HOME 国内、大学

2022.05.20

奥村仁志が砲丸投で学生歴代4位の18m26!円盤投と2年連続2冠は56年ぶり/関東IC
奥村仁志が砲丸投で学生歴代4位の18m26!円盤投と2年連続2冠は56年ぶり/関東IC

◇第101回関東インカレ(5月19日〜22日/東京・国立競技場)2日目

関東インカレの2日目に行われた男子砲丸投で、奥村仁志(国士大)が18m26を放って優勝。日本歴代9位、学生歴代4位の好記録だった。奥村は前日の円盤投も制しており2冠。2年連続の投てき2冠は、44回、45回大会(1965、66年)の石田義久(日大、※ハンマー投と3冠)以来、実に56年ぶり2人目の快挙だった。

広告の下にコンテンツが続きます

1投目から4投目まで17mオーバーという安定感を見せていた奥村。だが、6回目に同学年の福田翔大(日大)が17m41を投げて逆転を許した。「それでスイッチが入った」という最終投てき。「技術は考えず、無心で全力で投げました」。学生5人目の18mプッターの仲間入りを果たし、「2冠と自己ベストを達成できて良かったです。4年生の集大成を見せられました」と笑った。

中学時代の国体で、今も残る17m85の中学記録(5kg)を放った奥村。「ターンの加速も良くて、中学以来と言えるくらい、指に砲丸が引っかかった感触があります」と言うほどの快投だった。

回転投法の奥村は、これまで「左に行く傾向があった」。そこで、「ターンから見直して右に少しずらしました。セカンドターンへのつなぎも良くなった」と改善点を挙げる。これで「18mの感覚をつかめたので忘れないようにしたいです」と力強い。

日本選手権では「上位争いをしたいです」と意気込む奥村。今後に向けて、何度聞かれても「自己ベスト」と答えてきた。中学時代と変わらず、昨日の自分より遠くに投げるだけ。「しっかりアベレージを上げていきたいです。(18mは)再現できます」。奥村、そしてアツオビン・ジェイソン(福岡大)ら学生勢が躍進する今シーズン。砲丸投の歴史が動き始めようとしている。

◇第101回関東インカレ(5月19日〜22日/東京・国立競技場)2日目 関東インカレの2日目に行われた男子砲丸投で、奥村仁志(国士大)が18m26を放って優勝。日本歴代9位、学生歴代4位の好記録だった。奥村は前日の円盤投も制しており2冠。2年連続の投てき2冠は、44回、45回大会(1965、66年)の石田義久(日大、※ハンマー投と3冠)以来、実に56年ぶり2人目の快挙だった。 1投目から4投目まで17mオーバーという安定感を見せていた奥村。だが、6回目に同学年の福田翔大(日大)が17m41を投げて逆転を許した。「それでスイッチが入った」という最終投てき。「技術は考えず、無心で全力で投げました」。学生5人目の18mプッターの仲間入りを果たし、「2冠と自己ベストを達成できて良かったです。4年生の集大成を見せられました」と笑った。 中学時代の国体で、今も残る17m85の中学記録(5kg)を放った奥村。「ターンの加速も良くて、中学以来と言えるくらい、指に砲丸が引っかかった感触があります」と言うほどの快投だった。 回転投法の奥村は、これまで「左に行く傾向があった」。そこで、「ターンから見直して右に少しずらしました。セカンドターンへのつなぎも良くなった」と改善点を挙げる。これで「18mの感覚をつかめたので忘れないようにしたいです」と力強い。 日本選手権では「上位争いをしたいです」と意気込む奥村。今後に向けて、何度聞かれても「自己ベスト」と答えてきた。中学時代と変わらず、昨日の自分より遠くに投げるだけ。「しっかりアベレージを上げていきたいです。(18mは)再現できます」。奥村、そしてアツオビン・ジェイソン(福岡大)ら学生勢が躍進する今シーズン。砲丸投の歴史が動き始めようとしている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.04

千葉男子は常盤松が2年ぶり全国切符 山梨は男子の塩山が32年ぶり 女子は櫛形が20回目の全国へ/中学駅伝

12月14日に行われる第33回全国中学校駅伝の出場権を懸けた県大会が、11月1日から3日にかけ、6県で行われた。 1日に行われた千葉県男子は、常盤松が2年ぶり2回目の全国出場を決めた。1区・池田佳十(3年)が区間4位で滑 […]

NEWS 埼玉栄3年連続男女V 女子は1区福山の区間新含む全員好走で1時間8分28秒 男子は安定したレースで9連覇/埼玉県高校駅伝

2025.11.04

埼玉栄3年連続男女V 女子は1区福山の区間新含む全員好走で1時間8分28秒 男子は安定したレースで9連覇/埼玉県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた埼玉県高校駅伝が11月4日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場周辺コースで行われ、埼玉栄が男女Vを果たした。女子(5区間21.0975km)は1時間8分28秒で3年連続28回目の制覇。男子(7区間 […]

NEWS 東海大相模が中盤で抜け出し4年ぶり制覇 女子は白鵬女が2区で首位浮上し5連覇/神奈川県高校駅伝

2025.11.04

東海大相模が中盤で抜け出し4年ぶり制覇 女子は白鵬女が2区で首位浮上し5連覇/神奈川県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた神奈川県高校駅伝が11月3日、横浜市の日産フィールド小机及び付設ハーフマラソンコースで行われた。男子(7区間42.4km)は、東海大相模が大会新となる2時間4分24秒で4年ぶり3回目、女子(5 […]

NEWS 2025年最も輝いたアスリートは!?選手、ファン、メディアみんなで選ぶ「GetsurikuAwards2025」投票スタート!

2025.11.04

2025年最も輝いたアスリートは!?選手、ファン、メディアみんなで選ぶ「GetsurikuAwards2025」投票スタート!

この度、そのシーズンで最も輝きを放ったアスリートを表彰する 「GetsurikuAwards」 を今年も開催します! コンセプトは「最優秀」や「MVP(最も価値のある)」選手ではなく、その年に『最も輝きを放った選手=Cr […]

NEWS 平田2年連続男女優勝!女子はオール区間賞で2連覇 男子は1区から独走で6連覇/島根県高校駅伝

2025.11.04

平田2年連続男女優勝!女子はオール区間賞で2連覇 男子は1区から独走で6連覇/島根県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた島根県高校駅伝は11月2日、浜山公園陸上競技場で行われ、男女ともに平田が制した。女子(5区間21.0975km)は1時間15分41秒で2年連続16回目の優勝。男子(7区間42.195km)は2 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top