
◇第38回U20日本選手権(6月9日~12日/大阪・ヤンマースタジアム長居) 4日目
U20日本選手権の男子走幅跳は、5回目に大会前の自己記録を一気に38cm更新する7m85(+1.5)をマークした渡邉希(筑波大)が、男子フィールド種目では今大会唯一となる大会新記録で全国初タイトルを手にした。
「正直、ハマったなというのが一番の感想です。7m50で3位が目標で、まさか優勝できるとは思っていなかったので、まぐれじゃないかと驚いています」と、本人もびっくりの大ジャンプだった。
宮城・仙台西高出身の渡邉。昨年までのベストは県インターハイでマークした7m43。東北チャンピオンとして臨んだインターハイは決勝に進んだものの10位と入賞と逃していた。この春から筑波大に進学。「冬季から取り組んできたスピード強化と反り跳びから挟み跳びに切り替えた技術がようやくかみ合ってきました」と笑顔で勝因を口にする。
5月初めの記録会で7m47の自己新をマーク。続く関東インカレでは7m26の10位に終わったものの、「そこから最後の走り込む部分でしっかりリズムアップできるようマークを置いて練習を積んできました。5回目は、これまでにない流れ(スピード)で踏切に入れました」と、7m50~70台を一気に飛び越えU20歴代でも13位タイとなる位置まで自己記録を引き上げた。
昨秋のU18日本選手権で8位に入っているが、今回が全国初優勝。「タイトルの名に負けないよう今後も技術を磨いていきたい。まだこれが実力とは思っていません。安定して(7m)60~70台を跳べるようにして、秋の全カレで上位に食い込めるようがんばりたいです」と目標を話す。
今回の優勝でU20世界選手権の代表候補にも名前が挙がることになるが、「大舞台で結果を残せたことは今後の自信になります。U20世界選手権のことは、全然考えていなかったので……。もし選ばれれば、代表に恥じない結果が残せるようにしたいです」と戸惑いつつも、大阪の地でつかんだ自信をステップにさらなる飛躍を誓った。
6回目に追い風参考ながら7m66(+2.1)を跳んだ常泉光佑(中大)が逆転で2位、三段跳に続く2冠を目指した昨年のインターハイ王者の北川凱(東海大)は7m55(+0.4)で3位だった。
◇第38回U20日本選手権(6月9日~12日/大阪・ヤンマースタジアム長居) 4日目
U20日本選手権の男子走幅跳は、5回目に大会前の自己記録を一気に38cm更新する7m85(+1.5)をマークした渡邉希(筑波大)が、男子フィールド種目では今大会唯一となる大会新記録で全国初タイトルを手にした。
「正直、ハマったなというのが一番の感想です。7m50で3位が目標で、まさか優勝できるとは思っていなかったので、まぐれじゃないかと驚いています」と、本人もびっくりの大ジャンプだった。
宮城・仙台西高出身の渡邉。昨年までのベストは県インターハイでマークした7m43。東北チャンピオンとして臨んだインターハイは決勝に進んだものの10位と入賞と逃していた。この春から筑波大に進学。「冬季から取り組んできたスピード強化と反り跳びから挟み跳びに切り替えた技術がようやくかみ合ってきました」と笑顔で勝因を口にする。
5月初めの記録会で7m47の自己新をマーク。続く関東インカレでは7m26の10位に終わったものの、「そこから最後の走り込む部分でしっかりリズムアップできるようマークを置いて練習を積んできました。5回目は、これまでにない流れ(スピード)で踏切に入れました」と、7m50~70台を一気に飛び越えU20歴代でも13位タイとなる位置まで自己記録を引き上げた。
昨秋のU18日本選手権で8位に入っているが、今回が全国初優勝。「タイトルの名に負けないよう今後も技術を磨いていきたい。まだこれが実力とは思っていません。安定して(7m)60~70台を跳べるようにして、秋の全カレで上位に食い込めるようがんばりたいです」と目標を話す。
今回の優勝でU20世界選手権の代表候補にも名前が挙がることになるが、「大舞台で結果を残せたことは今後の自信になります。U20世界選手権のことは、全然考えていなかったので……。もし選ばれれば、代表に恥じない結果が残せるようにしたいです」と戸惑いつつも、大阪の地でつかんだ自信をステップにさらなる飛躍を誓った。
6回目に追い風参考ながら7m66(+2.1)を跳んだ常泉光佑(中大)が逆転で2位、三段跳に続く2冠を目指した昨年のインターハイ王者の北川凱(東海大)は7m55(+0.4)で3位だった。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.21
早大が来春入部選手発表!高校駅伝1区激闘の増子陽太、新妻、本田がそろって加入!
2025.12.21
【大会結果】第76回全国高校駅伝・男子(2025年12月21日)
-
2025.12.21
-
2025.12.20
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.24
箱根駅伝Stories/4年生4人が強力な駒大は前回復路新記録に光明 「優勝に貢献することを第一に」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「チームのために走る」 駒大は3年前の学生駅伝3冠達成を区切りに大八 […]
2025.12.24
箱根駅伝Stories/4年生3本柱が牽引する日体大 創部100周年の年に「シード権前後で粘りに粘ってほしい」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 競い合い力を伸ばす 今季の日体大は平島龍斗、田島駿介、山崎丞の4年生 […]
2025.12.24
箱根駅伝Stories/学生トップクラスに成長した國學院大・野中恒亨 山以外の区間で「自分の強さを出すだけ」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 出雲の快走が飛躍のきっかけ 國學院大OBで、現在も同大を練習の拠点と […]
2025.12.24
セイコーが小学生に「時」と「走り」の特別授業、「時育®セイコーわくわくスポーツ教室」を開催!
セイコーグループは12月下旬、Team Seikoアスリートでセイコースマイルアンバサダーの福島千里さん(女子100m日本記録保持者)を講師に迎えた「時育®セイコーわくわくスポーツ教室」を東京都目黒区の油面小学校で実施し […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳
