6月26日、オレゴン世界選手権の選考会を兼ねた全米選手権の最終目がオレゴン州・ヘイワードフィールドで行われ、男子400mハードルでは東京五輪銀メダルのR.ベンジャミンが今季世界最高の47秒04で優勝した。
べンジャミンは昨年の東京五輪で世界歴代2位の46秒17をマーク。今季はDL(ダイヤモンドリーグ)ドーハでA.ドス・サントス(ブラジル)に敗れ、リストトップもドス・サントスが占めていたが、今回それを上回る記録で2年連続での全米制覇を果たした。世界選手権では4×400mリレーでのメンバー入りも希望している。
女子200mはA.スタイナーが21秒77(-0.3)の自己新で勝利。同日にジャマイカのS.ジャクソンがこの記録を上回ったが、それまで一時今季の世界リストトップに立った。同800mは東京五輪金メダルのA.ムーが1分57秒16でV。同砲丸投はC.イーリーが20m51の今季世界最高の自己新で、大会記録を樹立して優勝を飾っている。
男子200mはN.ライルズが19秒67(−0.3)で19年ドーハ世界選手権で金メダルを獲得した同年以来の全米選手権制覇。同5000mではG.フィッシャーが13分03秒86の大会新で優勝した。
今大会では男子100mのC.コールマン、同110mハードルのG.ホロウェイ、女子100mハードルのN.アリが決勝を棄権したが、各選手は19年ドーハ世界選手権での優勝によりワイルドカードで今夏の世界選手権への出場権を獲得している。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2025.06.23
200m松本真奈が高校歴代8位の23秒69!!「スムーズに走れた」100m、4継と3冠 100mH竹堂が自己新V/IH中国
◇インターハイ中国地区大会(6月20日~22日/広島・ホットスタッフフィールド広島)3日目 広島インターハイ出場を懸けた中国地区大会の3日目が行われ、女子200mは松本真奈(広島皆実3広島)が大会新記録と自己記録を更新す […]
2025.06.23
女子4×400mRで佐久長聖「思い込め」12年ぶり大会新V 男子200mは清水が制す/IH北信越
◇インターハイ北信越地区大会(6月19~22日/福井・福井県営陸上競技場)4日目 広島インターハイを懸けた北信越大会の4日目が行われ、女子4×400mリレーは佐久長聖(長野)が優勝した。気温33度、平均風速5m以上の強風 […]
2025.06.23
女子三段跳・岡島奏音が12m81w!公認でも東海高校新 男子4×400mRは中京大中京が大会新V/IH東海
◇インターハイ東海地区大会(6月20日~22日/三重・三重交通G スポーツの杜 伊勢)最終日 広島インターハイ出場を懸けた東海地区大会の3日目が行われ、女子三段跳で岡島奏音(皇學館3三重)が3回目に追い風参考ながら12m […]
2025.06.22
東洋大・緒方澪那斗が10000m全体トップ 西村真周も続く/あおもりDC記録会
有力大学の選手が多数エントリーしたあおもりディスタンスチャレンジ記録会が6月22日に行われた。 男子10000m3組目は緒方澪那斗(東洋大4)が28分27秒50の自己新でトップだった。これまでの自己記録は高3の時に出した […]
2025.06.22
ダイソー・岩本真弥監督の『還暦を祝う会』世羅高時代の教え子ら約140人が集って盛大に開催
広島・世羅高を全国高校駅伝で男女を合わせて6度の日本一に導き、現在は実業団のダイソー女子駅伝部を率いている岩本真弥監督の『還暦を祝う会』が6月22日、広島市内のホテルで行われた。 世羅高時代の教え子やダイソーの選手、スタ […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会