元NGT48メンバーで、駅伝好きと知られる西村菜那子さんが「とにかく駅伝について楽しく語り尽く」をコンセプトに企画したイベント「#西村駅伝」の“4区”(4回目)が1月7日、都内で行われた。ゲストとして男子中距離の館澤亨次(DeNA)と、青学大OBの竹石尚人さん、YouTuberのたむじょーさんが参加。4人とも1997年度の「同期」で、西村さんのファンはもちろん、駅伝ファンも観覧に訪れた。
まずは12月30日にライブ配信された第99回箱根駅伝の順位予想の『答え合わせ』からスタート。たむじょーさんだけが「優勝・駒大」を的中させたが、10位までの順位予想では竹石さんが最も近い結果となった。その後は今年の箱根駅伝で印象に残ったトピックスを西村さんが厳選。テーマに沿ってトークが繰り広げられた。
休憩を挟んだ後半戦では、恒例となった「箱根駅伝ドラフト会議」で盛り上がる。4人が監督に扮して「見てみたい」オーダーを作成。1区から順番に指名していき、指名が重複した場合はジャンケンで決定する。対象は第99回でチームエントリーされた選手で、1区から壮絶な「争奪戦」も。なんと西村さんとたむじょーさんが、最強留学生のイェゴン・ヴィンセント(東京国際大)を指名! ジャンケンの結果、たむじょーさんが“出走権”を獲得した。
これで「完全にプランが崩れた」と西村さん。対抗として駒大のエース・田澤廉を1区で獲得した。一方、館澤選手は1区に吉居大和(中大)を指名。館澤は「1校1人縛りです」と告白する。3区では館澤と竹石さんが丹所健(東京国際大)と奪い合いに。ジャンケンの末、こちらは竹石さんが獲得した。竹石さんは1区・石原翔太郎(東海大)、2区・篠原倖太朗(駒大)、3区・丹所と次々指名。実はこちらも「1校1人縛り」だったことが判明。駅伝ファンがうなるオーダーに、西村さんから「オタク」ぶりを指摘されていた。

ジャンケンで選手を争奪する竹石さんと館澤
1度選ばれた選手は選択できないとあって、区間ごとに頭を悩ませる4人。「山区間」経験者の館澤選手と竹石さんは、5・6区は「走り方がきれい」など、マニアックな評価で選んでいた。選手争奪や玄人好みのオーダーに、会場からは拍手が起こる。最後は、4人が予想した箱根駅伝順位パネルにサインを入れて抽選でプレゼント。2時間半に及んだ「駅伝愛」が詰まったイベントが幕を閉じた。
次のゲストに、たむじょーさんから「大八木(弘明)監督や、ヴィンセント選手は?」と話題に上り、会場から大きな拍手も。「じゃあルカ(・ムセンビ)選手に通訳してもらいます」と西村さんも返していた。
参加した館澤は「最初は緊張しましたが、すごく楽しかったです。みなさんのリアクションが良くてうれしかったです。これを機に自分のことも知ってもらいたい」と語る。竹石さんは「駅伝を見るのが本当に好きで、フォームだったり、コアな部分を語れる機会がいただけて良かった」と言い、“監督”として玄人好みの人選に、「あまり注目されなかった中で力のある選手もたくさんいるので、知ってもらえれば」と狙いを明かした。

4人が選んだ「箱根駅伝オーダー」
たむじょーさんは「97年の同世代でイベントができてうれしかったです。次の箱根駅伝100回大会も97年世代で盛り上げていきたい」と意気込む。西村さんは「ドラフト会議ではみなさんの駅伝のことが好きというのが伝わってファンとしてうれしかった」と笑顔を見せる。「駅伝ファンや、駅伝ファン以外の方など、いろいろな方が楽しんでもらえる企画にしていきたいです」と西村さん。次も駅伝ファン必見のイベントとなりそうだ。


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