◇第101回関東インカレ(5月19日〜22日/東京・国立競技場)2日目
関東インカレの2日目に行われた男子砲丸投で、奥村仁志(国士大)が18m26を放って優勝。日本歴代9位、学生歴代4位の好記録だった。奥村は前日の円盤投も制しており2冠。2年連続の投てき2冠は、44回、45回大会(1965、66年)の石田義久(日大、※ハンマー投と3冠)以来、実に56年ぶり2人目の快挙だった。
1投目から4投目まで17mオーバーという安定感を見せていた奥村。だが、6回目に同学年の福田翔大(日大)が17m41を投げて逆転を許した。「それでスイッチが入った」という最終投てき。「技術は考えず、無心で全力で投げました」。学生5人目の18mプッターの仲間入りを果たし、「2冠と自己ベストを達成できて良かったです。4年生の集大成を見せられました」と笑った。
中学時代の国体で、今も残る17m85の中学記録(5kg)を放った奥村。「ターンの加速も良くて、中学以来と言えるくらい、指に砲丸が引っかかった感触があります」と言うほどの快投だった。
回転投法の奥村は、これまで「左に行く傾向があった」。そこで、「ターンから見直して右に少しずらしました。セカンドターンへのつなぎも良くなった」と改善点を挙げる。これで「18mの感覚をつかめたので忘れないようにしたいです」と力強い。
日本選手権では「上位争いをしたいです」と意気込む奥村。今後に向けて、何度聞かれても「自己ベスト」と答えてきた。中学時代と変わらず、昨日の自分より遠くに投げるだけ。「しっかりアベレージを上げていきたいです。(18mは)再現できます」。奥村、そしてアツオビン・ジェイソン(福岡大)ら学生勢が躍進する今シーズン。砲丸投の歴史が動き始めようとしている。
◇第101回関東インカレ(5月19日〜22日/東京・国立競技場)2日目
関東インカレの2日目に行われた男子砲丸投で、奥村仁志(国士大)が18m26を放って優勝。日本歴代9位、学生歴代4位の好記録だった。奥村は前日の円盤投も制しており2冠。2年連続の投てき2冠は、44回、45回大会(1965、66年)の石田義久(日大、※ハンマー投と3冠)以来、実に56年ぶり2人目の快挙だった。
1投目から4投目まで17mオーバーという安定感を見せていた奥村。だが、6回目に同学年の福田翔大(日大)が17m41を投げて逆転を許した。「それでスイッチが入った」という最終投てき。「技術は考えず、無心で全力で投げました」。学生5人目の18mプッターの仲間入りを果たし、「2冠と自己ベストを達成できて良かったです。4年生の集大成を見せられました」と笑った。
中学時代の国体で、今も残る17m85の中学記録(5kg)を放った奥村。「ターンの加速も良くて、中学以来と言えるくらい、指に砲丸が引っかかった感触があります」と言うほどの快投だった。
回転投法の奥村は、これまで「左に行く傾向があった」。そこで、「ターンから見直して右に少しずらしました。セカンドターンへのつなぎも良くなった」と改善点を挙げる。これで「18mの感覚をつかめたので忘れないようにしたいです」と力強い。
日本選手権では「上位争いをしたいです」と意気込む奥村。今後に向けて、何度聞かれても「自己ベスト」と答えてきた。中学時代と変わらず、昨日の自分より遠くに投げるだけ。「しっかりアベレージを上げていきたいです。(18mは)再現できます」。奥村、そしてアツオビン・ジェイソン(福岡大)ら学生勢が躍進する今シーズン。砲丸投の歴史が動き始めようとしている。 RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.30
3位・大東大はまたも涙 インフル蔓延危機乗り越え強さ示す/富士山女子駅伝
-
2025.12.30
-
2025.12.30
-
2025.12.30
-
2025.12.30
-
2025.12.30
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.30
旭化成・相澤晃、Honda・小山直城、トヨタ自動車・鈴木芽吹 3強のエースが2区で激突!三浦龍司が1区、篠原倖太朗は3区/ニューイヤー駅伝
◇第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/1月1日、群馬県庁発着・7区間100km) 元日に開催される全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の区間エントリーが12月30日に発表された。 広告の下にコンテンツが続 […]
2025.12.30
3位・大東大はまたも涙 インフル蔓延危機乗り越え強さ示す/富士山女子駅伝
◇2025富士山女子駅伝(12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 学生女子駅伝2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が行われ城西大が2時間22分36秒で初優勝を飾った。城西 […]
2025.12.30
東北福祉大が初表彰台の2位!飛躍のシーズン「あとは本当に勝ちたいと思えるかどうか」/富士山女子駅伝
◇2025富士山女子駅伝(12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 学生女子駅伝2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が行われ城西大が2時間22分36秒で初優勝を飾った。城西 […]
2025.12.30
城西大が悲願の初優勝! アンカー・大西由菜が競り勝つ「ここでやらないと一生後悔する」/富士山女子駅伝
◇2025富士山女子駅伝(12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 学生女子駅伝2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が行われ城西大が2時間22分35秒(速報値)で初優勝を飾 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳
