2022.11.20
全九州高校駅伝が11月19日、鹿児島県指宿市の同市営陸上競技場を発着点に行われ、男子(7区間42.195km)は九州学院(熊本)が2時間6分52秒で2年ぶりに優勝した。女子(5区間21.0975km)は神村学園(鹿児島)が1時間8分26秒で6連覇を達成した。
男子は、1区はインターハイ1500m5位入賞の大牟田(福岡)・谷本昂士郎(2年)が29分50秒で区間賞を獲得。九州学院(熊本)の永本脩(3年)が4秒差で続き、さらに6秒差で大分東明(大分)の松井一(2年)が3位に続いた。福岡県大会で全国初出場を決めた福岡一の舩津類生(2年)も30分05秒で4位。15秒以内に4校が中継する。
九州学院は2区の岩根正悟(2年)が逆転して首位に立ち、大牟田が2位。さらに北山(沖縄)の湧川辰哉(2年)が6位から3位に押し上げ、小林(宮崎)も同タイムでタスキを渡す接戦となり、2秒差に宮崎日大(宮崎)、さらに3秒差に大分東明と混戦の中継となった。
3区に入ると大牟田の山口翔輝(2年)が再びトップに。4区では大分東明のダニエル・ディリツ(3年)が逆転と、めまぐるしく首位が入れ替わる展開に。
その中で常に2位をキープしていた九州学院が、6区で待望の首位返り咲き。そのまま逃げ切り、熊本県大会3位で19年連続の全国出場を逃した悔しさを晴らした。
10秒差の2時間7分02秒で大分東明が2位。九州学院と同じく都大路出場を逃した大牟田が、2時間7分13秒で3位となった。
女子は、1区は昨年の全国高校駅伝1区4位の北九州市立(福岡)・野田真理耶(3年)を中心に展開。福岡県大会で北九州市立を破って3年ぶりの全国出場を決めた筑紫女学園(福岡)は、エースの松本明莉(3年)を3区に配し、県大会でアンカーを走った福山光(2年)を1区に起用した。昨年全国3位の神村学園(鹿児島)は、県大会と同じく田島愛梨(3年)が1区を担当。区間賞は19分20秒で北九州市立の野田が獲得し、14秒差で筑紫女学園・福山が2位、その4秒後に神村学園・田島が続いた。
2区では、筑紫女学園の金森詩絵菜(1年)が14分10秒で区間賞を獲得してトップへ。神村学園の上野優月(3年)も同タイムで区間賞となり、2位に浮上した。
3、4区も筑紫女学園がトップを守ったが、最終5区で神村学園が底力を発揮。4秒差でスタートしたカリバ・カロライン(2年)が一気に逆転すると、そのまま2位に1分以上の差をつける快走を見せ、節目の10回目の優勝を飾った。
筑紫女学園は1時間9分29秒で2位を確保。北九州市立が1時間11分21秒で3位を占めた。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
2025.04.29
100mH田中佑美が予選トップ通過も決勝棄権「故障ではない」昨年の結婚も明かす/織田記念
-
2025.04.28
-
2025.04.26
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.01
-
2025.04.12
-
2025.04.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」
山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]
2025.04.30
【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦
FOCUS! 高校生INTERVIEW 山田大智 Yamada Daichi 西脇工高3兵庫 2025年シーズンが本格的に始まり、高校陸上界では記録会、競技会が次々と開かれています。その中で好記録も生まれており、男子50 […]
2025.04.30
5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場
5月3日に行われる静岡国際のエントリーリストが更新され、現時点で欠場届を提出した選手が判明した。 男子100mはパリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が欠場。坂井は4月13日の出雲陸上で脚を痛め、29日の織田記念の出場も見 […]
2025.04.30
26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得
世界陸連(WA)は4月29日、2026年に新設する「世界陸上アルティメット選手権」の大会500日前を受け、昨年のパリ五輪の金メダリストに出場資格を与えることを発表した。女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)も含 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)