HOME 国内、大学

2022.10.02

男子マイルリレーは早大が2大会ぶり王座奪還!女子・立命大が18年以来のV/日本選手権リレー
男子マイルリレーは早大が2大会ぶり王座奪還!女子・立命大が18年以来のV/日本選手権リレー

◇第106回日本選手権リレー(10月1日~2日/国立競技場)

日本選手権リレーの最終種目となった4×400mリレーは、男子は早大が3分05秒23で2大会ぶり、女子は立命大が3分37秒85で2018年以来の優勝を飾った。

広告の下にコンテンツが続きます

男子は早大が混戦を力強く抜け出した。3週間前の日本インカレでは2位。その時のオーダーと同じ1走・眞々田洸大、2走・新上健太、3走・藤好駿太、4走・竹内彰基が、「悔しかった」と口をそろえる日本インカレの雪辱を果たし、「それぞれが磨いてきた力を発揮できました」と竹内は胸を張った。

4×100mとの「リレー2冠」を目標に掲げて臨んだが、4継は3位に。「『僕たちが4継の分も』と思いましたが、大前祐介監督らコーチ陣から『自分の走りに集中しよう』と言われて集中できた」と新上。5月の関東インカレでは序盤から後手を踏む展開になって7位だったチームは、前半から勝負していくように改善。日本インカレを経て、「高い次元でそれをできたことが勝因です」と新上は振り返る。

タイムの面では、目指していた学生記録(3分03秒71)や早大記録(3分04秒34)の更新はできず、「少し悔しさが残った」と眞々田。それでも、藤好が「前半のスピードに不安があったので、予選は出し過ぎないことを意識していたら前半から行けていなかった。決勝は力感は変えずに、前半から行く意識に変えたらうまく走れた」と言うように、個々がそれぞれの課題をしっかりと修正して勝負を制した。

「決勝の前に主将の三浦(励央奈)先輩から『早稲田はチームで勝つ』と言われました。個の力がリレーとして形となり、チームが形作れるからこそ個もある。来年も全員が残るし、他にもメンバーがいるので、いいチームを作っていきたい」と眞々田が言えば、竹内も「2冠は来年に」ときっぱり。

早大スプリント陣がさらなる飛躍への一歩を踏み出した。

女子の立命大は、1走から松尾季奈、工藤芽衣、吉岡里奈、山本亜美と、2連覇を飾った日本インカレと同じオーダー。400mハードルで日本選手権2連覇中のアンカー・山本は、「他のチームは『立命に勝ちたい』と臨んで来るけど、私たちも勝ちたい、負けたくない。だから、せっかくなら楽しもうと臨みました」。

その言葉通りに、4人は力を発揮。松尾が福岡大に先行を許したものの、「自分のレースに集中して」2番手できっちりと渡す。「前を追うほうが得意」という工藤が、一気にトップを奪った。

そして、「このメンバーで走るのは最後。松尾さんにいい思いを」と吉岡がリードを広げ、その位置をしっかり守ってフィニッシュした山本は「うれしいというより安心しました」と重圧をはねのけホッとした笑顔を見せた。

「関西インカレ、日本インカレ、日本選手権優勝の『3大目標』を初めて達成できました」と工藤。2年生として、「日本インカレ4連覇、学生新も出せるように個々の力をつけていきたい」と力強く語る。

ただ1人の4年生・松尾は、「これが立命として走る最後のレース。日本一を目標にやってきて、日本一を取れてうれしい。1年生の時の先輩がこの大会で優勝し、すごい感動をもらった。先輩たちが残してくれた強い立命を引き継いで、これからもいいチームを作ってほしい」と思いを託した。

