HOME 特集

2023.01.13

都道府県女子駅伝見どころ!3連覇狙う京都!宮城、長野、大阪、兵庫、東京などが虎視眈々と上位狙う 田中希実、松田瑞生ら代表勢も注目
都道府県女子駅伝見どころ!3連覇狙う京都!宮城、長野、大阪、兵庫、東京などが虎視眈々と上位狙う 田中希実、松田瑞生ら代表勢も注目

都道府県女子駅伝1区(2022年)

皇后盃第41回全国都道府県対抗女子駅伝が1月15日に京都で行われる。日本を代表するトップランナーから中学生まで、各カテゴリーの有力選手たちが“ふるさと”のタスキをつなぐ1年に一度の「オールスター駅伝」。注目のチームをピックアップする。

2021年の中止を挟んで20、22年と2連覇中なのが地元・京都。今回も充実の戦力で19回目の頂点を目指す。軸となるのは年末の全国高校駅伝で4位となった立命館宇治高のメンバーたち。3区区間賞の細谷愛子(3年)は前回のこの大会で7区区間賞を獲得して優勝をたぐり寄せた。同校OGで立命大次期エースの村松灯、井出彩乃(ワコール)も力がある。京都らしい「総合力」で連覇なるか。

20年2位、前回3位の宮城は28年ぶりVを狙う。こちらは仙台育英高のOG・現役がチームを牽引。シニア勢では武田千捺(ダイハツ)、佐々木梨七(積水化学)、米澤奈々香(名城大)が強力だ。佐々木は昨年の全日本実業団対抗女子駅伝で6区区間賞、米澤も大学駅伝界を席巻する名城大の一員として全日本大学女子駅伝と富士山女子駅伝で区間賞を獲得。さらに全国高校駅伝2位だったメンバーから1区2位の杉森心音(3年)など圧巻のメンツがそろった。

前回10位からの巻き返しを図る長野。全国高校駅伝では長野東高が県勢初優勝を飾って勢いに乗る。その中から村岡美玖(3年)、名和夏乃子(2年)らが名を連ねた。さらにOGでオレゴン世界選手権代表の萩谷楓(エディオン)、和田有菜(日本郵政グループ)といった有力選手が主要区間を担いそうだ。

前回4位の兵庫は、言わずと知れたトップランナー・田中希実(豊田自動織機)が今年も参戦。前回は1区2位と流れを作って貢献した。名城大の石松愛朱加や大阪学大のエース・永長里緒らに力がある。過去3度の優勝がある大阪は、オレゴン世界選手権マラソン代表の松田瑞生(ダイハツ)や、薫英女学院高のエース・水本佳菜(3年)らで上位へ押し上げる。

スピードランナーがそろうのが東京と神奈川。東京は安定感抜群の増渕祐香(名城大)や、1500mで学生記録を作った道下美槻(立教大)、小川陽香(順天高3)が中心だ。神奈川は全国高校駅伝で過去最高の5位に入った白鵬女高勢に、森田香織(パナソニック)、佐藤成葉(資生堂)、出水田眞紀(第一生命グループ)が加わる強力布陣となる。

前回2位の福岡や、群馬、福島、静岡なども入賞ラインに加わりそう。他にも愛知の山本有真(名城大)や、岡山のドルーリー朱瑛里(津山鶴山中3)など、区間賞争いをしそうな注目選手も多い。

広告の下にコンテンツが続きます

ふるさとの思いを背負ったランナーが都大路を駆け抜け、「駅伝どころNo.1」を決めるオールスター戦は、京都・たけびしスタジアム京都(西京極)発着の42.195km9区間で行われる。大会模様はNHK総合で12時15分から中継。1月15日、12時30分に号砲が鳴る。

