日本陸連は5月13日、2025年の世界選手権の日本開催を目指し、世界陸連(WA)へ承知ファイルを提出したことを発表した。また同日、日本陸連の尾縣貢会長が東京都の小池百合子都知事を訪問。世界選手権の国立競技場開催の意向を説明し、応援要請文を提出した。
東京での世界選手権は1991年に旧国立競技場で開催。男子100mでカール・ルイス(米国)が9秒86の世界新記録で優勝したり、走幅跳でマイク・パウエル(米国)が世界記録を樹立したりするなど歴史に刻まれている。日本勢では男子マラソンの谷口浩美が金メダルを獲得した。
なお、開催計画などについては調整中で、現段階での公表はできないとしている。なお、25年世界選手権の開催地は今夏のオレゴン世界選手権期間中のカウンシル会議にて決定される。
2020年10月に世界陸連のセバスチャン・コー会長が国立競技場を視察した際には「東京で世界選手権できれば」というコメントも残している。
■日本陸連・尾縣貢会長が東京都へ提出した応援要請文 全文
2025世界陸上競技選手権大会の東京招致に向けた応援要請について
平素より本連盟の活動に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
本連盟は、2025年世界陸上競技選手権大会の招致に向け、ワールドアスレティックス(世界陸連)に対して立候補したところです。会場といたしましては、陸上の聖地であり、東京 2020オリンピック・パラリンピック競技大会でも使用された、東京の国立競技場を希望しています。
世界陸上競技選手権大会は、200を超える国・地域から 2,000名のトップアスリートが参加する世界最高峰の陸上競技大会であり、2025大会を日本・東京で開催することは、日本の陸上界・スポーツ文化の発展だけでなく、日本・東京の経済の活性化など、多くの意義・価値を有していると考えます。
本連盟においては、大会招致や万全な大会の実現に向けた検討や対応を鋭意進めているところです。「スポーツフィールド・東京」の実現を目指しておられる貴都におかれましても、ご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.07.12
【男子100m】安田夢雄生(明桜館高) 10秒33=高2歴代9位タイ
-
2025.07.12
-
2025.07.12
-
2025.07.12
-
2025.07.12
-
2025.07.06
2025.06.17
2025中学最新ランキング【男子】
-
2025.06.17
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.12
5000m・山口智規が13分16秒56!! 日本人学生歴代3位!早大新に「記録を更新できてよかった」/ホクレンDC千歳
7月12日、北海道千歳市の千歳市青葉陸上競技場でホクレンディスタンスチャレンジ第3戦・千歳大会が行われ、男子5000mA組では山口智規(早大)が13分16秒56の学生歴代7位のタイムで優勝を飾った。 山口は1週間前の日本 […]
2025.07.12
【男子100m】安田夢雄生(明桜館高) 10秒33=高2歴代9位タイ
7月12日、鹿児島市の白波スタジアムで鹿児島県選手権が行われ、男子ジュニアA100mで安田夢雄生(明桜館高2鹿児島)が10秒33(+1.3)で優勝。高2歴代9位タイの好記録をマークした。 安田は2年前の全中で5位、高校入 […]
2025.07.12
ハンマー投・中川達斗は70m47 マッカーサー・ジョイは64m66 ロサンゼルスの投てき競技会に出場/WAコンチネンタルツアー
7月11日、米国カリフォルニア州ロサンゼルスでWAコンチネンタルツアー・ブロンズのLAスロー・カップが行われ、男子ハンマー投で中川達斗(サトウ食品新潟アルビレックスRC)が70m47で9位にとなった。 5月のアジア選手権 […]
2025.07.12
男子200m ライルズがテボゴ抑えてV! 3ヵ月ぶり復帰戦で19秒88 女子400mボルは今季世界最高/DLモナコ
7月11日、ダイヤモンドリーグ(DL)第10戦の第39回ヘラクレスがモナコで開催され、男子200mでは世界選手権3連覇中のN.ライルズ(米国)が19秒88(-0.8)で優勝した。 27歳のライルズは、昨年のパリ五輪100 […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会