◇第101回関東インカレ(5月19日〜22日/東京・国立競技場)4日目
関東インカレの4日目に男子400mハードル決勝が行われ、東京五輪代表の黒川和樹(法大)が49秒20で連覇を達成した。
「1台目の入りが今年一番」という黒川はいつも通り前半から積極的に飛ばす。しかし、6台目の歩数の切り替えでリズムが崩れ、「変なレースをしてしまった」。それでも「負ける気はなかった」という黒川は、後ろから迫る陰山彩大(日体大)や出口晴翔(順大)らを抑えた。「49秒20はそんなに悪くない」と、ミスの多かったレースでも「まずまず」と納得の表情だった。
すでにオレゴン世界選手権の参加標準記録を突破済み。6月の日本選手権で3位以内に入れば代表に内定する。「今日の前半で、後半につなげれられれば」と黒川。会心のレースで自己ベスト(48秒68=日本歴代10位タイ)を更新しての代表入りを果たすつもりだ。
◇陰山、出口が好走
2位の陰山は49秒31の好記録。「ケガが続いていたので久しぶりのハードル」という陰山だが、その間に400mの走力を徹底して磨いて自己新につなげた。東福岡高時代にインターハイ2連覇を達成している出口は、高校時代のベスト(49秒90=高校歴代2位)を3年ぶりに更新する49秒77。「やっと高校時代の自分を超えられた」と喜びを語り、「黒川たちと学生でハードルを盛り上げたい」と笑顔を見せた。

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