2022.06.19
◇インターハイ南関東大会(6月17日~20日/栃木県宇都宮市)
夏の徳島インターハイを懸けた南関東大会2日目に行われた男子砲丸投は、山田暉斗(法政二3神奈川)が17m77の大会新で完勝した。
1週間前のU20日本選手権で、高校生史上5人目の18mプッターとなる18m01を投げていた山田。南関東ではその貫禄を見せ、「1回目から記録を残せて良かった」と言うように17m14でトップに立つ。
「アベレージが上がってきた」という山田。2回目以降も17m台を連発し、5回目に優勝記録を投げた。それでも、「修正しきれなくて一発を出せなかった」と、自身2度目の18m超えに届かず悔しさを見せる。
今季は「技術的にまとまってきた」と好調の要因を挙げる。高校生のうちから“あたり・はずれ”の多い回転投法で抜群の安定感を誇る山田。それでも、「まだ指に引っかかった感じはない」と言うように伸びしろもたくさんだ。
19年の全中王者で、昨年のインターハイは4位。「1回目からしっかり記録を残して優勝を決めて、18m後半から19mを目指していきたいです」と日本一を狙いつつ、「ハマれば高校記録を出せると思います」と、アツオビン・ジェイソン(現・福岡大)が作った19m28の高校記録までも見据えている。
2日目は短距離種目で好記録が連発。女子4×100mリレーは市船橋(千葉)が高校歴代7位の45秒48をマーク。アンカーを務めた佐藤葵唯(3年)は100mを11秒82(-0.3)で制して2冠となった。市船橋は男子4×100mリレーも制覇。男子100mは成田(千葉)がワンツーで、10秒48(+0.6)で高須楓翔(3年)が制して伊橋璃矩(2年)が10秒67をマークしている。男子八種競技は昨年1年生でインターハイを制している高橋諒(桐朋2東京)が高2歴代5位となる5684点で優勝した。
地区大会は全11地区で開催。各種目上位6名(競歩、女子棒高跳、三段跳、ハンマー投は上位4位、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)が全国大会に出場。インターハイは8月3日から7日まで徳島県で開催される。
◇南関東大会2日目の優勝者一覧
男子
100m 高須楓翔(成田3千葉) 10秒48(+0.6)
5000m 綾 一輝(八千代松陰3千葉) 14分07秒73
400mH 高橋良(東海大相模3神奈川) 52秒67
4×100mR 市船橋(千葉) 40秒47
砲丸投 山田暉斗(法政二3神奈川) 17m77=大会新
八種競技 高橋諒(桐朋2東京) 5684点
女子
100m 佐藤葵唯(市船橋3千葉) 11秒82(-0.3)
1500m 近藤希美(東海大相模2神奈川) 4分23秒62
400mH 志水芹菜(市船橋2千葉) 60秒15
4×100mR 市船橋(千葉) 45秒48=大会新
円盤投 大熊紗弥(横須賀大津3神奈川) 41m39

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