2022.06.21
◇インターハイ北関東大会(6月17日~20日/栃木県宇都宮市)
8月に行われるインターハイ出場を懸けた北関東大会の最終日。女子100mハードルは中里百葉(栃木)が13秒68(+1.8)の好記録をマークして優勝を飾った。
予選は14秒08(−0.1)、準決勝は自身初の13秒台となる13秒98(+0.1)でともに組1着だったが、「動きが悪かったです」と満足がいかないレースとなっていた。決勝では「ハードルを意識して高く跳んでしまう」ところを修正し、「攻めて突っ込めました」と13秒68をマーク。「こんなに出ていると思いませんでした」と予想外の記録だった。
中里は中3時の全中チャンピオンだが、高校入学から2年ほど結果を出すことができず、昨年の福井インターハイでは予選落ちと悔しい結果に。「去年のインターハイは何をしに行ったのというくらい遅くて、落ち込みました」。それでも「次に向けてがんばろう」と自分を奮い立たせた中里。「中学の時以上に先生のアドバイスを聞いたり、動画を見たりした」ことが今回の好記録に繋がった。。
今シーズンは「インターバルが走れていなくて、抜き脚を前に持って来られなかった」と言うが、県大会から今大会までに「少し修正ができました」。インターハイに向けては「さらにスプリント力を上げたい」と走力アップを課題とし、「今回より速いタイムで走って、決勝に残りたいです」と再び全国上位を目指していく。
その他では男子110mハードルは工藤晴斗(花咲徳栄3埼玉)が14秒44(+0.4)で優勝。同4×400mリレーは東農大二が県高校記録を0.12秒更新する3分12秒30で制した。女子三段跳は田口侑楽(国際学院2埼玉)が12m21の自己新V。同砲丸投は原志織(樹徳3群馬)が12m74で優勝した。学校対抗は、男子は東農大二が74点、女子は新島学園が52点でそれぞれ制した。
地区大会は全11地区で開催。各種目上位6名(競歩、女子棒高跳、三段跳、ハンマー投は上位4位、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)が全国大会に出場。インターハイは8月3日から7日まで徳島県で開催される。
◇北関東大会優勝者一覧
男子
100m 富樫竜輝(武南3埼玉)10秒53(−0.2)
200m 富樫竜輝(武南3埼玉)21秒47(−0.3)
400m 原田真聡(東農大二3群馬)47秒74
800m 小瀬堅大(川口市立3埼玉)1分53秒22
1500m 小柴裕士郎(水城2茨城)3分53秒06
5000m 小山翔也(埼玉栄3埼玉)14分20秒60
110mハードル 工藤晴斗(花咲徳栄3埼玉)14秒44(+0.4)
400mハードル 栁田聖人(東農大二3群馬)52秒48
3000m障害 本間颯(埼玉栄3埼玉)9分08秒27
5000m競歩 岩城考雲(大田原3栃木)23分06秒63
4×100mリレー 東農大二(群馬)41秒09
4×400mリレー 東農大二(群馬)3分12秒30
走高跳 松田永遠(佐野日大3栃木)1m98
棒高跳 原口顕次朗(前橋育英2群馬)4m90
走幅跳 中村大空(東農大二3群馬)7m59(+1.4)
三段跳 金井晃希(作新学院3栃木)15m06(−0.5)
砲丸投 益井晴輝(西武台3埼玉)15m60
円盤投 益井晴輝(西武台3埼玉)50m65
ハンマー投 日渡陸斗(真岡3栃木)59m91
やり投 島田湧大(波崎柳川3茨城)58m97
八種競技 羽鳥凌生(前橋南3群馬)5684点
女子
100m 五月女光(作新学院3栃木)12秒18(+1.0)
200m 吉永葉月(豊岡3埼玉)24秒77(+0.4)
400m 山内そよ(大宮東3埼玉)55秒72
800m 長島結衣(真岡女2栃木)2分11秒05
1500m 高木なるみ(新島学園1群馬)4分27秒00
3000m 丹野菜々美(埼玉栄2埼玉)9分39秒52
100mハードル 中里百葉(白鴎大足利3栃木)13秒68(+1.8)
400mハードル 阿部友(松山女3埼玉)1分02秒39
5000m競歩 中島橙子(前橋女2群馬)24分32秒76
4×100mリレー 大宮東(埼玉)46秒92
4×400mリレー 大宮東(埼玉)3分45秒12
走高跳 高橋美月(埼玉栄1埼玉)1m73
棒高跳 村田蒼空(前橋女3群馬)4m14
走幅跳 橋本結空(国際学院3埼玉)5m87(+0.7)
三段跳 田口侑楽(国際学院2埼玉)12m21(+0.8)
砲丸投 原志織(樹徳3群馬)12m74
円盤投 草野春(伊奈学園総合3埼玉)39m67
ハンマー投 塩濵咲空(青藍泰斗3栃木)44m95
やり投 入江遥菜(茨城キリスト3茨城)44m45
七種競技 阿部友(松山女3埼玉)4784点
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