日本陸連は3月9日、第106回日本選手権35km競歩・全日本競歩輪島大会(4月17日/石川・輪島)において、男女の20km競歩を特別レースとして実施すると発表した。
これは今夏のオレゴン世界選手権に向けての措置。20kmの世界選手権の代表選考競技会は終了済みの世界競歩チーム選手権、第105回日本選手権20km競歩と、3月20日の全日本競歩能美大会の3大会だが、これらの大会で3位以内に入った選手が代表選考の候補に挙がるが、出場権を得るためには世界陸連の定める参加標準記録を突破する必要がある。
上記選考3大会で3位以内に入っても参加標準記録を突破できなかった場合は、有効期間となる6月26日までに海外レースなどに参加しなければならない。そのため、「新型コロナウイルスの影響から、今後、渡航できるか不透明であること」(日本陸連)から実施が決まった。
参加資格を持つのは、選考会3大会の上位3人のみ。8時45分にスタートする。20km競歩のオレゴン世界選手権代表は、2月の日本選手権で高橋英輝(富士通)が代表に内定し、残りは2枠。また、世界競歩チーム選手権で金メダルを獲得した山西利和(愛知製鋼)は19年ドーハ世界選手権優勝のためワイルドカードで別途出場資格を持っているため、男子20kmは最大4人が出場できる。
20kmの参加標準記録は男子が1時間21分00秒、女子は1時間31分00秒で、有効期間は2020年12月27日から22年6月26日まで。これとは別にそれぞれ1分早い日本陸連独自の派遣設定記録を定めており、派遣設定記録を突破して選考会日本人最上位は代表に内定する。
![](https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2022/03/POY220220_0029.jpg)
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2024.07.27
混合競歩代表の川野将虎「自分らしい粘り強い歩きで上位を目指したい」/パリ五輪
-
2024.07.27
-
2024.07.26
-
2024.07.25
2024.07.24
やり投・北口榛花がオメガのアンバサダーに就任!パリ代表の阿部兄妹、早田ひなら6人
-
2024.07.20
-
2024.07.02
-
2024.07.24
-
2024.06.28
-
2024.06.29
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.07.27
女子競歩の岡田久美子は調整順調「メダルを狙える位置。新たな挑戦でワクワクしている」/パリ五輪
パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。 2016年リオ、21年東京に続く3大会連続の五輪代表となる女子競歩の岡田久美子(富士通)は「いよいよだなという気 […]
2024.07.27
中大ルーキー・岡田開成が3000m7分55秒41! U20歴代4位の好タイム
7月26日、中大多摩キャンパス競技場で「Summer Night Run Festival in CHUO」が行われ、男子3000mで岡田開成(中大1)が7分55秒41とU20歴代4位のタイムをマークした。 同大会はこれ […]
Latest Issue
最新号
![2024年8月号 (7月12日発売)](https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2024/07/202408cover.jpg)
2024年8月号 (7月12日発売)
W別冊付録
パリ五輪観戦ガイド&福岡インターハイ完全ガイド