皇后盃第41回全国都道府県対抗女子駅伝が1月15日に京都で行われる。日本を代表するトップランナーから中学生まで、各カテゴリーの有力選手たちが“ふるさと”のタスキをつなぐ1年に一度の「オールスター駅伝」。注目のチームをピックアップする。 2021年の中止を挟んで20、22年と2連覇中なのが地元・京都。今回も充実の戦力で19回目の頂点を目指す。軸となるのは年末の全国高校駅伝で4位となった立命館宇治高のメンバーたち。3区区間賞の細谷愛子(3年)は前回のこの大会で7区区間賞を獲得して優勝をたぐり寄せた。同校OGで立命大次期エースの村松灯、井出彩乃(ワコール)も力がある。京都らしい「総合力」で連覇なるか。 20年2位、前回3位の宮城は28年ぶりVを狙う。こちらは仙台育英高のOG・現役がチームを牽引。シニア勢では武田千捺(ダイハツ)、佐々木梨七(積水化学)、米澤奈々香(名城大)が強力だ。佐々木は昨年の全日本実業団対抗女子駅伝で6区区間賞、米澤も大学駅伝界を席巻する名城大の一員として全日本大学女子駅伝と富士山女子駅伝で区間賞を獲得。さらに全国高校駅伝2位だったメンバーから1区2位の杉森心音(3年)など圧巻のメンツがそろった。 前回10位からの巻き返しを図る長野。全国高校駅伝では長野東高が県勢初優勝を飾って勢いに乗る。その中から村岡美玖(3年)、名和夏乃子(2年)らが名を連ねた。さらにOGでオレゴン世界選手権代表の萩谷楓(エディオン)、和田有菜(日本郵政グループ)といった有力選手が主要区間を担いそうだ。 前回4位の兵庫は、言わずと知れたトップランナー・田中希実(豊田自動織機)が今年も参戦。前回は1区2位と流れを作って貢献した。名城大の石松愛朱加や大阪学大のエース・永長里緒らに力がある。過去3度の優勝がある大阪は、オレゴン世界選手権マラソン代表の松田瑞生(ダイハツ)や、薫英女学院高のエース・水本佳菜(3年)らで上位へ押し上げる。 スピードランナーがそろうのが東京と神奈川。東京は安定感抜群の増渕祐香(名城大)や、1500mで学生記録を作った道下美槻(立教大)、小川陽香(順天高3)が中心だ。神奈川は全国高校駅伝で過去最高の5位に入った白鵬女高勢に、森田香織(パナソニック)、佐藤成葉(資生堂)、出水田眞紀(第一生命グループ)が加わる強力布陣となる。 前回2位の福岡や、群馬、福島、静岡なども入賞ラインに加わりそう。他にも愛知の山本有真(名城大)や、岡山のドルーリー朱瑛里(津山鶴山中3)など、区間賞争いをしそうな注目選手も多い。 ふるさとの思いを背負ったランナーが都大路を駆け抜け、「駅伝どころNo.1」を決めるオールスター戦は、京都・たけびしスタジアム京都(西京極)発着の42.195km9区間で行われる。大会模様はNHK総合で12時15分から中継。1月15日、12時30分に号砲が鳴る。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.12.11

やり投・北口榛花2025年は「みんなで一緒にもう一度最高の感動を味わいたい!」タニタ健康大賞受賞でコンディション作りも明かす

健康総合企業の株式会社タニタが12月11日、日本人の健康づくりに貢献した個人・団体を顕彰する「タニタ健康大賞」を発表し、女子やり投のパリ五輪金メダリスト・北口榛花(JAL)が選ばれ、同日に贈賞式に出席した。 「競技中でも […]

NEWS 26年愛知アジア大会マラソン代表選考方針を発表!MGCシリーズ25-26覇者が内定

2024.12.11

26年愛知アジア大会マラソン代表選考方針を発表!MGCシリーズ25-26覇者が内定

日本陸連は12月11日、2026年に開催される愛知アジア大会のマラソン代表選考方針を発表した。 「国際競技会に通用する『勝負強さ』と『スピード』を有するとともに本大会において最大限に持てる力を発揮できる競技者を選出し、メ […]

NEWS 27年北京世界陸上マラソン代表選考方針が発表!MGCファストパス突破者、MGCシリーズ26-27覇者が内定

2024.12.11

27年北京世界陸上マラソン代表選考方針が発表!MGCファストパス突破者、MGCシリーズ26-27覇者が内定

日本陸連は12月11日、2027年北京世界選手権のマラソン代表選考方針を発表し、編成方針は「2027年度最重要国際競技会と位置づけ、メダル獲得および入賞を目指す競技者で選手団を編成する」とした。 そのうえで、代表内定基準 […]

NEWS 「速い選手」「強い選手」「勢いのある選手」の選考を!ロス五輪に向けマラソン代表選考方針示す

2024.12.11

「速い選手」「強い選手」「勢いのある選手」の選考を!ロス五輪に向けマラソン代表選考方針示す

日本陸連は12月11日、2028年ロサンゼルス五輪のマラソン代表選考の選考方針を明らかにした。 選考競技会としては、2021年東京、24年パリ五輪に向けてと同様に、代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MG […]

NEWS ニューイヤー駅伝のエントリー発表! トヨタ自動車は太田智樹、西山雄介 Hondaはパリ代表・小山直城、青木涼真ら 東日本VのGMOは吉田祐也が登録

2024.12.11

ニューイヤー駅伝のエントリー発表! トヨタ自動車は太田智樹、西山雄介 Hondaはパリ代表・小山直城、青木涼真ら 東日本VのGMOは吉田祐也が登録

12月11日、日本実業団陸上競技連合は第69回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/2025年1月1日)のエントリー選手を発表した。 前回4回目の優勝を飾ったトヨタ自動車はパリ五輪10000m代表の太田智樹や福岡国際マ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top