やU16大会を制した実績を誇り、400mでも49秒48のタイムを残していた逸材。昨年は110mハードルを中心に活動し、国体少年B2位、U18大会8位と全国大会で実績を積み上げた。

広告の下にコンテンツが続きます

普段はスプリントを重点的に強化し、「あまりハードル練習はしていない」という。今年から取り組んでいる400mハードルに関してはこれが3大会目で、4月の55秒76、5月の55秒55を経て、一気に52秒台へと飛躍した。

インターハイに向けては、「まずヨンパー(400mハードル)は上位入賞を目標に掲げています。トッパー(110mハードル)は13秒台で優勝、マイルリレーは昨年全国2位だったので、歴代の先輩方の記録を抜いて頂点に立ちたい」と、さらなる飛躍を目指す。

◇インターハイ北関東地区大会(6月16日~19日/山梨・小瀬スポーツ公園競技場)最終日 夏の北海道インターハイを懸けた北関東地区大会の最終日は、橋本悠(東農大二2群馬)の活躍が光った。110mハードルを14秒58(-1.7)で制すると、1時間15分後に行われた4×400mリレー(4走)でも3分14秒40で制覇。2日目の400mハードルも52秒70で優勝しており、3種目制覇を成し遂げた。 アンカーで爆走を見せたマイルリレー後、橋本は「3冠は狙っていたのでうれしいです」と、疲れを感じさせない爽やかな笑顔で大会を総括した。 110mハードルは予選で15秒05(+0.3)で危なげなく通過すると、準決勝では14秒41を出した川﨑光介(霞ヶ浦2茨城)に先着を許すも14秒54(+0.7)で2着通過。「(川﨑と)接戦になることはわかっていた」という決勝では、前半でライバルからリードを奪い、そのまま逃げ切った。 アンカーを担った4×400mリレーでは、「3走の奥原(大翔)が先頭で持ってきてくれたので、絶対にトップでフィニッシュしようと思っていました」と爆走。追走する牛久栄進(茨城)を退け、仲間の待つフィニッシュラインを笑顔で越えた。 埼玉・三尻中時代は110mハードルで全中やU16大会を制した実績を誇り、400mでも49秒48のタイムを残していた逸材。昨年は110mハードルを中心に活動し、国体少年B2位、U18大会8位と全国大会で実績を積み上げた。 普段はスプリントを重点的に強化し、「あまりハードル練習はしていない」という。今年から取り組んでいる400mハードルに関してはこれが3大会目で、4月の55秒76、5月の55秒55を経て、一気に52秒台へと飛躍した。 インターハイに向けては、「まずヨンパー(400mハードル)は上位入賞を目標に掲げています。トッパー(110mハードル)は13秒台で優勝、マイルリレーは昨年全国2位だったので、歴代の先輩方の記録を抜いて頂点に立ちたい」と、さらなる飛躍を目指す。

インターハイ北関東地区大会の優勝者をチェック

●男子 100m 小室歩久斗(つくば秀英2茨城)10秒61(-1.5) 200m 若菜 敬(佐野2栃木)   21秒11(±0) 400m 大村博伸(牛久栄進3茨城) 49秒10 800m 平澤潤燕(作新学院3栃木) 1分55秒08 1500m 小柴裕士郎(水城3茨城)  4分04秒08 5000m 松井海斗(埼玉栄3埼玉)  14分34秒51 110mH 橋本 悠(東農大二2群馬) 14秒58(-1.7) 400mH 橋本 悠(東農大二2群馬) 52秒70 3000m障害 尾島 樹(樹徳3群馬)9分00秒71 5000m競歩 古橋欣ノ佑(伊奈3茨城)23分19秒74 4×100mR つくば秀英(茨城)   40秒72 4×400m 東農大二(群馬)    3分14秒40 走高跳 佐藤卓巳(市前橋3群馬)  2m12 棒高跳 原口顕次朗(前橋育英3群馬)5m07=大会新 走幅跳 栁田聖大(東農大二2群馬) 7m23(-1.3) 三段跳 宮﨑 光(吾妻中央3群馬) 14m77(+1.8) 砲丸投 橋本空楽(埼玉栄3埼玉)  13m92 円盤投 上沢勇人(小山南3栃木)  43m50 ハンマー投 浅利磨海(守谷3茨城) 63m77 やり投 須藤響希(宇都宮北3栃木) 56m10 八種競技 緒方陽平(伊奈総合3埼玉)5605点=大会新 ●女子 100m 二宮音彩(白鴎大足利3栃木)  12秒14(-1.0) 200m イレチュク・アマカ・ミラ(大宮東2埼玉)25秒10(-0.1) 400m 兜森友希(日立一3茨城)56秒41 800m 長嶋結衣(真岡女3栃木) 2分10秒79 1500m 落合優希奈(新島学園2群馬)  4分37秒06 3000m 深澤零月(宇都宮文星女2栃木)9分39秒37 100mH 横山涼葉(共愛学園2群馬)14秒28(-2.6) 400mH 桑原理緒(新島学園2群馬)   61秒12 5000m競歩 中島橙子(前橋女3群馬)24分15秒67 4×100mR 伊奈総合(埼玉)       46秒61 4×400mR 伊奈総合(埼玉) 3分49秒21 走高跳 高橋美月(埼玉栄2埼玉)1m73 棒高跳 柳川美空(前橋育英3群馬) 4m00 走幅跳 成澤柚日(共愛学園1群馬)  5m89 三段跳 田口侑楽(国際学院3埼玉)12m54(+0) 砲丸投 米川佳里奈(西武台3埼玉)12m54 円盤投 藤田結愛(東洋大牛久1茨城)  37m90 ハンマー投 奥村友海(坂戸西3埼玉) 47m25 やり投 谷飛香里(白鴎大足利2栃木) 42m92 七種競技 西山莉央(日立一3茨城)4414点

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.30

水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

5月5日に行われる日本グランプリシリーズ第7戦「2025水戸招待陸上」のエントリー選手が発表された。男子棒高跳には東京五輪代表の山本聖途(トヨタ自動車)、江島雅紀(富士通)や世界選手権代表経験のある柄澤智哉(東京陸協)ら […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

2025.04.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]

NEWS 【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

2025.04.30

【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

FOCUS! 高校生INTERVIEW 山田大智 Yamada Daichi 西脇工高3兵庫 2025年シーズンが本格的に始まり、高校陸上界では記録会、競技会が次々と開かれています。その中で好記録も生まれており、男子50 […]

NEWS 5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

2025.04.30

5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

5月3日に行われる静岡国際のエントリーリストが更新され、現時点で欠場届を提出した選手が判明した。 男子100mはパリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が欠場。坂井は4月13日の出雲陸上で脚を痛め、29日の織田記念の出場も見 […]

NEWS 26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

2025.04.30

26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

世界陸連(WA)は4月29日、2026年に新設する「世界陸上アルティメット選手権」の大会500日前を受け、昨年のパリ五輪の金メダリストに出場資格を与えることを発表した。女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)も含 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top