◇第106回日本選手権(6月9日~12日/大阪・ヤンマースタジアム長居)
オレゴン世界選手権代表選考会を兼ねた日本選手権の最終日に行われた女子200mは、兒玉芽生(ミズノ)が23秒34(+2.6)で2年連続3回目の頂点に立った。
これが女子短距離界を牽引するスプリンターの底力なのだろうか。昨年100m、200mを2冠していた兒玉。だが、今大会では「勝たなきゃいけない」というプレッシャー、そして春からの不調もあり、100mでも2位に敗れ、200m予選でも24秒11でプラス2番目で拾われて決勝に進んだように、「自分の走り」ができていなかった。
予選を終え「正直不安で、昨日(予選)の夜はへこみましたが、日本選手権最後のレースでやるしかないと切り替えました」と兒玉。最内の2レーンに入ったが、「前半から加速に乗れた」と、一気にスピードを上げてトップへ。100mで敗れている君嶋愛梨沙(土木管理総合)を抑えて優勝を飾った。
これで出場権を持つ4×100mリレーでの世界選手権リレーメンバー入りも濃厚。昨年の東京五輪予選では日本歴代2位の43秒44をマークしたものの、「何もできなかった」兒玉。世界大会の借りは、世界大会でしっかり返す。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.06.15
小原響が3000m障害で8分22秒64の日本歴代8位!セイコーGGPに続く自己新マーク
-
2025.06.11
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
2025.05.16
2025高校最新ランキング【女子】
-
2025.05.15
-
2025.05.15
-
2025.05.15
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.15
NCG5000mはアジア選手権5位・荒井七海が13分47秒58で日本人トップ!東海大・永本脩が学生トップ/日体大長距離競技会
第322回日本体育大学長距離競技会兼第16回NITTAIDAI Challenge Games(NCG)の2日目が6月15日に行われ、最終種目のNCG男子5000mはB.キプトゥー(麗澤大)が13分46秒77で1着を占め […]
2025.06.15
小原響が3000m障害で8分22秒64の日本歴代8位!セイコーGGPに続く自己新マーク
6月14日に米国・ポートランドで行われたポートランド・トラックフェスティバルの男子3000m障害で、小原響(GMOインターネットグループ)が日本歴代8位の8分22秒64をマークした。 大会は世界陸連コンチネンタルツアー・ […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会