◇第106回日本選手権リレー(10月1日~2日/国立競技場) 日本選手権リレーの最終種目となった4×400mリレーは、男子は早大が3分05秒23で2大会ぶり、女子は立命大が3分37秒85で2018年以来の優勝を飾った。 男子は早大が混戦を力強く抜け出した。3週間前の日本インカレでは2位。その時のオーダーと同じ1走・眞々田洸大、2走・新上健太、3走・藤好駿太、4走・竹内彰基が、「悔しかった」と口をそろえる日本インカレの雪辱を果たし、「それぞれが磨いてきた力を発揮できました」と竹内は胸を張った。 4×100mとの「リレー2冠」を目標に掲げて臨んだが、4継は3位に。「『僕たちが4継の分も』と思いましたが、大前祐介監督らコーチ陣から『自分の走りに集中しよう』と言われて集中できた」と新上。5月の関東インカレでは序盤から後手を踏む展開になって7位だったチームは、前半から勝負していくように改善。日本インカレを経て、「高い次元でそれをできたことが勝因です」と新上は振り返る。 タイムの面では、目指していた学生記録(3分03秒71)や早大記録(3分04秒34)の更新はできず、「少し悔しさが残った」と眞々田。それでも、藤好が「前半のスピードに不安があったので、予選は出し過ぎないことを意識していたら前半から行けていなかった。決勝は力感は変えずに、前半から行く意識に変えたらうまく走れた」と言うように、個々がそれぞれの課題をしっかりと修正して勝負を制した。 「決勝の前に主将の三浦(励央奈)先輩から『早稲田はチームで勝つ』と言われました。個の力がリレーとして形となり、チームが形作れるからこそ個もある。来年も全員が残るし、他にもメンバーがいるので、いいチームを作っていきたい」と眞々田が言えば、竹内も「2冠は来年に」ときっぱり。 早大スプリント陣がさらなる飛躍への一歩を踏み出した。 女子の立命大は、1走から松尾季奈、工藤芽衣、吉岡里奈、山本亜美と、2連覇を飾った日本インカレと同じオーダー。400mハードルで日本選手権2連覇中のアンカー・山本は、「他のチームは『立命に勝ちたい』と臨んで来るけど、私たちも勝ちたい、負けたくない。だから、せっかくなら楽しもうと臨みました」。 その言葉通りに、4人は力を発揮。松尾が福岡大に先行を許したものの、「自分のレースに集中して」2番手できっちりと渡す。「前を追うほうが得意」という工藤が、一気にトップを奪った。 そして、「このメンバーで走るのは最後。松尾さんにいい思いを」と吉岡がリードを広げ、その位置をしっかり守ってフィニッシュした山本は「うれしいというより安心しました」と重圧をはねのけホッとした笑顔を見せた。 「関西インカレ、日本インカレ、日本選手権優勝の『3大目標』を初めて達成できました」と工藤。2年生として、「日本インカレ4連覇、学生新も出せるように個々の力をつけていきたい」と力強く語る。 ただ1人の4年生・松尾は、「これが立命として走る最後のレース。日本一を目標にやってきて、日本一を取れてうれしい。1年生の時の先輩がこの大会で優勝し、すごい感動をもらった。先輩たちが残してくれた強い立命を引き継いで、これからもいいチームを作ってほしい」と思いを託した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.07.27

【高校生FOCUS】男子短距離・井手友郎(済美高)U20世界選手権代表選出 狙うはファイナリスト!

FOCUS! 高校生INTERVIEW 井手友郎  Ide Tomoro 済美高3愛媛 滋賀インターハイ直後にU20世界選手権(8月5日~9日/米国・オレゴン)が行われます。高校生も日本代表に名を連ねていますが、今回はそ […]

NEWS 【学生長距離Close-upインタビュー】主力へと成長した國學院大・髙石樹 「三大駅伝全部で結果を残す走りを」

2026.07.27

【学生長距離Close-upインタビュー】主力へと成長した國學院大・髙石樹 「三大駅伝全部で結果を残す走りを」

学生長距離Close-upインタビュー 髙石 樹 Takaishi Itsuki 國學院大2年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。60回目は、國 […]

NEWS 富士北麓ワールドトライアルに昨年9秒台の桐生祥秀、110mH阿部竜希、100mH中島ひとみら登録

2026.07.27

富士北麓ワールドトライアルに昨年9秒台の桐生祥秀、110mH阿部竜希、100mH中島ひとみら登録

日本グランプリシリーズ山梨大会の富士北麓ワールドトライアルのエントリーリストが7月27日、公開された。 男子100mには昨年、この大会で8年ぶり9秒台となる9秒99を出した桐生祥秀(日本生命)のほか、名古屋アジア大会代表 […]

NEWS 走幅跳・テントグルーが2年ぶり自己新の8m66! 400mHドス・サントスは46秒48の今季世界最高

2026.07.27

走幅跳・テントグルーが2年ぶり自己新の8m66! 400mHドス・サントスは46秒48の今季世界最高

7月最後の週末となった25日、26日は各国で選手権大会が行われた。 7月26日に行われたギリシャ選手権の男子走幅跳では東京五輪・パリ五輪金メダルのM.テントグルーが今季世界最高の8m66(+1.0)で優勝した。2年ぶりの […]

NEWS 女子200mジェファーソン・ウッデン21秒69でV、男子800mは17歳ルッケンハウスが初制覇 ライルズは200m9位/全米選手権

2026.07.27

女子200mジェファーソン・ウッデン21秒69でV、男子800mは17歳ルッケンハウスが初制覇 ライルズは200m9位/全米選手権

全米選手権の4日目が7月26日(現地時間)に米国・ニューヨークで行われ、女子200mは東京世界選手権金メダルのM.ジェファーソン・ウッデンが今季ベストの21秒69(+1.0)で優勝した。 ジェファーソン・ウッデンは現在2 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年8月号 (7月14日発売)

2026年8月号 (7月14日発売)

別冊付録 IH観戦ガイド
アジア大会代表一覧

page top