HOME ニュース、国内

2022.06.13

兒玉芽生が200m23秒34で連覇!予選の不調「不安」から女王の意地見せる/日本選手権
兒玉芽生が200m23秒34で連覇!予選の不調「不安」から女王の意地見せる/日本選手権

兒玉芽生


◇第106回日本選手権(6月9日~12日/大阪・ヤンマースタジアム長居)

オレゴン世界選手権代表選考会を兼ねた日本選手権の最終日に行われた女子200mは、兒玉芽生(ミズノ)が23秒34(+2.6)で2年連続3回目の頂点に立った。

これが女子短距離界を牽引するスプリンターの底力なのだろうか。昨年100m、200mを2冠していた兒玉。だが、今大会では「勝たなきゃいけない」というプレッシャー、そして春からの不調もあり、100mでも2位に敗れ、200m予選でも24秒11でプラス2番目で拾われて決勝に進んだように、「自分の走り」ができていなかった。

広告の下にコンテンツが続きます

予選を終え「正直不安で、昨日(予選)の夜はへこみましたが、日本選手権最後のレースでやるしかないと切り替えました」と兒玉。最内の2レーンに入ったが、「前半から加速に乗れた」と、一気にスピードを上げてトップへ。100mで敗れている君嶋愛梨沙(土木管理総合)を抑えて優勝を飾った。

これで出場権を持つ4×100mリレーでの世界選手権リレーメンバー入りも濃厚。昨年の東京五輪予選では日本歴代2位の43秒44をマークしたものの、「何もできなかった」兒玉。世界大会の借りは、世界大会でしっかり返す。

◇第106回日本選手権(6月9日~12日/大阪・ヤンマースタジアム長居) オレゴン世界選手権代表選考会を兼ねた日本選手権の最終日に行われた女子200mは、兒玉芽生(ミズノ)が23秒34(+2.6)で2年連続3回目の頂点に立った。 これが女子短距離界を牽引するスプリンターの底力なのだろうか。昨年100m、200mを2冠していた兒玉。だが、今大会では「勝たなきゃいけない」というプレッシャー、そして春からの不調もあり、100mでも2位に敗れ、200m予選でも24秒11でプラス2番目で拾われて決勝に進んだように、「自分の走り」ができていなかった。 予選を終え「正直不安で、昨日(予選)の夜はへこみましたが、日本選手権最後のレースでやるしかないと切り替えました」と兒玉。最内の2レーンに入ったが、「前半から加速に乗れた」と、一気にスピードを上げてトップへ。100mで敗れている君嶋愛梨沙(土木管理総合)を抑えて優勝を飾った。 これで出場権を持つ4×100mリレーでの世界選手権リレーメンバー入りも濃厚。昨年の東京五輪予選では日本歴代2位の43秒44をマークしたものの、「何もできなかった」兒玉。世界大会の借りは、世界大会でしっかり返す。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.05

ナイキから高いサポート性に優れたランニングシューズ「ナイキ ストラクチャー プラス」が登場!

ナイキは、快適さと楽しさを併せ持ったスタビリティシューズであるナイキ ストラクチャー プラスを発売することを発表した。 ナイキではロードランニングシューズをシンプルな3つのカテゴリー(ペガサス、ボメロ、ストラクチャー)に […]

NEWS パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」

2025.12.04

パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」

24年パリ五輪男子20km競歩代表の濱西諒が12月1日に自身のSNSを更新し、所属していたサンベルクスを11月末で退社したことを発表した。 濱西は大阪府出身で、履正社高から競歩に取り組み、国体優勝など早くから頭角を現した […]

NEWS 飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催

2025.12.04

飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催

東京世界選手権男子200m代表の飯塚翔大(ミズノ)が11月30日から12月3日まで、ラオスを訪問。4日にリモートで現地で行った活動について報告会見を行った。 飯塚はJICA(国際協力機構)が進める「スポーツを通じて世界平 […]

NEWS 世界クロカンU20日本代表が決定!新妻遼己、本田桜二郎、宇都宮桃奈ら男女各6名で世界に挑戦

2025.12.04

世界クロカンU20日本代表が決定!新妻遼己、本田桜二郎、宇都宮桃奈ら男女各6名で世界に挑戦

日本陸連は12月4日、米国・タラハシーで開催される世界クロスカントリー選手権(2026年1月10日)のU20日本代表を発表した。 11月30日の京都陸協記録会内で行われた選考会の上位選手を中心に選考され、男子は今季のイン […]

NEWS 世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く

2025.12.04

世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く

世界陸連(WA)が検討していた走幅跳のルール変更案について、選手からの反発などを受けて撤回されたことを英ガーディアン紙が報じた。 走幅跳では、20cmの踏み切り板とその先に10cmの粘土板が敷かれ、踏み切り板と粘土板の境 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top